現在位置: carview! > ニュース > スポーツ > 新生DTMが開幕。第1戦モンツァはローソンとケルビン・ファン・デル・リンデが優勝を飾る

ここから本文です

新生DTMが開幕。第1戦モンツァはローソンとケルビン・ファン・デル・リンデが優勝を飾る

掲載 更新 1
新生DTMが開幕。第1戦モンツァはローソンとケルビン・ファン・デル・リンデが優勝を飾る

 6月19~20日、DTMドイツ・ツーリングカー選手権の2021年開幕戦がイタリアのモンツァで開催され、新たな車両規定でレースが争われた。6月20日のレース1はリアム・ローソン(レッドブル・AFコルセ/フェラーリ488 GT3)が、6月21日のレース2はケルビン・ファン・デル・リンデ(アプト・スポーツライン/アウディR8 LMS)が優勝を飾った。

 2020年までスーパーGT GT500クラスと共通のクラス1規定で争われてきたものの、アウディの撤退に端を発し、クラス1規定に代わって2021年からはGT3カーを使用して争われることになったDTM。その新たな時代の始まりとなる2021年開幕戦がモンツァで開催された。

レッドブル育成のビップス、F1フランスGPでシミュレーター作業を担当。リザーブのアルボンはDTM開幕戦へ

 6月19日に行われたレース1は、ヴァンサン・アブリル(メルセデスAMG・チームHRT)が記念すべき初ポールポジションを獲得。ダニエル・ジュンカデラ(メルセデスAMG・チーム・グループエム・レーシング/メルセデスAMG GT3)、ルーカス・アウアー(メルセデスAMG・チーム・ウインワード/メルセデスAMG GT3)が続き、メルセデス勢が上位を占めた。

 ただ、メルセデスAMG勢はレースのなかでペナルティやピットストップでの遅れもあり、フェラーリの地元でチームのDTMデビュー戦となったローソンのフェラーリが優勝を飾ることになった。

「結果にはもちろんすごく満足しているよ。ピットストップはパーフェクトだったし、最後までペースは速かった」とローソン。アブリルは2位で、「AFコルセのピットストップは僕たちより速かった」とコメントした。3位はマキシミリアン・ゲーツ(メルセデスAMG・チームHRT)で、4位にはアレックス・アルボン(アルファタウリ・AFコルセ/フェラーリ488 GT3)となった。

 6月20日に行われたレース2では、ポールポジションをこの日が25歳の誕生日となったケルビン・ファン・デル・リンデ(アプト・スポーツライン/アウディR8 LMS)が獲得。2番手にはケルビンの弟であるシェルドン・ファン・デル・リンデ(ローヴェ・レーシング/BMW M6 GT3)がつけていたが、最後は逆転でレース1のウイナーであるローソンが2番手につけた。

 決勝では、ケルビン・ファン・デル・リンデがリードを築く一方、2番手争いが白熱。ローソン、さらにニコ・ミューラー(チーム・ロズベルグ/アウディR8 LMS)、ローソン、シェルドン・ファン・デル・リンデ、エステバン・ムース(T3モータースポーツ/ランボルギーニ・ウラカンGT3)によるバトルが展開され、シェルドン・ファン・デル・リンデがこれを勝ち抜くと、兄弟のワン・ツーが築かれる。

 ローソンはムースとの接触でスピンを喫し、さらにムースとシェルドン・ファン・デル・リンデはピットインのタイミングで後退するが、首位のケルビン・ファン・デル・リンデはリードを守り逃げ切り。ミューラーが2位、戦術が功を奏しポジションを上げたアウアーが3位となった。

「僕にとっても誇らしい瞬間だったよ。長年DTMに参戦することを目指してきたし、今や僕と弟のシェルドンがそろってDTMで優勝した経験を得たんだからね。両親は月を超えるくらい嬉しいはずさ」とケルビン・ファン・デル・リンデは喜びを語った。

