■今秋の「ジャパンモビリティショー2025」でコンセプトモデル登場か!?
2025年6月、トヨタグループのトヨタ車体は、これまで高級ミニバン「アルファード/ヴェルファイア」を生産してきた三重県のいなべ工場を、商用車専用工場にすると発表しました。
【画像】超カッコいい! これがトヨタの「新型ハイエース」!? 画像で見る(30枚以上)
いよいよ次期型「ハイエース」の登場が近づいているのかもしれません。
トヨタ車体は、その社名から「自動車のボディ製造を請け負う会社」と誤解されがちですが、実際には、トヨタ車の「開発から生産まで」をトータルに手掛ける完成車両メーカーです。
具体的には、ハイエースなどの商用車をはじめ、アルファード/ヴェルファイア、「ノア/ヴォクシー」といったミニバンや、「ランドクルーザー」シリーズ、レクサス「LX」といったフレーム付き大型SUV、さらに小型EV「コムス」や、商用トラックの架装まで幅広く手がけています。
そんなトヨタ車体ですが、今回、いなべ工場で現在生産しているアルファード/ヴェルファイアを、2027年末までにトヨタ自動車の田原工場へと生産移管することを発表しました。
これにより生まれる生産余力を活用して、「次世代商用バン」の開発と生産を強化する方針を打ち出しています。
これは、次期型ハイエースに向けた準備を開始したものと考えられます。
現行型ハイエース(通称200系ハイエース)は、2004年に登場して以来20年以上にわたって年5~6万台のペースで売れ続けているロングセラーモデルです。
国内市場の主力である4ナンバー・標準幅・標準ルーフ・ロングボディのハイエースバンは、全長4695mm×全幅1695mm×全高1980mmという扱いやすいサイズ感に加え、小回りが利き、運転がしやすいことを特徴とします。
優れた安全性・耐久性・信頼性に加え、ガソリンエンジンや力強いディーゼルエンジン、全長・全幅・全高や乗車定員、フロア形状などが用途に応じて選べる自由度の高さも、多くのユーザーに支持されてきた理由でしょう。
しかし昨今は、三菱「ミニキャブEV」やホンダ「N-VAN e:」など、商用車にも電動化の流れが進んでおり、次期ハイエースにもその波が及ぶかが注目されています。
実は、2023年秋の「ジャパンモビリティショー」でトヨタ車体は、BEV(電気自動車)仕様のコンセプトモデル「グローバルハイエースBEVコンセプト」を出展していました。
BEV特有の航続距離の課題に対応するため2段積みのバッテリー搭載方式を採用しており、用途に応じてバッテリー容量を柔軟に選べることが特徴的なモデルでした。
しかしながら、ハイエースは用途次第で年間3万~4万km、場合によっては5年間で30万km以上走行することもある車種であり、BEVへの全面移行には課題が多いのも事実です。
またグローバルハイエースBEVコンセプトは、国内未発売の300系ハイエースをベースにした大型ボディ(全長5280mm×全幅1950mm×全高1990mm)で、国内で主流の4ナンバー小型モデルを想定したものではありませんでした。
なおジャパンモビリティショー2023の場でお話をうかがったトヨタ車体の担当者も「次世代のハイエースは、従来通りガソリン仕様とBEV仕様の両方を用意することで、地域やお客様のニーズに柔軟に応えていきたい」と話しています。
使用される国や地域、そしてニーズに合わせ、マルチソリューションで取り組む戦略をとっていくようですが、現実的には、次期ハイエースでは、通常の内燃機関モデルもしくはハイブリッド車が主力グレードとなるものと思われます。
※ ※ ※
社会インフラとして欠かせない存在である商用車のハイエース。
その次世代モデルが、2026年末から2027年初めにも世界デビューする可能性が出てきました。
2025年秋に開催予定の「ジャパンモビリティショー2025」では、さらに現実的なプロトタイプモデルが公開されるかもしれません。
国内向けの小型モデルがどう進化していくのかも含め、今後の動向に大いに注目したいところです。(吉川 賢一)
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何回目だよ、このニュースはニュースとは呼べない