■空へ飛び立つほどの速度域、もはやファンタジー……
バイクのレースほど興奮を誘うモータースポーツはないと思う……と言うと数々の関係者からのクレームが届きそうである。僕(筆者:木下隆之)が4輪のレースで禄を食み、細々ながらも焼肉や酒を楽しんでこられたのは4輪レースのおかげなのだが、それでもやはり、バイクのレース観戦は興奮する。
スズキ「Ryuyo(竜洋)」(GSX-R1000Rレースバイク)軽量化された最強チューニングバイクが登場
なぜなら、身体を剥き出しにしたまま、あれほどの高速で、接触ギリギリの、それでいて時には接触しながらバトルを披露するモータースポーツなど、バイクレースを除いて他にはないのである。
そもそもドライバーと違ってライダーは、バイクにまたがっているだけという無防備な姿である。それで300km/hオーバーで疾走するとは……。
セスナ機の離陸速度は160km/h前後だそうだ。向かい風が強ければ、もっと低い速度でヒョイっと飛び立つ。ボーイング747だって、300km/hを目処に機首をあげるという。つまり、旅客機が大空に飛び立つ、そんな高速移動体に、ただただまたがっているだけなのである。これはもう、ファンタジーの世界……だが、バイクレースの世界はファンタジーではなくリアルな戦いの場だ。
そんな速度域で何にも守られていないばかりか、アクロバティックな動きをする。直線ではカウルに潜って空気抵抗を減らしていたのに、コーナー手前のブレーキングゾーンでは上体を起こし、足を大きく広げ、空気抵抗を増やす。いわばエアブレーキのようなものである。
F1のDRS(ドラッグ・リダクション・システム)と同様な効果を身体で作り出しているかのようだ。F1のそれは、リアウイングの角度を変えることでストレートの速度を高めながら、コーナーではダウンフォースを得るシステムである。だがそれは、機械的な細工であり、ハミルトンやアロンソが自分の身体を使っているわけではない。
だというのにライダーは、自らの身体を空力付加物として活用している。これを見て興奮しないわけがない。2輪のレースは、やはり興奮する。
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