アストンマーティンのフェルナンド・アロンソは、F1エミリア・ロマーニャGPの決勝レースを5番グリッドからスタートしたものの、最終的には11位でのフィニッシュとなりまさかの無得点。「僕は世界で最も不幸なドライバーだ」と無線で訴えた。
アロンソは今回のレースについて、レース中盤に出されたバーチャル・セーフティカー(VSC)のタイミングが最悪だったと語った。
■F1分析|角田裕毅、"10台抜き”10位入賞も優れなかったレースペース。今回の苦悩を糧に、前進を期待
今季ここまで1ポイントも獲得できていなかったアロンソ。しかしアストンマーティンは今回のエミリア・ロマーニャGPに大規模なアップデートを投入……その効果か、予選ではアロンソ5番手、チームメイトのランス・ストロールも8番手と、今季これまでのグランプリと比べると、一歩前進したように感じられた。
決勝レースでもアロンソは5番手をキープし、12周目にアンダーグリーンでピットイン。タイヤ交換を終えた。
しかしこの戦略が、結果的にはアロンソ上位進出の可能性を奪った。レース中盤にエステバン・オコン(ハース)がコース脇にストップしたことで、バーチャル・セーフティカーが出動。まだタイヤ交換を済ませていなかったマシンは、ポジションを落とさずにタイヤ交換するチャンスを掴み、アロンソは実質的にポジションを落とすことになった。しかもアロンソはこのタイミングでタイヤ交換を行なわなかったため、どんどんポジションを落としていくことになった。
最終的には、10番手を行く角田裕毅(レッドブル)にプレッシャーをかけたがオーバーテイクにまでは至らず。結果的に11位でのフィニッシュとなった。
「今日はマシンがとても力強かった。スタートも良く、ノリス(ランド・ノリス/マクラーレン)とラッセル(ジョージ・ラッセル/メルセデス)のすぐ後ろを走ることができた。実際、ラッセルは僕らよりも少し遅かった。自分が上位にいて、それほど競争力があるというのは信じられなかった」
アロンソはそう語った。
「それで僕らはピットインした。2台とも問題なかったし、今日は6位と7位を確保できると思ったよ」
「でもその後で出たVSCが、まだピットストップしていなかったドライバーたちに、フリーストップのチャンスを与えてしまった。彼らは新しいタイヤを履いて僕らの目の前でピットアウトしてきた……そこで、僕らのレースは終わってしまったよ」
「100個シナリオがあったとしたら、そのうち99のシナリオで、僕らは問題なくポイントを手にできていたはずだ。でも、ポイントを獲得できないひとつのシナリオが、実際には起きてしまった」
「僕らにとってはVSCのタイミングが悪かった……それだけだ」
そのVSCの時に、自分もピットインすることは考えなかったのかと尋ねられたアロンソは、瞬時に決断を下すのは難しかったと語った。実はアストンマーティンは、予選Q3でミディアムタイヤを使うという戦略を採るなどしたため、新品タイヤの残りセット数がゼロという状況で決勝を迎えていた。そのため選択肢も限られており、そのことも判断の難しさを助長したかもしれない。
「VSCが出た当時は集中力が途切れていたので、決断を下すのは本当に難しかった」
そうアロンソは語る。
「でも最終的には、マシンは超強力だったと思う。残り9周でニコ(ヒュルケンベルグ/ザウバー)、ローソン(リアム・ローソン/レーシングブルズ)、ガスリー(ピエール・ガスリー/アルピーヌ)の3台をオーバーテイクできた」
「普段は中団グループにいるけど、彼らは今日、僕らと比べてとても遅かった。それは、僕らにとってとても良い兆候だ。でも、ポイントは獲れなかった」
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