 DTMドイツ・ツーリングカー選手権第2戦は7月23~25日にラウジッツリンクで開催される。

こんな記事も読まれています

先行ピットインを決めたディクソンが逆転勝利。初参戦プルシェールは11位完走/インディカー第2戦
先行ピットインを決めたディクソンが逆転勝利。初参戦プルシェールは11位完走/インディカー第2戦
AUTOSPORT web
ランボルギーニと「ザ・ホワイトストライプス」が20年の時を経てコラボした理由とは? アナログからデジタルへ時代を超越した芸術作品でした!
ランボルギーニと「ザ・ホワイトストライプス」が20年の時を経てコラボした理由とは? アナログからデジタルへ時代を超越した芸術作品でした!
Auto Messe Web
併走するクルマへの目潰しでしかないのにナゼやる? 斜め後ろに「白色ライト」を点灯して走行するトラックは法令違反だった!!
併走するクルマへの目潰しでしかないのにナゼやる? 斜め後ろに「白色ライト」を点灯して走行するトラックは法令違反だった!!
WEB CARTOP
ジャガーに新しい可能性を見た──新型F-PACE試乗記
ジャガーに新しい可能性を見た──新型F-PACE試乗記
GQ JAPAN
便利な「ドライブレコーダー」 まさかの「バッテリー上がり」招く可能性も!? 「駐車監視」の注意点とは
便利な「ドライブレコーダー」 まさかの「バッテリー上がり」招く可能性も!? 「駐車監視」の注意点とは
くるまのニュース
ホンダがフォーミュラEに参戦する可能性はあるのか? HRC渡辺社長「今は2026年からのF1再参戦が最優先……しかしGEN4は魅力的」
ホンダがフォーミュラEに参戦する可能性はあるのか? HRC渡辺社長「今は2026年からのF1再参戦が最優先……しかしGEN4は魅力的」
motorsport.com 日本版
三菱ふそうがコロナ禍で光岡バディの生産を始めた理由
三菱ふそうがコロナ禍で光岡バディの生産を始めた理由
driver@web
2024スーパーGT第2戦富士のGT300クラス公式予選Q1組分けが発表
2024スーパーGT第2戦富士のGT300クラス公式予選Q1組分けが発表
AUTOSPORT web
V型4気筒エンジン搭載!! ホンダ「VF750F」に注ぎ込まれた先鋭のメカニズムとは?
V型4気筒エンジン搭載!! ホンダ「VF750F」に注ぎ込まれた先鋭のメカニズムとは?
バイクのニュース
フェラーリ内紛再び? サインツJr.、F1中国GPの1周目ルクレールの動きに苦言「僕らのレースに影響を及ぼした」
フェラーリ内紛再び? サインツJr.、F1中国GPの1周目ルクレールの動きに苦言「僕らのレースに影響を及ぼした」
motorsport.com 日本版
タナベのローダウンスプリング「SUSTEC NF210」に『スペーシアカスタム』の適合が追加
タナベのローダウンスプリング「SUSTEC NF210」に『スペーシアカスタム』の適合が追加
レスポンス
全長4.4mの人気コンパクトSUV 日産・新型「キャシュカイ」欧州で登場 変更されたフロントグリルは「サムライの鎧」をイメージ!?
全長4.4mの人気コンパクトSUV 日産・新型「キャシュカイ」欧州で登場 変更されたフロントグリルは「サムライの鎧」をイメージ!?
VAGUE
マツダ「新型“最上級”ステーションワゴン」!? まさかの「復活」に期待の声も! 次期「MAZDA6“ワゴン”」予想CGが「カッコイイ」と反響集まる
マツダ「新型“最上級”ステーションワゴン」!? まさかの「復活」に期待の声も! 次期「MAZDA6“ワゴン”」予想CGが「カッコイイ」と反響集まる
くるまのニュース
【MotoGP】ホンダは苦境でも、ザルコは「悲観的になる必要はない」と前向き。改革の効果出るのはまだ先?
【MotoGP】ホンダは苦境でも、ザルコは「悲観的になる必要はない」と前向き。改革の効果出るのはまだ先?
motorsport.com 日本版
マットモーターサイクル、新モデル『DRK-01』受注開始
マットモーターサイクル、新モデル『DRK-01』受注開始
レスポンス
2024スーパーGT第2戦『FUJI GT 3 Hours RACE』参加条件
2024スーパーGT第2戦『FUJI GT 3 Hours RACE』参加条件
AUTOSPORT web
やってはいけない「マフラー交換」5例。「爆音」「落下」「黒焦げ」など本当にあったダメなカスタムをお教えします
やってはいけない「マフラー交換」5例。「爆音」「落下」「黒焦げ」など本当にあったダメなカスタムをお教えします
Auto Messe Web
WEC第2戦、7号車トヨタが今季初勝利、巧みな戦略でポルシェの追い上げを退ける。8号車トヨタも5位入賞 【イモラ6時間決勝】
WEC第2戦、7号車トヨタが今季初勝利、巧みな戦略でポルシェの追い上げを退ける。8号車トヨタも5位入賞 【イモラ6時間決勝】
Webモーターマガジン

みんなのコメント

1件
  • 新生DTM、過去のITCのように消滅しなければいいけど。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村