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最もバッジエンジニアリングされたクルマ 36選(後編) 兄弟車はついに「2桁」へ

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最もバッジエンジニアリングされたクルマ 36選(後編) 兄弟車はついに「2桁」へ

スズキ・ビターラ – 4車種

ビターラ(写真)は市場によって、スズキ・サイドキック、シボレー・トラッカー、そしてジオ・トラッカーという名で販売された。

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ちなみに、GMのジオブランド(1989~2016年)は他社製車のバッジエンジニアリングのみで構成されていた。プリズムは実質トヨタ・スプリンター、ストームはいすゞ・インパルス、スペクトラムはいすゞ・アイマーク、そして後述するメトロはスズキ・スイフトのバッジエンジニアリング車だった。

ビュイック・テラーザ(2005年) – 4車種

GMはまたもや、バッジが違うだけの4車種のミニバンを売り出した。ビュイック・テラーザに加え、シボレー・アップランダー、ポンティアック・モンタナSV6、サターン・リレー(写真)が存在したが、どれも同様に印象の薄いクルマだった。

プリムス・タウン&カントリー(1983年) – 5車種

クライスラーが1983年に世界初のピープルキャリア(ミニバン)を発売した際、顧客にはダッジ・グランドキャラバン、プリムス・タウン&カントリー、クライスラー・グランドボイジャーという選択肢が用意された。

後にフォルクスワーゲンは自社製のシャランという優れたモデルを保有しながらも、クライスラーのミニバンをライセンス生産し、ルータン(写真)として販売。さらにフィアットとクライスラーの提携により、一時的にランチアブランドからも販売された。

シボレー・アベオ(2002年) – 6車種

初代シボレー・アベオは大宇・カロスをベースに開発された。カロスは平凡なクルマで、個性や魅力に欠けていたにもかかわらず、アベオは世界中に展開された。ホールデン・バリーナ、ポンティアックG3(写真)、ZAZヴィダ、さらにカナダではスズキ・スイフト+として販売されていた。

ヒルマン・アベンジャー(1970年) – 6車種

英国のルーツ・グループは、1970年にこの後輪駆動のファミリーカーを投入した。当初はヒルマン・アベンジャーとして販売され、タルボット、サンビーム、ダッジ版も存在する。米国ではプリムス・クリケット(写真)、アルゼンチンではフォルクスワーゲン1500として販売された。

GMCエンボイ(1998年) – 6車種

GMは長年、バッジエンジニアリングを積極的に活用してきた。その主な理由は、多くのブランドを保有していたこと、そして国ごとに異なるブランドを割り当てていたことにある。しかし、その言い訳が通用しない場合もある。サーブ9-7X、シボレー・トレイルブレイザー、GMCエンボイ(写真)、ビュイック・レイニア、いすゞ・アセンダー、オールズモビル・ブラバダはすべて米国で販売されたのだ。

BMCファリーナ(1959年) – 6車種

ブリティッシュ・モーター・コーポレーション(BMC)は1952年、オースチンとモーリスの合併により設立された。同社はMG、ライレー、ウーズレーのブランドも所有しており、バッジエンジニアリングは即座に始まった。1959年に登場した大型セダンのファリーナは、その頂点と言える。ファリーナは、オースチン・ケンブリッジ、モーリス・オックスフォード(写真)、ライレー4/68、ウーズレー15/60、MGマグネットと、あらゆる形態で販売された。さらに6気筒モデルにはバンデン・プラ版も存在する。

BMC ADO16(1962年) – 6車種

BMCは1960年代も小型車の開発を続けた。各ブランドに独自のモデルラインナップを持たせることは不可能だったため、結果的にバッジエンジニアリングを繰り返すことになった。そのため、1100と1300には、オースチン、モーリス、ウーズレー、ライレー、バンデン・プラ、MGの各バージョンが存在する。

三菱スタリオン(1982年) – 6車種

洗練されたスポーツハッチバックで、英国ではコルト・スタリオンとして販売された(写真。後期型は三菱スタリオンとして知られる)。米国ではクライスラー、ダッジ、またはプリムス・コンクエストとして販売された。もちろん、米国でも三菱スタリオンは購入できた。

ハンバー・セプター(1966年) – 7車種

BMCがやれることは、ルーツ・グループも真似できた。同社のアローシリーズは1966年に登場し、イランでは2005年まで生産が続けられた。その間、シンガー・ガゼルおよびヴォーグ、ヒルマン・ハンター(写真)、ハンバー・セプターとして販売されていた。後にクライスラー版のハンターとヴォーグが登場し、最終的にはイランでペイカンとして生涯を終えた。

