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これで十分!? 3年落ち快適装備付き車の現実

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これで十分!? 3年落ち快適装備付き車の現実

車のニュース [2023.08.10 UP]


これで十分!? 3年落ち快適装備付き車の現実
レジャーシーズン真っ盛り。愛車での長距離移動時は誰もが快適かつ安全に過ごしたいと思っていることだろう。しかし、クルマの快適装備や安全装備というものは世の中にごまんとある。現実的にどれが便利で使いこなせる装備なのだろうか。3年落ち前後のねらい目のモデルをベースに、快適装備の使い勝手について考えてみようではないか。

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構成・文/フォッケウルフ、撮影/木村博道
(掲載されている内容はグー本誌 2023年7月発売号掲載の内容です)


現在のレヴォーグにはこれだけの快適装備が付いているが───
「ぶつからないクルマ」というフレーズで一躍有名になったのが、スバルの運転支援システム「アイサイト」。2023年現在ではそれが「アイサイトX」となり、多方面で進化を果たしている。安全装備の価値観が定着した今となっては、軽自動車でも各種運転支援システムを用意しているのが当たり前だが、すべてのユーザーが高価な上位グレードを選んだり、オプションで快適・安全装備を装着するわけではない。レヴォーグのデータを調査した。



アイサイトX
最新鋭の機能を備えた高度な運転支援システム
 現行型レヴォーグにおいて、渋滞時発進アシストやカーブ前速度制御、ハンズオフ運転まで実現する「アイサイトX」はグレード名に「EX」が付くモデルのみに搭載される。新車価格で約40万円高くなるが人気は高く、3年前の現行型登場時から90%以上のユーザーがこれを選んでいる。


ドライブモードセレクト
好みや気分で愛車の快適性を自在にセレクト
 コンフォート/スポーツなど4つのモードを選ぶことができ、さらに縦型ディスプレイに表示される制御項目の特性を自由に設定できるモードまで備えた同機能。アイサイトXほど多くはないが、それでも約半数のオーナーがこれを選び、装着率は現在もほぼ変わらず。


ドライバーモニタリングシステム
車内に搭載されたカメラがドライバーの目線をキャッチ!!
 車内のカメラがドライバーの顔を認識して、脇見や居眠りに対して警告してくれる機能。アイサイトX搭載グレード以外ではメーカーオプションで設定される。


スバルスターリンク
もしものときにSOSを発して乗員を助けてくれる!
 上記ドライバーモニタリングシステムとセットオプション設定となる同機能。事故などアクシデント発生時に自動通報したり、SOSコールなどができる契約サービスで、中古車でも後日サポートセンターへ契約を申し込むことができる。こちらもオーナーの意識は高く、3年前から装着率90%以上となっている。




現行型車は運転支援システムが必須となっている!?
 レヴォーグの例を見ると、やはり3年前の年式であっても、快適・安全装備の装着率は高いことがわかる。このあたりは新車購入者の先見性の高さのおかげでもあるが、中古車購入を検討中の人は装備率が決して100%ではないということは知っておきたい。ホンダのヴェゼルやN-BOXなどにおいても「ホンダセンシング」は標準装備となっており、近年の新型車は運転支援システムの搭載が必然となっていることがわかる。


その装備の使用シーンを想像して購入を考えたい
 快適・安全機能の“線引き”というのは難しい。なぜなら、その機能を使いこなせるか、そもそも必要としているかどうかは、ユーザーの運転の仕方はもとより、運動能力や感覚によっても違ってくるからだ。
 たとえば、近年は搭載されていることが多いACCだが、せっかく装備されていても「使っていない」という声がよく聞かれる。そもそも高速道路を利用する機会が頻繁にあるかどうか、そして、走行中の操作が必要で、動作を誤れば事故につながるという危機感から躊躇してしまうのだという。ボタン操作で駐車枠に車両を半自動で入れることができる駐車支援機能も同様に走行中だが、こちらはまだ低速ということで比較的怖さは少ない。ただ後者は、自分で操作したほうが早いという理由でやはり使用者数は多くないという。
 クルマは技術の塊なので、常に新しい装備が更新されていく。ACCでも駐車支援機能でも、はたまたブラインドスポットモニターでも、新技術に心がときめくのはクルマ好きなら当たり前のことだ。購入する際に、本当に自分がその機能を使うかどうか考えるのはもちろん、もしそういった機能付きのクルマを手に入れたなら、まずは一度試してみてほしい。きっと、どれも運転を快適にして、どれも楽しめる機能だから。



3年落ち快適装備付き車の中古車事情
新車において快適・安全技術の普及がすっかり進んだことは先に述べたとおりだが、中古車ではどうか。ここではよく「ねらい目」とされる3年落ちの中古車各モデルにおいて、これら快適・安全装備がどれくらい装着されているか、本当にねらい目と言っていいのか考察してみたい。


