現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > シビック・タイプR x フォーカス ST(2) 技術力実感のVTEC カーブで輝くFFシャシー

ここから本文です

シビック・タイプR x フォーカス ST(2) 技術力実感のVTEC カーブで輝くFFシャシー

掲載
シビック・タイプR x フォーカス ST(2) 技術力実感のVTEC カーブで輝くFFシャシー

ホンダの技術力を実感するエンジン

ホンダ・シビック・タイプRが自然吸気エンジンでなくなってしばらく経つが、オーバースクエアなシリンダーを持つFL5型の2.0L 4気筒VTECターボは、並外れた能力を宿す。パワフルでバランスに優れ、軽々と吹け上がる。

【画像】FF+MTの傑作ホットハッチ シビック・タイプR x フォーカス ST ベースモデルも 全125枚

42.7kg-mと最大トルクは太いが、回転上昇とともにスリリングさも高まる。ドラマチックでありつつ、時にはジェントルにも扱える。右足の加減で速度管理しやすく、必要になれば間髪入れず反応してくれる。

C519型のフォード・フォーカス ST エディションが積む2.3L4気筒ターボは、ロングストローク。低域トルクが太く、シフトダウンを多少サボってもお構いなし。それでも、アクセルレスポンスは比較すると若干スロー。ホンダの秀でた技術力を、実感する。

コーナリングは水を得た魚のよう

シビック・タイプRは、6速MTの感触もこの上なく素晴らしい。夢に描いたような一体感を醸し出す。シフトチェンジする度に、エンジンを操る喜びにも浸れる。

シフトノブは、優雅と表現したい削り出しのアルミニウム。ゲートへコクリと吸い込まれ、ギアが噛み合わさる様子が手のひらを通じて伝わる。超高解像度で。フォーカス STの6速MTも優秀だが、比べてしまうとゴムのような曖昧さを感じてしまう。

パフォーマンスもそれぞれ異なる。フォーカス STは低域の力強さを活かし、ヘアピンカーブから立ち上がる意欲ぶりへ惹き込まれる。コーナリングは、水を得た魚のよう。サウンドシンポーザーが、吸気音を増幅する。

シビック・タイプRは、パワーの上昇が鮮烈。聴覚体験もクリアでリアル。もっと速く走ろうと、ドライバーを誘惑してくるようだ。ただし、重さは感じないもののボディは大きい。ホイールベースは長く、左右のドアミラーは離れている。

操縦性は軽快 根底にある落ち着いたマナー

グリップは出色で、姿勢制御に無駄はなし。ステアリングの精緻さにも唸る。ナンバー付きのツーリングカー・レーサーのように、カーブではラインへ食らいつき、粘り強く放さない。一層激しく、速く旋回させたいと思わせる。

それでも、敏捷性より安定性の方へ軸足はある。操縦性は軽快だが、落ち着いたマナーが根底にある。往年のシビック・タイプRのような、生粋のエンターテインメント・ハッチバックとは異なる特性だろう。

他方、KW社製の車高調コイルオーバーキットとブレンボ社製ブレーキで武装した、フォーカス ST「エディション」でも、往年のキャラクターは変わらない。より小さく、自然な身軽さを楽しめる。

コーナリングは、期待通りにシャープ。頂点を過ぎた辺りで右足を緩めると、フロントノーズが食い込むように吸い込まれる。リミテッドスリップ・デフをロックさせるのとは別のスタンスで、ストレートを目指せる。

フォーカス STの血気盛んで軽快な面白さ

ステアリングホイールやシフトレバーの感覚的な喜びや、極限を追求したパフォーマンスでは、シビック・タイプRに分がある。対して、血気盛んで軽快な面白さでは、フォーカス STの方が上手だろう。

過去を振り返れば、エンジンが魔法のような魅力を生むモデルもあれば、シャシーが唯一無二の体験を生む非凡なモデルもあった。2025年に生き残った2台も、非常に強い個性を宿す。それを堪能できたことが、実に喜ばしい。

より名残惜しい1台は、と聞かれれば、英国人としてフォーカス ST エディションを筆者は選ぶだろう。とはいえ、FF+MTの走りを磨き上げた、シビック・タイプRも同列で歴史へ名を刻む仕上りにある。

FF+MTのホットハッチ 2台のスペック

フォード・フォーカス ST エディション(英国仕様)

英国価格:4万4000ポンド(約898万円)
全長:4378mm
全幅:1825mm
全高:1454mm
最高速度:249km/h
0-100km/h加速:5.7秒
燃費:19.5km/L
CO2排出量:185g/km
車両重量:1512kg
パワートレイン:直列4気筒2261cc ターボチャージャー
使用燃料:ガソリン
最高出力:280ps/5500rpm
最大トルク:42.7kg-m/3000rpm
ギアボックス:6速マニュアル/前輪駆動

ホンダ・シビック・タイプR(英国仕様)

英国価格:5万1905ポンド(約1059万円)
全長:4595mm
全幅:1890mm
全高:1405mm
最高速度:275km/h
0-100km/h加速:5.4秒
燃費:12.2km/L
CO2排出量:189g/km
車両重量:1429kg
パワートレイン:直列4気筒1996cc ターボチャージャー
使用燃料:ガソリン
最高出力:329ps/6500rpm
最大トルク:42.7kg-m/2200-4000rpm
ギアボックス:6速マニュアル/前輪駆動

文:AUTOCAR JAPAN AUTOCAR JAPAN
【キャンペーン】第2・4金土日は5円/L引き!ガソリン・軽油をお得に給油!(要マイカー登録&特定情報の入力)

