現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 昔より良い? ハイテク機能は本当に便利なの? 快適・安全機能の盲点とは

ここから本文です

昔より良い? ハイテク機能は本当に便利なの? 快適・安全機能の盲点とは

掲載 更新 4
昔より良い? ハイテク機能は本当に便利なの? 快適・安全機能の盲点とは

■進化し続けるクルマのハイテク機能、実は落とし穴も?

 最近のクルマは技術が進化でおり、より快適に、より使いやすくなっています。
 
 しかし、ハイテク過ぎる機能には意外な盲点も存在するようです。

こうすれば車内はキンキンに冷える!?「炎天下+渋滞」で暑い車内を冷ます方法とは

 例えば、鍵穴に鍵を挿さずに開閉が可能な「スマートキー」や、手を使わなくても足の操作でトランクが開けられる「ハンズフリーパワーバックドア」などが挙げられます。

 スマートキーには、いくつか種類が存在します。比較的普及しているのはスマートキーを持って、ドアノブのボタンを押して開閉するタイプです。

 また、ボタンを押さずにドアノブを握るだけで開閉するタイプも存在するほか、トヨタ「シエンタ」ではクルマに近づくとスライドドアが自動で開閉する「スマートエントリー(ウェルカムパワースライドドア&予約ロック機能付)+プッシュスタートシステム」という機能もあります。

 しかし、スマートキーは電池式がほとんどのため、昔ながらの物理的に鍵を挿し込むタイプでは心配のなかった電池切れが発生します。

 また、一部の輸入車では車内にスマートキーを置いておくと、電波の影響や電池の消耗によって鍵を閉じ込める通称「インキー」になる可能性があるなど、意外な盲点があるのです。

 スマートキーについて、SNSでは「壊れて使えなくなった…」「いつもうまく作動しない」といった不具合に関する声が挙がっており、結果としてあまり「使っていない」という人も見受けられます。

 ほかにも手を使わずにドアを開けられる機能として、ハンズフリーパワーバックドアが挙げられます。

 これは、両手に荷物を抱えたままでも、クルマの下に足をかざすことでバックドア(トランク)の開閉ができる便利な機能です。

 SNSでは「重宝してる」「助かる!」という声が見られる一方で、「センサーが上手く反応しない」「手で開けたほうが結果的に早い」という意見もありました。

※ ※ ※

 ユーザーのニーズが多様化することで、クルマの機能も年々進化しています。

 しかし、ハイテクになりすぎたことで、かえって面倒になるという盲点もあるようです。

■ハイテク過ぎて…慣れが必要な機能とは?

 ハイテク機能には、運転などの支援するものもあります。

 例えば、「リバース連動下向きドアミラー」は、シフトをリバースに入れた際にサイドミラーが自動で下向きになり、駐車場の白線枠が見やすくなる機能です。

 同機能は、駐車に対して苦手意識を持っている人にとっては、ありがたい機能のひとつといえるでしょう。

 この機能についてはSNSでも「便利」という声が非常に多く、最初は違和感を覚える人も一部いるようですが、「慣れてからは快適」などの肯定的な意見が見受けられました。

 しかし、その一方で「故障した」という声も挙がっており、本来下向きになるはずのミラーが上向きになることもあるようです。

 この場合、本来目視のほかにドアミラーなどで後方確認をするのが基本ですが、後方確認がしづらくなるなど本末転倒といえます。

 また、同様にハイテクなサイドミラーとして「CMS(カメラモニタリングシステム)」を導入した「ミラーレス車」も挙げられます。

 CMSとは、ミラーではなくカメラを使って周囲を認識するシステムで、次世代のサイドミラーとして、現在ではホンダ「Honda e」やレクサス「ES」(一部のグレードにオプション設定)などに搭載されています。

 ミラーレス車では、カメラ内蔵のユニットが本来サイドミラーのある位置に取り付けられており、実際の映像は車内のモニターで確認することができるようになっています。

 しかし、ミラーレス車については賛否両論あり、実際にミラーレス車を所有するA氏は「いままでのサイドミラーと違って、後続車や周りとの距離感が掴みにくく、駐車などがしづらいと感じています」と話しています。

 条件によっては、物理的なサイドミラーよりも視認性が向上することもありますが、距離感が掴みづらいという部分は運転している際に重要な部分でもあり、ハイテク機能の盲点といえるかもしれません。
 
