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F1分析|圧勝もまだまだ余裕残しだったレッドブル。”超高速市街地”アゼルバイジャンでも陰らない強さ

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F1分析|圧勝もまだまだ余裕残しだったレッドブル。”超高速市街地”アゼルバイジャンでも陰らない強さ

 F1アゼルバイジャンGPは、レッドブルが後続に大差を付ける圧勝。勝ったセルジオ・ペレスは、3位に入ったシャルル・ルクレール(フェラーリ)に、20秒もの大差をつけた。

 しかしレース中のペース推移を見ていくと、実に慎重な戦いぶりだったように思える。

■フェルスタッペン、ピットストップの判断に疑問符「何か違うことができたのか調べる」

 それが読み取れるのが、各車がタイヤをハードに交換した後のレッドブル2台のレースペースである。

レースペースで見えてくるレッドブルの余裕

 このグラフは、F1アゼルバイジャンGPでの上位5台と、9位ランド・ノリス(マクラーレン)、10位角田裕毅(アルファタウリ)のレースペースをグラフ化したものだ。青の実戦がマックス・フェルスタッペン、青の点線がペレスである。

 アルファタウリのニック・デ・フリーズがクラッシュしたことで、セーフティカーが出動。このタイミングで各車がスタート時のミディアムタイヤから、ハードタイヤへと履き替えた。

 そしてレースが再開されたのが14周目からである。そこからしばらくの間、レッドブルの2台のペースは横並び。1分45秒台後半のラップタイムを連続させている。

 一方で3番手のルクレールと4番手のフェルナンド・アロンソ(アストンマーチン)は徐々にペースを上げ、レッドブル2台のペースに近付いていった。そしてこの2台のペースがレッドブルと同じレベルに達したタイミングで、レッドブル勢はペースアップ。最終的に大きな差をつけた。

 つまりハードタイヤでの走り始めは、実に慎重なペースを刻んでいたということが想像できる。

 これはおそらく、今回の週末は新しいフォーマットで行なわれたためにフリー走行が1回しか設定されておらず、タイヤのロングランにおけるパフォーマンスを評価できていなかったからだろう。

 実際レッドブル勢は、ハードタイヤを1回も使わずに決勝へと駒を進めている。もしハードタイヤのもちが悪ければ2セット投入することもできるように、新品タイヤを2セット残すという念の入れようだった。

 ただ、予想以上にハードタイヤがもつことが確認できたためペースを上げた。そういうことだろう。

 今後もレッドブルの強さはまだまだ続いていきそうだ。

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