 以下の7台は、どれも話題となり、新車販売時からある程度、快適装備や安全装備が設定されていたモデルたち。中古車では新車購入して最初の車検を迎える3年落ちの物件がねらい目という定説に基づき、3年前から販売されているこれらのモデルをピックアップした。
 また、今回紹介する快適・安全装備は、ACC、パークアシスト(駐車支援装置)、レーンキープアシスト、バックカメラ、ブラインドスポットモニター、ペダル踏み間違い防止支援装置の6点。ACCとセット装備されることが多い自動ブレーキや、エアバッグやABSといった基礎安全装備は、3年前ともなればもう当たり前となっているので割愛した。
 俯瞰的に眺めて見ると、あまり長距離運転に使用されない軽自動車やコンパクトカーでは、ACCの搭載率が高くないことがわかる。しかし逆に言えば、そういったジャンルのモデルでも3年落ちであればACCは設定されているということ。一度使ってみればその快適性はなくてはならないものとなるだけに、あえてACC搭載車両を探すのも一興である。
 一方、ブラインドスポットモニターやペダル踏み間違い防止支援機能など、安全面で寄与する装備も現代では不可欠となった。特に高齢者が運転することもある家庭では、中古車購入時にこういった装備を重視して探すのもおすすめだ。



トヨタ ヤリス(現行型)
 欧州でのネーミングに変更された元「ヴィッツ」で、コンパクトサイズのハッチバック。デザインはよりダイナミックになり、直列3気筒エンジンベースの3種類のパワーユニットを設定する。
中古車中心相場 100万~210万円

中古車市場のようす
 中古車流通台数は約1800台。そのうちACC搭載車は約300台のみ。これ1台で生活するのであれば、あって損はないし積極的にACC搭載車を選びたい。一方で、小型車ながら、ブラインドスポットモニターが全車標準搭載されているのはうれしい。



トヨタ ハリアー(現行型)
 日本における高級SUVの草分け的な存在で、4代目となる現行型は2020年6月に登場。従来モデルから踏襲する内外装の上質感に加えて、デザインはより先鋭的でアーティスティックになった。
中古車中心相場 310万~420万円

中古車市場のようす
 登場から3年が経ち、ちょうど流通台数が多くなる時期だが、さすが高価でも人気車ということで約2000台が流通している。ACCは半数となる約1000台に搭載されていて、パークアシスト搭載車は少し少なめで約260台となっている。



日産 ルークス(現行型)
 軽で人気のスーパーハイトワゴンで、現行型は2020年3月に発売された。三菱のeKスペースやeKクロス スペースの兄弟車で、オーテックやハイウェイスターなど日産オリジナルグレードもある。
中古車中心相場 90万~180万円

中古車市場のようす
 流通台数は多めの約2400台だが、軽自動車ということでACC搭載車両は650台程度となっている。バックカメラ搭載車は約1600台で、後方視界をクリアにするために多くのユーザーが選んだようだ。ペダル踏み間違い防止支援装置は全車標準搭載。



日産 スカイライン(現行型)
 日本が世界に誇るスポーツセダン。13代目となる現行型は2013年に登場しているロングセラーモデルだが、「プロパイロット2.0」を設定したマイナーチェンジが2019年に行われている。
中古車中心相場 90万~500万円

中古車市場のようす
 流通物件約460台のうち、プロパイロット2.0を含むACC搭載物件は170台足らず。ちなみに、プロパイロット2.0を搭載するハイブリッドモデルは2022年に新車のラインアップから姿を消している。パークアシスト機能搭載車も少なく約30台となっている。



ホンダ アコード(最終型)
 ホンダを代表するミドルクラスサルーンで、10代目モデルは、2020年2月に「ホンダセンシング」を全車標準装備するハイブリッドカーとして登場。国内では2023年1月をもって生産終了となった。
中古車中心相場 340万~430万円

中古車市場のようす
 わずか3年だけ生産されたモデルということで、流通在庫は14台のみ。パークアシストがないのは残念だが、それ以外はホンダセンシングに含まれ、先行車発進通知機能やオートハイビーム、ドライバー注意力モニターまで搭載されている。



スバル レヴォーグ(現行型)
 レガシィのDNAを受け継ぐスポーティワゴンで、現行型は2020年11月に登場。アイサイトXの搭載で注目を集めた。国産車では少なくなったミドルワゴンとして、現在では貴重な存在となっている。
中古車中心相場 220万~370万円

中古車市場のようす
 流通在庫は約250台と多くないが、まもなく3年目を迎えることから、流通量は増えていくと予想される。快適・安全装備は、パークアシストを除き、機能の範囲の差こそあれどほぼ設定されている。アイサイトXの装備率が高いことはうれしい。



スズキ ハスラー(現行型)
 ハイトワゴンとSUVを組み合わせた新ジャンルの軽自動車として誕生。丸目ライトのキュートなデザインが好印象でヒットモデルとなった。2020年登場の2代目もキープコンセプトである。
中古車中心相場 110万~180万円

中古車市場のようす
 現在市場には約2100台の現行型ハスラーが流通しているが、ACCを装着している物件は全体の4分の1となる約500台。高速道路に乗る機会が多いユーザーであれば、ここをねらいたい。ブラインドスポットモニター的な装備はなし。

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32件
  • 岸田のせいで日本人、総貧乏。
    パリでオバハン研修?
    自民党のせいで日本は破産します。
    中古車でも買って乗れる人は上級国民。
    岸田には一秒でも早く辞職してもらいたいものだが。
  • 内容はグーな記事じゃなかった・・・
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