■スイフトスポーツ復活 実際どうなのか
2025年3月に発売された「ZC33S ファイナルエディション」を持って販売を終了するスイフトスポーツ。
【画像】超カッコイイ! これが「新スイフトスポーツ」です!(65枚)
いっぽうノーマルモデルの「スイフト」は新型へとフルモデルチェンジしているので、「スイフトスポーツ」にも次期モデルの登場を期待したいところですが、その可能性はあるのでしょうか?
スイフトは2004年から販売されているハッチバック型コンパクトカーです。そのスイフトのなかで、ジュニア世界ラリー選手権(JWRC)への参戦をイメージして誕生したのがスイフトスポーツです。
スイフトスポーツは2005年に登場。JWRCと同じ排気量の1.6リッターのエンジンが搭載されていました。
現行モデルは「ZC33S型」と呼ばれる3代目のモデルで、標準車の生産を2025年2月に終了したほか、「ZC33Sファイナルエディション」という現行モデル最後の特別仕様車が設定され、2025年3月19日に発売されました。
現行型スイフトスポーツのボディサイズは全長3890mm×全幅1735mm×全高1500mm、ホイールベース2450mm。従来とは異なり3ナンバーサイズになりました。
プラットフォームには新世代の「HEARTECT(ハーテクト)」を採用。高剛性化とともに1トンを切る軽量化を実現。
パワーユニットは1.4リッターのターボを採用し、最高出力140ps・最大トルク230N・mを発揮。先代までのNA(自然吸気エンジン)からダウンサイズを図るも、パワーウエイトレシオはさらに向上しています。
さて、いったんはこの3代目モデルで終了となったスイフトスポーツですが、「復活」という形で次期型が近い将来登場する可能性はあるのでしょうか。
筆者(西川昇吾)の結論から言えば、その可能性は非常に低いと思います。
その理由は、最新型であるスイフト現行モデルの各種詳細を見ただけで明白です。もし次期スイフトスポーツが登場するならば、その現行スイフトがベースとなるであろうからです。
2023年末に登場した現行スイフト。プラットホームは「ハーテクト」を受け継ぎ、パワートレインは全面的に新しくなりました。新開発の1.2リッター直列3気筒エンジンはマイルドハイブリッドとのマッチングを考えた効率的なパワーユニットで、今後厳しくなる各種規制に合わせて環境対応も行っています。それに軽量化されたCVTとスズキとして初めてマイルドハイブリッドに対応した5速マニュアルトランスミッションを用意しています。
今後のスポーツモデルは、規制の関係からマイルドハイブリッドを中心に多少の電動化を余儀なくされると言われていますが、プラットホームはキャリーオーバーして、マイルドハイブリッドと組み合わされるマニュアルトランスミッションが登場したことはスイフトスポーツの登場を期待する人もいるでしょう。
しかし、全面的に新しくなったパワートレインは軽量化が徹底されていて、これまでのスイフトスポーツのようなハイパワー&高トルクに耐えられるようなメカニズムではないと言えるでしょう。
そのように考えるとスイフトスポーツらしさを残しながら、次世代に対応するためには最終型が搭載していた1.4Lターボエンジンにマイルドハイブリッドを組み合わせて、既存の6速MTをマイルドハイブリッドにも対応できるようなものにするのが一番現実的と言えます。ただ、これではコストや重量がかさんでしまうのは事実で、望まれるスイフトスポーツになるかは疑問が生じるところです。
そもそも、スイフトスポーツを継続するのであれば、そのままで継続販売されていたのが最適解だったはずです。今回なぜ生産終了になったのかの理由は正式にアナウンスされていませんが、ヨーロッパなどでの環境や騒音規制が理由と言われています。
さらに、スイフトスポーツの次期モデルが近い将来では登場しない「決定的な理由」があります。それは、スパイショットなどが全くと言っていいほど上がっていないことです。
今どき、近々登場する新型車の話題となると、国内外を含めて何かしらのスパイショットはネット上に投稿されていることがほとんどです。しかし、スイフトが新型になって1年半になろうとしている今、それが見受けられないことを考えると、直近でスイフトスポーツが登場する可能性はほぼないと言えます。
ただ、2024年の東京オートサロンでスズキがスポーティーにカスタマイズした現行スイフト「スイフト クールイエローレヴ」を展示したように、ユーザーのリアクションや何かしらの方向性は探っているものと思われます。
具体的なプロトモデルの発表の可能性は薄いですが、秋に行われるジャパンモビリティショーで、コンセプトモデルの登場には期待したいところです。
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みんなのコメント
最近のトレンドはでないとの記事が多いですね
環境対応、電動化対応、現在に至るまでスズキから情報が何もない等が廃盤の理由で目に付きます
内装のプラスチック感等ネガな面も指摘されますが走りの楽しさ、面白さ、コスパは満点、廃盤は残念、惜しいですね。