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フォルクスワーゲン ID.Buzzを発売 思ってたより大きい?! EVミニバン「ワーゲンバス」

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フォルクスワーゲン ID.Buzzを発売 思ってたより大きい?! EVミニバン「ワーゲンバス」

フォルクスワーゲン ジャパンは2025年6月20日、EVミニバン「ID. Buzz(バズ)」の予約受注を開始した。デリバリーの開始は7月以降が予定されている。

ID. Buzzは、かつて「ワーゲンバス」の愛称で長年親しまれてきた「フォルクスワーゲン・タイプ2」のヘリテージを継承しながら、フォルクスワーゲンのEV「ID.シリーズ」の新たなブランドアイコンとなるべく開発されたEVミニバンだ。

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ID. Buzzのコンセプトカーは2017年のニューヨーク国際モーターショーで発表され、生産モデルは2022年に登場している。なお、生産はフォルクスワーゲン商用車部門のハノーバー工場で行なわれている。

ID. BuzzはEV専用のMEBプラットフォームをベースにしており、ID.シリーズとしては2番目に登場したモデルだ。ワゴンタイプと商用ミニバンタイプの2種類あるが、日本に導入されるのはワゴンタイプだ。

ロングホイールベース(左)と標準ホイールベースラインアップは、2-2-2のシートレイアウトを採用し、2列目シート中央部をウォークスルーとした6人乗り標準ホイールベース仕様(NWB)と、2-3-2のレイアウトでホイールベースを250mm伸長した7人乗りロングホイールベース仕様(LWB)の2種類をラインアップ。

ボディサイズは標準モデルは全長4715mm、全幅1985mm、全高1925mm、ホイールベース2990mm。ロングホイールベースは、全長4965mm、全幅1985mm、全高1925mm、ホイールベース3240mm。サイズ感としては標準モデルはトヨタ アルファードをひと回り大きく、そしてロングホイールベースはトヨタ グランエースに近い。

ID. Buzzは、細部にわたりアイコニックなデザインエレメントを採用し、同時にかつてのタイプ2と同様に豊かな表情を備えている。ショートオーバーハングのプロポーションやフロントフェイスに冠された特大のVWロゴ、現代風にアレンジされたクラシックなスライディング・ウィンドウ、そしてツートンカラーの色分けのラインにもなっているLED ヘッドライトの間にV字型のフロントパネルを備えた特徴的なフロントフェイスは、時代を超えて愛されてきた“ワーゲンバス”のデザインをオマージュしたものだ。

インテリアは、広々としたラウンジのような雰囲気と、乗員の快適性と便利さのために考え抜かれ、スペースを最大限に活用できるのが特徴で、乗員と荷物のための広大なスペースが存在する。

標準ボディのラゲッジ容量は2123L,ロングホイールベースのラゲッジ容量は2469L、両モデルとも脱着可能な3列目シートにより、様々なアレンジが可能だ。パワー・スライドドア/テールゲートには、イージー・オープン&クローズ機能が搭載され、両手がふさがった状態でもドアの開閉が可能となり、乗員の乗り降りや荷物の出し入れを容易にしている。

コックピットはスイッチ類や突起物が少ないモダンなデザインで、フォルクスワーゲンのインフォテインメントシステム「Ready 2 Discover」や「IDAボイスアシスト」のほか、最新運転支援システムの“Travel Assist”や“Lane Assist“などを標準で装備している。

パワートレインは最高出力286ps、最大トルク560Nmの駆動用モーターをリヤに搭載する後輪駆動モデルだ。3元系リチウムイオン・バッテリーの容量は、標準ホイールベースが容量84kWh、ロングホイールベースが容量91kWhを搭載している。

バッテリーをフロアに統合することで、優れた重量配分とミニバンとして異例ともいえる低重心化を実現している。また、空力性能を追求し、Cd:0.285(欧州仕様)を達成している。WLTCモードの一充電走行距離は84kWhが524km、91kWhが554kmとなっている。

動力性能は、標準ホイールベースの0-100km/h加速が7.6秒、ロングホイールベースの0-100km/h加速は7.9秒で、巨体にも関わらず加速性能は高い。最高速度はいずれも160km/hだ。

充電は、CHAdeMO規格で140kW~150kWの高出力の急速充電に対応しており、従来の常識よりも短い時間で充電が可能になっている。

グレード展開は、ステアリングヒーターや前席シートヒーター、インテリア・アンビエントライトなどの快適装備を標準装備とする6人乗りの標準ホイールベースの「Pro」と、プロの装備にLEDマトリクスヘッドライト“IQ.LIGHT”、リラクゼーション機能(運転席/助手席)、そしてエクステリアカラーとマッチするカラーインテリアや20インチアルミホイールなどが追加された「Pro Long Wheelbase(プロ ロングホイールベース)」の2種類だ。

なお、「Pro」にはLEDマトリクスヘッドライト“IQ. LIGHT”や運転席/助手席にリラクゼーション機能を備えたパワーシートなどの快適装備をパッケージとした「アップグレードパッケージ」が用意されるほか、Proロングホイールベースには、ワンタッチ操作で遮光が可能な「パノラマガラスルーフ」と総出力700Wの「プレミアムサウンドシステムharman/kardon」を組み合わせた「ラグジュアリーパッケージ」を設定している。

ボディカラーは「キャンディホワイト」、「モノシルバーメタリック」、「ディープブラックパールエフィクト」の3色に「キャンディホワイト/ライムイエローメタリック」「キャンディホワイト/ベイリーフグリーンメタリック」、「キャンディホワイト/スターライトブルーメタリック」の有償2トーン色3種類を加えた全6種類。内装色はあらかじめ外板色とコーディネートされた全4種類がラインナップされている。

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文:Auto Prove 松本 晴比古
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