FIA F2に参戦するビルトゥジ・レーシングは2月25日、インビクタ・ウォッチ・グループとの長期にわたる戦略的パートナーシップ締結を発表。この提携により、チーム名称を『インビクタ・ビルトゥジ・レーシング』に変更すると明らかにした。
2012年、イギリス・ノーフォークで立ち上がったレーシングチームは、当初『ビルトゥジUK』の名称でAUTO GPに参戦。2015年よりGP2に参戦するロシアンタイムのチーム運営を担当し、2017年シーズンのFIA F2ではロシアンタイムのチームタイトル獲得に貢献した。
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2018年にロシアンタイムが撤退後、単独チーム『ユニ・ビルトゥジ』としてFIA F2に参戦し、2019年から3シーズンにわたりチームランキング2位を獲得。F1直下のFIA F2において強豪の一角に数えられた。
2022年シーズンは、ビルトゥジ・レーシングの名称でエントリーし、アルピーヌ育成のジャック・ドゥーハン、そして日本の佐藤万璃音を起用。2023年シーズンはドゥーハン、アムーリ・コルデールという体制でFIA F2に挑むこととなったが、2023年シーズンの開幕を直前に控え、またしてもチーム名称が変更されることとなった。
インビクタは1837年にスイスで創業したインビクタ・ウォッチ・グループのフラッグシップブランド。同社は、「インビクタは、チームとFIA F2の知名度を上げるため、マーケティング活動や活性化にも大きな投資を行う予定だ」としており、今後の展開にも注目したい。
また、今回のパートナーシップ締結を記念し、インビクタは限定ウォッチコレクション制作を予定している。なお、インビクタは今季FIA F2にファン・アメルスフォールト・レーシングから参戦するファン・マヌエル・コレアとのパートナーシップ延長も発表。コレアは2023年シーズンまでインビクタのブランドアンバサダーを務めるとしている。
インビクタ・ウォッチ・グループのCEO、エヤル・ラロは、「この提携は、インビクタ・ウォッチ・グループのレースへの関与という点での、大きな前進を意味する。世界でもっとも急速に成長している時計ブランドのひとつとして、また、時計コレクターのコミュニティが継続的に成長しているからこそ、FIA F2、ビルトゥジ・レーシング、そしてインビクタは理想的なマッチングを実現したと言える」とコメント。
「“計時”はこのスポーツに不可欠な要素であり、1837年に設立されたスイスの歴史あるブランドは、精密な計時を実現する上で完璧にマッチしていると言える。インビクタのコレクターはスポーツ、特にモーターレースが好きであり、私たちもという組織が好きだから、このパートナーシップは当然のことだ」
ビルトゥジ・レーシングCEOのデクラン・ロハンは、「インビクタ・ウォッチ・グループと提携を大変うれしく思う。FIA F2が世界中で急速に成長するにつれ、グローバルブランドがこのシリーズへの関与することは必然的なことだ。インビクタは、我々の考えや価値観を共有しつつ、FIA F2では見られなかったレベルにまで、チームの知名度を高めてくれると確信している」とコメントしている。
両者の提携は、3月3~5日に開催される2023年シーズンの開幕戦、バーレーン大会から開始される。新たなパートナーを得たビルトゥジ・レーシングは、どのような走りを見せるだろうか。
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アメリカとかでは高校生くらいがつける時計って聞いたが。