キャデラックF1は2026年からのドライバー探しに乗り出しており、チーム代表を務めるグレアム・ロードンは、最初のドライバーラインアップを実力で選ぶと明言した。
F1とFIAは3月7日(金)、ゼネラルモーターズ(GM)の参戦を正式に承認。同社の傘下ブランドであるキャデラックとして2026年から11番目のチームとしてF1グリッドに並ぶこととなった。
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チームのF1デビューに向けた準備は以前から進められていたものの、正式承認が行なわれるまでドライバー候補とのきちんとした話し合いが行なわれていなかった。また、アメリカ籍のチームとして自国のドライバーを雇うという話も持ち上がっている。
「我々は間違いなく実力で選ぶ」とロードンは言う。
「F1は遊び場ではなく、世界のモータースポーツの頂点なんだ」
「タイミングという点では、他のチームと同期していないから、ちょっと奇妙だと思う。かなり重要な最終局面で、我々はドライバー市場にいなかったので、特定のドライバーがある程度の期間動けない状況だ」
「幸運なことに、優秀なドライバーはたくさんいる。しかし残念なことに、参戦が決まるまではドライバー市場に参入することができなかった」
「多くの候補者と話をすることが重要だ。現在グリッドにいない非常に才能のあるドライバー達からも検討するか? 答えはイエスだ」
「何人かと話すために我々はかなり忙しくなりそうで、私の電話もひっきりなしだ。新しいチームの置かれている状況のせいで少し難しいのは、タイムラインが普通よりも明確になっていないことだ。ドライバー交渉に携わる我々全員にとって、基本的には明確なモノだ」
「しかしF1に相応しい、あるいはF1再参戦に値する優れた資質を持つ候補者は、多くないにせよ、6人くらいはいる」
セルジオ・ペレス、バルテリ・ボッタス、周冠宇らは、2024年シーズン限りでF1レギュラーシートを失ったが、キャデラックのプロジェクトに経験値をもたらしてくれるだろう。特に周に関しては、ロードンがマネジメントチームの一員であることを考えると、注目すべき候補だ。
「有意義な会話ができるようになったのは今だから、詳細を語るには時期尚早だ」とロードンは言う。
「しかし、プログラム全体に貢献できるドライバーを確保したいのは確かだ」
「周は困難な状況下で非常に良い仕事をしたと思うし、私にとって非常に有益なのは、彼が自分の能力の背景を必ずしも説明する必要がないことだ。私はその全てを最前列で見てきたからね」
「権力集中を防ぐ仕組みがきちんと機能しているから、彼やグリッド上で関わる可能性のある他ドライバーを特定の形で贔屓することはない」
「我々は仕事をするためにここにいるのだから、実力でドライバーを選ぶ。周も含め、本当に良いドライバーが何人かいる」
多くの名前が取り沙汰される中、キャデラックがアメリカ人ドライバーを起用するという案は消えないだろう。ここ数年、アメリカ人F1ドライバーの数が少ないにもかかわらず、ロードンは2026年にひとりのアメリカ人と契約を結ぶ可能性を否定しなかった。
「明らかな疑問は、アメリカ人ドライバーを起用するかどうかということだ。個人的には、アメリカ人ドライバーが実力で選ばれない理由はない」とロードンは言う。
「それは確かにファンが望むことであり、実現しない理由はない。しかし最優先すべきは実力だ。我々はここでやるべき仕事がある」
「特に問題はないと思う。前にも言ったように、ドライバー選考は間違いなく実力で行なわれる」
「私が強調したいのは、アメリカ人だからといって、良いF1ドライバーになれないということではない、ということだ」
キャデラックのF1新規参戦に関して、名前が挙がっているアメリカ人ドライバーのひとりは、アンドレッティ・グローバルからインディカーに参戦するコルトン・ハータだ。
ただ問題なのは、現時点でF1に参戦するのに十分なスーパーライセンスを持っていないことだ。
「コルトンに関して言えば、彼はスーパーライセンス発給に必要なポイントを持っておらず、もしこのままだとすれば、彼にとってそれが明らかな障害となる」とロードンは言う。
「ポイントを持っていないドライバーを選ぶことはできない。それが我々の生きる現実であり、それを考慮する必要がある」
「彼がスーパーライセンス発給に到達していないこと、あるいはその閾値に達していないことが、レーシングカーをドライブする能力に何らかの影響を及ぼしているのか? それは違う」
「彼には信じられないほど才能がある。我々が他のドライバーたちと並んでコルトンに注目していることは驚きではない」
「そのような状況に置かれているのは彼だけではないし、スーパーライセンスポイントによって不確定要素があるドライバーは彼が最初でも最後でもないだろう。これはレギュレーションだ。それを尊重する必要がある」
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