キックスは「小さなエクストレイル」のイメージ。居住性はノートを大幅に凌駕
キックスは、内田誠社長兼CEO体制となった新生日産の第1弾モデル。激戦区のコンパクトクロスオーバー市場に投入されたニューカマーだ。SUV対ハッチバックと、2台のキャラクターは異なるが、日産のラインアップで見ると、「ノートの兄貴分」といえる。
エクステリアはどちらも個性的。「小さなアリア」イメージのノートに対して、キックスは「小さなエクストレイル」。どちらもひと目で日産車だとわかる造形である。ただしキックスは日本では新型車だが、ワールドワイドでは2016年デビュー。新鮮さはノートが上回る。
日産の人気コンパクトカーの「ノート」がフルモデルチェンジ。第2世代e-POWERを搭載するハイブリッド専用車に刷新して、12月23日に発売
インテリアも同様。キックスのインテリアはシンプルで機能的。各部の質感も悪くない。だが、デザインや操作系を含めて先進的なノートを見てしまうと、少し世代の差を感じる。
キックスの室内色は、ブラックに加え、ファッショナブルな2トーンインテリアを設定。デザインを引き立たせるカラーコーディネートは、ノートにはない魅力だ。
居住性はキックスが大幅に上回る。サイズを考えればノート(全長×全幅×全高4045×1695×1520mm)も優秀だが、キックスのボディはふた回り大きい4290×1760×1610mm。前後シート/ラゲッジの余裕はもちろん、視界のよさや大きめのウィンドウがもたらす開放感も魅力である。
eパワーはノートが「第2世代」、キックスは「1.5世代」 4WDは未設定
パワートレーンはどちらもeパワー。ただしノートは第2世代、キックスは旧型ノート(=第1世代)の進化バージョンだ。モーター出力向上(109から129psに/ 254から 260NmNmに)に加えて、車速に応じたエンジン回転数の制御を実施し、発電タイミングも充電量重視から車速重視へと変更されている。
実はこの制御、ノートに先駆けて採用したもの。日産のエンジニアはキックスのシステムを「1.5世代」と呼んでいる。力強さは同クラスのクロスオーバーでトップレベル。車体側の進化(遮音材の追加やガラス厚の変更)と相まって、静粛性は想像以上に高い。
フットワークは新開発プラットフォームのノートに対し、キックスはひと世代前のVプラットフォーム。とはいえ、ワイドトレッド/ロングホイールベース化を図り、各部に高剛性構造を採用した進化仕様だ。キックスの完成度も高い。ノーズの入りのよさや軽快な動きなど、スポーティに感じるのはキックスだ。
総合力はすべてが新しいノートに軍配が上がるが、キックスはクロスオーバーならではの魅力がある。どちらを選んでも、満足度は高い。
キックスに4WDが加われば、さらに魅力はアップする。
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
併走するクルマへの目潰しでしかないのにナゼやる? 斜め後ろに「白色ライト」を点灯して走行するトラックは法令違反だった!!
俺の[セブン]は最高だったのよ!! 君はFC型サバンナRX-7[アンフィニ]を知っているか? かつてオーナーだった古参BC編集部員の記憶
イタリアーンないすゞ車?! 当時の国産車の倍もしたのにヒットしたクルマ いすゞ117クーペがオシャレすぎた!
300psオーバー「超進化型ハチロク」出るか?? GRヤリスエンジン+「チューニング対応」の新開発MT炸裂だ
アストンマーティン代表、ストロールへの裁定は厳しいと語る「しっかりと理解されないまま判定が下された」/F1第5戦
みんなのコメント
既に買って満足してるオーナーのコメントに反論してるやついるけど、お前らオーナーより車知ってんのって思うわ。