現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > 走りを楽しめ家族で遊べる ランドローバー・ディスカバリー・スポーツ(2) 一線を画す走破性

ここから本文です

走りを楽しめ家族で遊べる ランドローバー・ディスカバリー・スポーツ(2) 一線を画す走破性

掲載
走りを楽しめ家族で遊べる ランドローバー・ディスカバリー・スポーツ(2) 一線を画す走破性

家族4名での遠出も不満なしの動力性能

小変更を受けた、2代目ランドローバー・ディスカバリー・スポーツ。D200は、2.0L 4気筒ディーゼルターボのマイルド・ハイブリッドで、203psと43.7kg-mを発揮する。これだけあれば、家族4名での遠出やキャンプでも、まったく不満はないだろう。

【画像】上質さも妥協なし ランドローバー・ディスカバリー・スポーツ 競合クラスのSUVたち 全121枚

0-100km/h加速は8.3秒で、鋭いダッシュを披露するとまではいえないものの、充分な余裕を感じさせる。クルーズコントロールはシームレスに機能し、高速道路での安心感へ大きく貢献。高い速度域でも、エンジンが気張っている様子は感じられない。

ただし低速域では、やや荒めのエンジンノイズが響き、9速ATの変速がぎこちなくなる場面も。高速道路での追い越し時は、最適なギア選びに若干もたつく印象があった。

プラグイン・ハイブリッド、P270eの洗練度は高い。エンジンとモーターがシームレスに切り替わり、軽快な加速を披露する。3気筒ガソリンターボのノイズは耳に届くが、静かな風切り音や転がり音の印象を、削ぐほどではない。

マイルドな操縦性 乗り心地は全般的に良好

操縦性は、ランドローバーらしいマイルドなもの。ステアリングのレシオはスロー気味で、同クラスのSUVで比較しても、機敏な回頭性を見せるわけではない。

それでも乗り心地は全般的に良好で、速めの流れに合わせた、流暢な移動を叶えてくれる。高速道路の速度域では、乗り心地はしっとり上質。カーブでのボディロールは小さくないものの、傾きは節度あるもの。高められた悪路性能との、引き換えといえる。

速度域の低い市街地では、若干路面の凹凸を拾い気味。強めの揺れが伝わる場合もある。車重が重くなるプラグインHVでは、その傾向が強いようだ。

積極的にワインディングを走らせると、オールシーズン・タイヤのグリップ力が物足りなくなるが、四輪駆動システムが挙動をなだめてくれる。アクセルペダルやステアリングホイールの重み付けは調和しており、全体的な運転体験は好ましい。

ライバルと一線を画す悪路での走破性

アダプティブダンパーを組むことも可能で、コンフォート・モード時は路面の不正を見事に均してくれる。とはいえ21インチ・ホイールを履くと、鋭い入力を抑えることは難しいようだった。

オフロードでの走破性は、深いデパーチャー(リア側)とブレークオーバー(ホイールベース間)のアングルが担保。最大渡河水深は600mmあり、ライバルと一線を画す。

燃費は、P270eのカタログ値で65.6km/L。こまめに駆動用バッテリーを充電すれば、この数字に届くかもしれないが、充電が切れると3気筒エンジンの負荷は大きく増えてしまう。

D200では14.1km/Lがうたわれ、現実的に達成することは難しくない。マイルドHVとして、もう少し伸びても良いとは思うが。

プレミアムSUVとしての競争力を堅持

フェイスリフトを経て、プレミアムSUVとしての競争力を堅持するディスカバリー・スポーツ。より快適で高効率、高速なライバルもあるとはいえ、クラスリーダーのグループに含まれることは間違いない。

インテリアは、小変更で車載機能の操作がタッチモニターへ集約され、明確な恩恵を受けたとはいい難い。プラグインHVの電気だけで走れる距離や、マイルドHVの燃費も、一層を期待したいところではある。

アウディQ5に、BMW X3、ボルボXC60など、魅力的なライバルは多い。それでもランドローバーらしい個性へ共感できれば、楽しく快適なSUVライフを過ごせるだろう。

◯:クラス最高水準のオフロード性能と、優れたオンロード性能を両立 実用的な車内空間
△:タッチモニターに集約され、フェイスリフト前より操作性は悪くなった よりエネルギー効率の良いライバルはある

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油7円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

