ハンドリング向上を重視 空力強化
ポルシェのモータースポーツ・パートナーであるマンタイ・レーシングは、新型911 GT3のサーキット走行性能を大幅に向上させるアップグレード・パッケージを発表した。
<span>【画像】ハードコア仕様の911 GT3【標準モデルと写真で比較】 全80枚</span>
991世代のGT2 RSとGT3 RSに続く最新キットで、来年春に発売される予定。標準のGT3の価格におよそ7万ポンド(約1050万円)が上乗せされる見込みだ。
マンタイ車の伝統として、最新キットはホームサーキットであるニュルブルクリンクで鍛えられたが、同社は「日常的な使用に適しており、顧客はGT3でサーキット走行にリラックスして出かけることが可能です」と述べている。
ハンドリングの最適化に重点を置き、GT3のシャシーとエアロダイナミクスを強化しているが、510psのフラット6には手を加えていない。
パッケージには、4ウェイのアジャスタブル・サスペンションキット、マンタイ特注の軽量ホイール、強化ブレーキシステムなどが含まれている。
エアロパーツもマンタイが設計したもので、専用のフロントスプリッターとエアチャネリングウィングレット、リアディフューザー、カーボンファイバー製リアスポイラー、後輪用のエアロホイールなどを装備する。
ニュルのラップタイム記録挑戦も間近?
標準仕様の911 GT3は先代モデルよりも大幅に改良され、ニュルブルクリンク・ノルドシュライフェで17秒のラップタイプ短縮に成功している。マンタイの開発責任者、ステファン・マゲスは、さらなるアップグレードは「大きな挑戦」だったと語る。
「ポルシェGTモデルの本質的なDNAに大きな変更を加えることなく、サーキット走行に適したパフォーマンスをさらに向上させ、同時にサーキット走行を愛する顧客にとって魅力的なパッケージを実現するという目標のため、多くの作業を必要としました。わたしは性能だけでなく、外観にもとても満足しています」
マンタイはノルドシュライフェでのラップタイムを公にはしていないが、マネージング・ディレクターのニコラス・レーダーは、キットを装着したマシンが「どれだけ速くなるか楽しみだ」と語り、記録挑戦の走行が間近であることを示唆している。
マンタイは現在、ニュルブルクリンクの市販車ラップレコードを保持しており、今年6月にポルシェ・ワークスドライバーのラース・カーンがハンドルを握って6分43秒3を記録している。
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みんなのコメント
なにか濃厚なアジアのニオイが。
ならば86で十分かも
新型86をフルカスタムで十分かも知れない