こんな記事も読まれています

遊び道具積んで快適に トヨタ・ハイラックス 48Vハイブリッド(2) 揺るがぬ頼もしさ
遊び道具積んで快適に トヨタ・ハイラックス 48Vハイブリッド(2) 揺るがぬ頼もしさ
AUTOCAR JAPAN
騒がしく遅くて断然屈強 いすゞD-マックス AT35(2) 想像以上の高速マナー 思わず惚れる
騒がしく遅くて断然屈強 いすゞD-マックス AT35(2) 想像以上の高速マナー 思わず惚れる
AUTOCAR JAPAN
トヨタ・ハイラックス 48Vハイブリッド(1) 電動アシスト効果は? 現世代ハードを再確認
トヨタ・ハイラックス 48Vハイブリッド(1) 電動アシスト効果は? 現世代ハードを再確認
AUTOCAR JAPAN
無限「シビック・タイプR Gr.B」は軽量パーツと実用トルクアップで速さをさらに追求!
無限「シビック・タイプR Gr.B」は軽量パーツと実用トルクアップで速さをさらに追求!
Auto Messe Web
FSWで「AMG GT63 4マティック+」&「AMG GT63 S Eパフォーマンス」を運転して見えた時速300kmの世界
FSWで「AMG GT63 4マティック+」&「AMG GT63 S Eパフォーマンス」を運転して見えた時速300kmの世界
Webモーターマガジン
【BMW M2 CS】30kg軽量、50ps&50Nm増!さらにMパフォーマンス・パーツ装着で走りは究極の域に #TAS2026
【BMW M2 CS】30kg軽量、50ps&50Nm増!さらにMパフォーマンス・パーツ装着で走りは究極の域に #TAS2026
AUTOCAR JAPAN
航続距離は1世代前 トヨタ・アーバンクルーザー(2) 加速力は充分 期待される水準に数歩足りず
航続距離は1世代前 トヨタ・アーバンクルーザー(2) 加速力は充分 期待される水準に数歩足りず
AUTOCAR JAPAN
VW新型『ゴルフGTIエディション50』英国で販売開始へ 約1000万円から GTI史上最強&最高額を更新
VW新型『ゴルフGTIエディション50』英国で販売開始へ 約1000万円から GTI史上最強&最高額を更新
AUTOCAR JAPAN
【フォルクスワーゲンID.GTIコンセプト】初代ゴルフGTI誕生から50周年!DNAをBEVスポーツにも継承 #TAS2026
【フォルクスワーゲンID.GTIコンセプト】初代ゴルフGTI誕生から50周年!DNAをBEVスポーツにも継承 #TAS2026
AUTOCAR JAPAN
気軽に乗り出せてリラックスした走りが魅力 トライアンフ「スクランブラー900」が2026年モデルで足も電子制御も充実!!
気軽に乗り出せてリラックスした走りが魅力 トライアンフ「スクランブラー900」が2026年モデルで足も電子制御も充実!!
バイクのニュース
今ならBMW M2のご予算で アストン マーティン DB11 ゲームチェンジャー級の完成度【UK中古車ガイド】
今ならBMW M2のご予算で アストン マーティン DB11 ゲームチェンジャー級の完成度【UK中古車ガイド】
AUTOCAR JAPAN
【ホンダGL400/500シリーズを振り返る】1980年代に向けて、ホンダはなぜ縦置きVツインを作ったのか?
【ホンダGL400/500シリーズを振り返る】1980年代に向けて、ホンダはなぜ縦置きVツインを作ったのか?
モーサイ
【価格は約612万円から】超多能なGTを格安に ポルシェ・パナメーラ(971型) UK中古車ガイド 実用的なワゴンも
【価格は約612万円から】超多能なGTを格安に ポルシェ・パナメーラ(971型) UK中古車ガイド 実用的なワゴンも
AUTOCAR JAPAN
まさかの約50年ぶり快挙! メルセデス・ベンツ『CLA』が欧州カー・オブ・ザ・イヤー2026受賞 最終候補7台の評価は?
まさかの約50年ぶり快挙! メルセデス・ベンツ『CLA』が欧州カー・オブ・ザ・イヤー2026受賞 最終候補7台の評価は?
AUTOCAR JAPAN
キャノピー積めば走る基地 いすゞD-マックス AT35(1) 日本未導入の強化ハードとは?
キャノピー積めば走る基地 いすゞD-マックス AT35(1) 日本未導入の強化ハードとは?
AUTOCAR JAPAN
トヨタ・アーバンクルーザー(1) 見た目は本格派SUV スズキeビターラと共有ハードをチェック
トヨタ・アーバンクルーザー(1) 見た目は本格派SUV スズキeビターラと共有ハードをチェック
AUTOCAR JAPAN
【ホンダ ウイングGL500カスタム(1979)】回顧試乗。「クセ強」を連想させた縦置きVツインは、実は驚異の乗りやすさだった!
【ホンダ ウイングGL500カスタム(1979)】回顧試乗。「クセ強」を連想させた縦置きVツインは、実は驚異の乗りやすさだった!
モーサイ
大幅に改良されたアウディ A4(B8)には、BMW 3シリーズへの対抗心があった【10年ひと昔の新車】
大幅に改良されたアウディ A4(B8)には、BMW 3シリーズへの対抗心があった【10年ひと昔の新車】
Webモーターマガジン

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

193 . 7万円 235 . 2万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

38 . 0万円 278 . 8万円

中古車を検索
ホンダ シビックの買取価格・査定相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

193 . 7万円 235 . 2万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

38 . 0万円 278 . 8万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村