スズキのコンパクトカーといえばスイフト。その軽快さに慣れた人が、次にSUVのフロンクスを選ぶのはアリなのか? サイズ、価格、走り、装備の違いから、スイフトからの乗り換え適性を考える。
文/写真:ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】レザー調の内装もオトナっぽいぞ!! 二段ヘッドランプと一文字テールがオシャレなフロンクスを写真で徹底チェック!!(22枚)
スイフトより大きいが、フロンクスは扱いやすさを残したSUVだ
スイフトからフロンクスへの乗り換えでまず気になるのはサイズだ。スイフトは全長3860mm×全幅1695mm×全高1500mm。いっぽうフロンクスは全長3995mm×全幅1765mm×全高1550mmとなる。つまりフロンクスはスイフトより全長で135mm、全幅で70mm、全高で50mm大きい。
特に効くのは全幅だ。スイフトは5ナンバーサイズだが、フロンクスは全幅1765mmの3ナンバー。狭い道や古い立体駐車場に慣れている人は、最初だけ少し幅を意識するはずだ。ただ、全長は4mを切る3995mmに収まり、最小回転半径も4.8m。SUVになったからといって、いきなり大柄で持て余すクルマではない。
むしろ魅力は、スイフトのコンパクトさにSUVらしい見晴らしと存在感を足せることだ。全高1550mmなので、機械式立体駐車場を意識しやすい点もいい。ヤリスクロスやヴェゼルほど背の高いSUVではなく、クーペSUV風の低めフォルム。スイフトから乗り換えても、重たく見えすぎないのがフロンクスのうまいところだ。
価格差はそれなりにある。スイフトはXG 2WDが172万7000円、HYBRID MX 2WDが192万2800円、HYBRID MZ 2WDが216万7000円。フロンクスは2WDで254万1000円だから、スイフトHYBRID MZからでも37万4000円高い。単純な安さなら、もちろんスイフトが有利だ。
価格は上がるが、装備と余裕で納得できる人にはアリ
では、フロンクスは高いだけなのか。そこは違う。フロンクスは全方位モニター付メモリーナビゲーション、スズキコネクト対応通信機、ブラインドスポットモニター、リヤクロストラフィックアラート、ヘッドアップディスプレイ、電動パーキングブレーキ、ブレーキホールドなどを標準装備する。最初からかなり盛った仕様なのだ。
走りのキャラクターも違う。スイフトは1.2Lエンジンで、HYBRID MZ 2WDのWLTCモード燃費は24.5km/L。軽快で燃費もよく、毎日の足としての完成度は高い。対するフロンクスは1.5Lマイルドハイブリッド+6ATで、WLTCモード燃費は2WDが19km/L。燃費ではスイフトに譲るが、最高出力は101PSでスイフトの82psを凌ぎ、トルクにも余裕がある。
この差は高速道路や郊外路で効く。スイフトのキビキビ感は魅力だが、フロンクスはもう少し落ち着いたクルージング寄り。6ATのダイレクト感もあり、コンパクトSUVとして長距離を走る安心感がある。通勤や街乗り中心ならスイフトで十分だが、週末に遠出する、荷物を積む、少し上質な移動感が欲しいならフロンクスの価値は見えてくる。
結論として、スイフトの軽さ、燃費、価格に満足している人が、無理にフロンクスへ行く必要はない。特に街乗り中心ならスイフトは今でもかなりいい選択だ。
ただし、スイフトより少し大人っぽい見た目が欲しい。SUVの存在感が欲しい。でも大きすぎるクルマはイヤ。装備も最初から充実していてほしい。そんな人には、フロンクスはかなり向く。スイフトからの乗り換え先として、フロンクスは“サイズアップしすぎない上級移行先”。ちょっと背伸びしたいスズキ党には、実にちょうどいい1台だ。
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
新型レクサスESのBEVモデルの競争力を分析! 日本では問題ないが中国では強力ライバルにやや苦戦の可能性
【スーパーワン】早くも1万1000台を突破。こんなホンダ車を待っていた!【九島辰也】
泥や小石の跳ね上げを防ぐため……はわかるけど後続車が眩しいステンレス板はなぜ? トラックの「ピカピカの泥よけ」はドレスアップだけじゃない「安全面」の役割も担っていた!
トヨタが生んだ"美しすぎるクーペ"とは?? 想像以上に走りも本格的! セリカの陰に隠れた「カレン」の魅力
ウソのようだがけっこう起こっている「ガソリン車に軽油」「ディーゼル車にガソリン」の誤給油! 知人のクルマやレンタカーなどを借りた際はとくに注意が必要!!
みんなのコメント
乗りかえはアリだと思う。価格は少し高めだけど
装備は充実しているし内装の質感もライバルの
ヤリスクロスと比べて高いから多くの人にとって
満足できるレベルなのでは。