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王道フォルクスワーゲン健在!ゴルフのディーゼルは今のうちに乗っておきたい【日本版編集長コラム#63】

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王道フォルクスワーゲン健在!ゴルフのディーゼルは今のうちに乗っておきたい【日本版編集長コラム#63】

今のうちに乗っておきたい

2026年は自動車業界にとってどんな年になるのか?

【画像】王道フォルクスワーゲン健在!宮崎で試乗した『ゴルフTDIアクティブ・アドバンス』 全37枚

昨年のトランプ関税のように寝耳に水のことが起きる可能性もありつつ、少なくとも、電動化やカーボンニュートラルといった環境要素と、主に税制による政策要素に大きく左右されることだけは間違いない。

だからこそ、ガソリンエンジンのクルマには今のうちに乗っておきたいと思うわけで、そこにはディーゼルエンジンも含まれるだろう。もちろんマツダがバイオフューエル燃料を使用できるCX-60やCX-80を既に市販化しているように、マルチソリューションという見方で言えば、ディーゼルも充分に未来への可能性が残されてはいる。

なぜそんな話を始めたかと言えば、長年進化を続けてきたディーゼルエンジン搭載車で、これは完成形なのでは? という1台に出会ってしまったからだ。それが先日、宮崎で開催された試乗会で乗ることができた『フォルクスワーゲン・ゴルフTDIアクティブ・アドバンス』である。

この車両自体は、昨年2月にも都内で試乗している。当時私は『道具フォルクスワーゲンの真骨頂』と題した原稿を執筆しているわけだが、縁あって再び乗ることができた。

EA288エボと呼ばれる1968ccの直4ターボ

現在、日本で購入できるフォルクスワーゲンでディーゼルエンジンを搭載する『TDI』グレードは、Tロック、ゴルフ、ゴルフ・ヴァリアント、ティグアン、パサートに用意されている。全て『EA288エボ』と呼ばれる1968ccの直列4気筒ターボで、Tロック、ティグアン、パサートは全て4モーション、つまり4WDを組み合わせる。

ちなみにゴルフでいえば、先代7代目ゴルフに搭載されていたのが『EA288』で、8代目で『EA288エボ』に進化。現行8.5代目では、150ps/36.7kg-mのスペックこそ変わらないが、WLTCモード燃費は8代目の20.0km/Lから20.8km/Lへと伸びており、今も進化を続けていることがわかる。

ゴルフと同ヴァリアントのTDIを搭載するグレードは、アクティブ・ベーシック、アクティブ・アドバンス、スタイル、Rラインの4種類。今回の試乗車は457万9000円と、価格だけで言えば下から2番目のモデルだ。

FFのハッチバックでディーゼルエンジンを搭載するモデルとなると、日本で購入できるのはこのゴルフと、実はBMW 1シリーズ、ミニ、マツダ3しかない。もちろんSUVやミニバンなどボディタイプを広げれば、特にドイツ車は選択肢が多い。ルノーやシトロエンなど、フレンチミニバンの存在も見逃せないだろう。

そういった中で全長4295mm、全幅1790mm、全高1475mmというゴルフのボディは大きすぎず、小さすぎないまさにベストサイズ。昔のゴルフに比べれば巨大だが、宮崎の市街地や郊外を走っていて、日本の路上スケールにマッチしているように感じた。

ディーゼルエンジン向きのルート

今回は宮崎空港を出発し、そのまま南端の都井岬を目指す往復約160km、3時間を走ったのだが、このルートはまさにディーゼルエンジン向きだった。ストップ&ゴーが多くアイドリングストップを繰り返す市街地では、EVやハイブリッドのほうが静かで快適だと思うが、高速道路や信号の少ない地方の道を走るならディーゼルが有利だ。

ディーゼル特有のカラカラ音は多少ありつつも、室内で気になるレベルではない。走りはディーゼルらしくトルクフルで、アクセルに対する反応も良好。途中設定されていたワインディングロードも、テンポよく走ることができた。

ちなみに試乗終了時にメーター表示された平均燃費は18.8km/L。ワインディングがなければ、カタログスペックに近い数字まで伸びたかもしれない。試乗の序盤で、走行可能距離が1000kmと表示された時は、意味もなく勇気がわいてきた。

これぞドイツ車の王道

この業界に入った1997年当時ゴルフは4代目で、デザインこそ素っ気ないが、硬質感に溢れるその全てに驚いたことを覚えている。これぞまさにフォルクスワーゲン、いやドイツ車の王道だと。

年数を重ねモデル数が増えるにつれ存在感は薄れてきたものの、今回乗ったTDIこそ、ゴルフという車名からイメージするどおりのクルマだった。また、いい意味で肩の力が抜けていて、一時のGTIあたりから感じたネジを締めすぎたような窮屈さもなく、モデルライフ後半特有の熟成感も伝わってくる。

もしかしたら、1万3000km以上を走行している試乗車はアタリが出ているのかもしれない。都井岬で太平洋を眺めながら、これなら都内まで戻るのも楽勝だなぁと思ったほどだ。

そんなゴルフのディーゼルは、いつまで新車で購入することができるのだろうか? まだまだ時間的な猶予はかなりありそうだが、何が起きるかわからない昨今、乗れるなら今のうちに乗っておいたほうがいい。少なくとも、フォルクスワーゲン・ゴルフのTDIが、今選んで後悔しない1台であることは間違いないからだ。

2026年のWEB業界はどうなる?

さて、2026年のWEB業界はAIの急速な進化で、在り方がますます問われる1年となりそうです。紙媒体がガソリンエンジンなら、WEB媒体はハイブリッドのような存在だと思っています。はい、EVではないのです。

自動車メディアにおけるEVとは果たして何なのか? 実はその答えをずっと探しています。2026年のAUTOCAR JAPANも、自動車への愛を持って様々な記事をお届けしますが、その製作の中で、ヒントだけでも発見できる1年にしたいと思っています。

どうか、今年も変わらぬご愛読のほど、よろしくお願いいたします。

文:AUTOCAR JAPAN AUTOCAR JAPAN
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