ワインディング快走スペシャルなアバルト 595
2024年に惜しまれながら生産終了となったイタリア製ホットハッチのアバルト「595」(国内はディーラー在庫分で販売終了)。コンパクトなボディに刺激的な走りを詰めこんだ人気モデルでアフターパーツも数多くリリースされています。パワーアップしてサーキット仕様に仕上げるオーナーも多い一方、ここで紹介する尾関さんはワインディングを楽しく走れることにこだわり、低速トルクを主眼としたチューニングを施しています。トータルのバランスを底上げする、その内容を紹介します。
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ホイールはOZフォーミュラHLTをチョイス
フィアット「500」シリーズをベースとしたホットハッチのアバルト「595」は、2008年にアバルト「500」としてデビューして2024年に販売終了となるまで、16年にわたるロングセラーとして人気を博した。そんなアバルト 595はシリーズ1~シリーズ5まで5世代に分類できるが、ここで紹介する尾関弘樹さんは2017年~2021年のシリーズ4を2019年に新車購入し、すでに4.7万kmを走破。ツーリングでワインディングを楽しく走れるようにクルマづくりをしている。
まず組み合わせるホイールはOZフォーミュラHLTで、岐阜のイタリア車&フランス車専門スペシャルショップ「レッドポイント」の専用スペックだ。サイズは17×7.5J 35で、タイヤはミシュラン PILOT SPORT 4の205/40R17をセットする。
メインターゲットとするワインディングでは、ノーマルサスは硬くてハネてしまうと尾関さん。そこでサスペンションはレッドポイント仕様のエナペタルに交換。路面に吸い付くフィーリングで安定した走りと疲労が少ない点が気に入っているという。車高が低めでも乗り心地がよいため、さらにリアの車高を低めにしている。これはノーマルのリア上がりなスタイルが腰高感につながっているからのことだ。
徹底的に低速トルクと低回転のスムーズさを高めた
吸排気系やECUなどはノーマルのままとしているが、
「パワーは十分にあると感じています。だからこそ低速トルクがアップするチューニングを選んで行っています」
と尾関さん。そのためにレッドポイントのV-UP16で点火電圧をアップして、低速トルクをアップ。低回転から扱いやすくなるという。さらに軽量&進角プーリーでこちらも低回転の扱いやすさをアップ。こちらもレッドポイントのクランクケース減圧バルブで、クランクケースの内圧も積極的に抜くことでエンジンがスムーズに回るようになったそうだ。また、コイル・スクリーマーも低速トルクアップに効果的だったという。それらを駆使して、徹底的に低速トルクと低回転のスムーズさを高めることで乗りやすいクルマになったとのことだ。
リアブレーキの大型化も効果大
ハンドリング面では、ボディに取り付けるダンパーであるMCB(モーションコントロールビーム)を装着。ボディ剛性アップというよりも無駄な振動を抑えてくれることで、クルマは走り出しからスムーズになり、高速道路のレーンチェンジも安定するようになった。
そして、さらにリアにはビッグローターキットを装着。ノーマルではワインディングでのブレーキングでノーズダイブが大きく、フロントブレーキばかりが仕事している感が強かったが、装着後は4輪で止まることができるようになって扱いやすくなったという。
全体的にノーマルの良さを活かしながらも手を加えることで、さらに乗りやすいアバルト595を作り上げて走りを楽しんでいる。
>>>2023年にAMWで紹介されたクルマを1冊にまとめた「AMW car life snap 2023-2024」はこちら(外部サイト)
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みんなのコメント
昔、CDIを入れたりプラグやコード替えたり、点火強化したけど低回転トルクは全く変わらなかった。
スロットル制御を弄ってトルクアップしたような気にさせてるんじゃない。
低回転トルクはそうそう簡単にアップするもんじゃない。
ダサいんねぇー