※ ※ ※

 ハイテク機能は便利すぎる分、慣れるまでに時間がかかる人も多いといえます。
 
 機能のなかには、オン/オフを切り替えられるものあるので、使用方法や特性をしっかりと把握し、必要に応じて使うのが良いかもしれません。

こんな記事も読まれています

日本で大人気の「軽自動車」なんで海外で売らないの? コンパクトで「燃費・性能」もバツグン! “高評価”でもメーカーが「輸出しない」理由とは
日本で大人気の「軽自動車」なんで海外で売らないの? コンパクトで「燃費・性能」もバツグン! “高評価”でもメーカーが「輸出しない」理由とは
くるまのニュース
レクサス、新型SUV「GX550」を今秋に発売! さらに100台限定で“オーバートレイル+”も先行抽選販売へ。
レクサス、新型SUV「GX550」を今秋に発売! さらに100台限定で“オーバートレイル+”も先行抽選販売へ。
くるくら
レクサスが新型「GX550」の限定モデル“OVERTRAIL+”を抽選で発売
レクサスが新型「GX550」の限定モデル“OVERTRAIL+”を抽選で発売
@DIME
F2王者プルシェール、F1参戦叶わなければインディカーフル参戦も視野に? オーバル挑戦にも前向き「チャンスがあれば当然やりたいよ」
F2王者プルシェール、F1参戦叶わなければインディカーフル参戦も視野に? オーバル挑戦にも前向き「チャンスがあれば当然やりたいよ」
motorsport.com 日本版
ノンジャンル220台のマニアック車が集合…第15回自美研ミーティング
ノンジャンル220台のマニアック車が集合…第15回自美研ミーティング
レスポンス
全国各地で地震が多発! クルマまわりの防災設備をさらに強化しつつ「モバイルトイレ」にも期待【連載 桃田健史の突撃!キャンパーライフ「コンちゃんと一緒」】
全国各地で地震が多発! クルマまわりの防災設備をさらに強化しつつ「モバイルトイレ」にも期待【連載 桃田健史の突撃!キャンパーライフ「コンちゃんと一緒」】
LE VOLANT CARSMEET WEB
6速MT搭載! マツダ「小さな高級コンパクト」あった!? クラス超え“上質内装”×めちゃスポーティデザイン採用! 登場期待された「斬新モデル」とは
6速MT搭載! マツダ「小さな高級コンパクト」あった!? クラス超え“上質内装”×めちゃスポーティデザイン採用! 登場期待された「斬新モデル」とは
くるまのニュース
人気の無料地図アプリ「グーグルマップ」の道案内はまだ“純正カーナビ”にはかなわない!? 使いこなすのに覚えておくべきアプリの“クセ”とは?
人気の無料地図アプリ「グーグルマップ」の道案内はまだ“純正カーナビ”にはかなわない!? 使いこなすのに覚えておくべきアプリの“クセ”とは?
VAGUE
郵便局の集配車が「赤く蘇る」、KeePerが8000台を施工
郵便局の集配車が「赤く蘇る」、KeePerが8000台を施工
レスポンス
トヨタ「GR86」とスバル「BRZ」がそれぞれ「良いクルマ」を目指したら、驚くほど似た味付けになってしまいました
トヨタ「GR86」とスバル「BRZ」がそれぞれ「良いクルマ」を目指したら、驚くほど似た味付けになってしまいました
Auto Messe Web
7月にマイナーチェンジ版が生産開始! 新型「BMW i4」「BMW 4シリーズ グランクーペ」、テクノロジーとデザインを刷新へ
7月にマイナーチェンジ版が生産開始! 新型「BMW i4」「BMW 4シリーズ グランクーペ」、テクノロジーとデザインを刷新へ
LE VOLANT CARSMEET WEB
いすゞとUD、「ジャパントラックショー2024」に共同出展
いすゞとUD、「ジャパントラックショー2024」に共同出展
日刊自動車新聞
ハイパーSUV「アストンマーティンDBX707」がインテリアを大幅に変更。先進性とラグジュアリーさが高次元で共存
ハイパーSUV「アストンマーティンDBX707」がインテリアを大幅に変更。先進性とラグジュアリーさが高次元で共存
Webモーターマガジン
昨年までとは大違い! 大きな一歩を踏み出し”違う世界”を戦うハースF1
昨年までとは大違い! 大きな一歩を踏み出し”違う世界”を戦うハースF1
motorsport.com 日本版
〔試乗体験!〕5/11(土)~12(日)は国内外の電気自動車(EV)に試乗できる!
〔試乗体験!〕5/11(土)~12(日)は国内外の電気自動車(EV)に試乗できる!
Webモーターマガジン
GRヤリスRally2の潜在能力がヤバい! デビューしたてなのにトップドライバーたちが絶賛する「驚きの性能」とは
GRヤリスRally2の潜在能力がヤバい! デビューしたてなのにトップドライバーたちが絶賛する「驚きの性能」とは
WEB CARTOP
フロント一新、小型SUV『ミツビシASX』が大幅改良。HEV・MHEV・ガソリン車が6月から欧州で発売
フロント一新、小型SUV『ミツビシASX』が大幅改良。HEV・MHEV・ガソリン車が6月から欧州で発売
AUTOSPORT web
明暗別れた金曜の走り出し。勝田が語る“インカット”の影響と勝者オジエとの違い/WRCクロアチア
明暗別れた金曜の走り出し。勝田が語る“インカット”の影響と勝者オジエとの違い/WRCクロアチア
AUTOSPORT web

みんなのコメント

4件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村