黄色い跳ね馬、フェラーリ83号車が総合優勝! ポルシェがフェラーリの表彰台独占阻む|ル・マン24時間
黄色い跳ね馬、フェラーリ83号車が総合優勝! ポルシェがフェラーリの表彰台独占阻む|ル・マン24時間
motorsport.com 日本版
トップ4台が30秒以内の歴史的大接戦! クビサ組フェラーリ499Pが第93回ル・マン24時間を制す
トップ4台が30秒以内の歴史的大接戦! クビサ組フェラーリ499Pが第93回ル・マン24時間を制す
AUTOSPORT web
ル・マン24時間決勝速報|フェラーリ83号車が総合優勝! トヨタは7号車が6位フィニッシュ
ル・マン24時間決勝速報|フェラーリ83号車が総合優勝! トヨタは7号車が6位フィニッシュ
motorsport.com 日本版
登録済み未使用車は輸入車天国!? 未使用中古車で輸入車にお得に乗る
登録済み未使用車は輸入車天国!? 未使用中古車で輸入車にお得に乗る
ベストカーWeb
マレーシアからの刺客がクラブマンクラスを制す! プロも激闘を繰り広げたGR86/BRZ Cup第3戦の予選がスポーツランドSUGOにて開催
マレーシアからの刺客がクラブマンクラスを制す! プロも激闘を繰り広げたGR86/BRZ Cup第3戦の予選がスポーツランドSUGOにて開催
WEB CARTOP
多走行車にも威力を発揮! オイル添加剤はいつから、何kmごとに入れるのが正解なのか【ベストカーアーカイブス2014】
多走行車にも威力を発揮! オイル添加剤はいつから、何kmごとに入れるのが正解なのか【ベストカーアーカイブス2014】
ベストカーWeb
ヒョンデ傘下ジェネシス、来季WECハイパーカー参戦に向けて体制強化。古強者タルキーニが首脳陣に加わる
ヒョンデ傘下ジェネシス、来季WECハイパーカー参戦に向けて体制強化。古強者タルキーニが首脳陣に加わる
motorsport.com 日本版
日本ではいつ登場!? 欧州カー・オブ・ザ・イヤーに輝いた全長3.9mのハッチバック ルノー新型「サンク」ってどんなクルマ?
日本ではいつ登場!? 欧州カー・オブ・ザ・イヤーに輝いた全長3.9mのハッチバック ルノー新型「サンク」ってどんなクルマ?
VAGUE
老舗ミニカー「EBBRO」再始動…ラナエンタテインメントが継承、1/64スケールで新展開
老舗ミニカー「EBBRO」再始動…ラナエンタテインメントが継承、1/64スケールで新展開
レスポンス
本町山中有料道路が無料化!多くの道路が“永遠のローン返済中”のなか拍手を送りたい【Key’s note】
本町山中有料道路が無料化!多くの道路が“永遠のローン返済中”のなか拍手を送りたい【Key’s note】
Auto Messe Web
万博を舞台にエズ・デヴリンが紡ぐ女性たちの物語
万博を舞台にエズ・デヴリンが紡ぐ女性たちの物語
GQ JAPAN
めちゃくちゃ速そう! その名も「猛禽自転車」!? うつ伏せで激走する「逆」リカンベントとは?
めちゃくちゃ速そう! その名も「猛禽自転車」!? うつ伏せで激走する「逆」リカンベントとは?
バイクのニュース
流麗ボディの新型「4ドアクーペ」登場に反響多数! 300馬力の「高性能ターボ4WD」設定に「FRで乗ってみたい」「直6が懐かしい」の意見も? デザイン一新のBMW「2シリーズグランクーペ」に寄せられた声とは
流麗ボディの新型「4ドアクーペ」登場に反響多数! 300馬力の「高性能ターボ4WD」設定に「FRで乗ってみたい」「直6が懐かしい」の意見も? デザイン一新のBMW「2シリーズグランクーペ」に寄せられた声とは
くるまのニュース
マイバッハの最新モデルで「メルセデスの底力」を改めて実感! 操っても乗っても“無の境地”に達する「EQS 680 SUV」のスゴさとは?
マイバッハの最新モデルで「メルセデスの底力」を改めて実感! 操っても乗っても“無の境地”に達する「EQS 680 SUV」のスゴさとは?
VAGUE
5Lの大排気量「RC F」が超気持ちいい!! 中古レクサスの中から数年落ち程度のセダンとクーペを探す
5Lの大排気量「RC F」が超気持ちいい!! 中古レクサスの中から数年落ち程度のセダンとクーペを探す
ベストカーWeb
LEDは明るく小さく省電力だけど……氷雪が融けない! トラックのワークランプに「融かすLED」が登場していた
LEDは明るく小さく省電力だけど……氷雪が融けない! トラックのワークランプに「融かすLED」が登場していた
WEB CARTOP
サンローランは自立した理想の女性像をテーマに多様な顔ぶれ──夏がくる前に押さえておくべき、2025年のサングラス&アイウェア
サンローランは自立した理想の女性像をテーマに多様な顔ぶれ──夏がくる前に押さえておくべき、2025年のサングラス&アイウェア
GQ JAPAN
これさえあれば同乗者の快適性が爆上がり!! タンデムツーリングを快適にする「バックレスト」とは?
これさえあれば同乗者の快適性が爆上がり!! タンデムツーリングを快適にする「バックレスト」とは?
バイクのニュース

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

998 . 0万円 1330 . 0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

49 . 8万円 1180 . 0万円

中古車を検索
ランドローバー ディスカバリーの買取価格・査定相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

998 . 0万円 1330 . 0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

49 . 8万円 1180 . 0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村