シボレー・キャプティバ・スポーツ(2006年) – 7車種

GMはこのクルマを、世界中でさまざまな名称で販売した。オーストラリアではホールデン・キャプティバ、英国ではヴォグゾール・アンタラ、欧州大陸ではオペル・アンタラとして販売された。北米ではサターン・ヴュー、南米ではシボレー・キャプティバ・スポーツ(写真)、韓国では大宇・ウィンストーム・マックスとして知られている。

ホールデン・モナーロ(2001年)- 7車種

オーストラリアで誕生したホールデン・モナーロ(写真)は、英国ではヴォグゾール・モナーロ(後にVXR8)、米国ではポンティアックGTOおよびG8、さらにシボレー・ルミナ、カプリス、SSとしても販売された。悲しいことに、ホールデンのオーストラリア国内工場は2017年に閉鎖され、ホールデンブランド自体も2021年に消滅している。

シボレー・ベンチャー(1997年) – 7車種

これもGMのバッジエンジニアリングの典型例だ。1997年に登場したこのミニバンは、驚くほど多様な名称で販売されている。米国市場向けにはシボレー・ベンチャー、ポンティアック・モンタナおよびトランススポーツ、オールズモビル・シルエット(写真)が存在した。中国ではビュイックGL8として販売され、欧州市場ではオペルまたはヴォグゾール・シントラとして展開された。

スズキ・スイフト(1988年)- 8車種

初代スイフト(日本名:カルタス)はGM傘下のさまざまなブランド名でも販売されたが、2代目モデルは次元が違う。2ドア/4ドア・セダン、3ドア/5ドア・ハッチバックが展開され、カナダ、インドネシア、ベネズエラなど世界11か所で生産され、スズキだけでも6つの名称を駆使していた。

これに加えて、マルチ・スズキ1000(インド)、長安スズキ・リンヤン(中国)、シボレー・スプリント/ポンティアック・ファイアフライ(カナダ)、シボレー・スイフト/フォルサ(ラテンアメリカ)、ジオ・メトロ(米国、写真)、ホールデン・バリーナ(オーストラリア)、スバル・ジャスティ(欧州)としても販売された。生産が最終的に終了したのはパキスタンで、2016年のことだった。

シボレー・スパーク(2009年) – 8車種

シボレー・スパーク(写真)は、シボレー・ビートやホールデン・バリーナ・スパークなど多数の名称を持ち、後継車もオペル・カール、ホールデン・スパーク、ヴォグゾール・ビバとして販売された。

初代モデル(1998年)はさらに複雑で、大宇、ポンティアック、FSO、シボレー、フォルモサなどさまざまなバッジを装着していた。

タルボ・ホライゾン(1978年) – 9車種

1978年の欧州カー・オブ・ザ・イヤー受賞車だが、さほど記憶には残っていないのではないだろうか。欧州ではクライスラー、タルボ、シムカのエンブレムを装着。米国ではプリムス(ホライゾン=写真、スキャンプ、ツーリスモ)とダッジ(チャージャー、オムニ、ランペイジ)のブランドで販売された。

オペル・カデット(1984年) – 9車種

カデットの歴史は1936年まで遡るが、1979年に前輪駆動モデルが登場するとGMの目に留まった。シボレー・カデット、ポンティアック・ルマン、パスポート・オプティマとして販売され、さらに改良後は大宇(シエロ、ルマン、ネクシア、レーサー)や、ヴォグゾール(写真)およびオペル(アストラ)のバッジも与えられた。

いすゞ・トゥルーパー(1991年) – 11車種

この大型SUVの多様性は、GMの企業規模をほぼそのまま反映していると言える。GMがいすゞの大半を買収したのは1972年のことだ。

2代目トゥルーパー(日本名:ビッグホーン)は初代より上級化し、GMのグローバルSUVラインナップの空白を埋めることになった。当時、GM傘下ではシボレー・トゥルーパー(米国とカナダ)、オペル・モントレー(欧州大陸)、ヴォグゾール・モントレー(英国)、ホールデン・ジャッカルーおよびモントレー、HSVジャッカルー(オーストラリア)として販売された。

GMだけでなく、他社もトゥルーパーを導入している。ホンダは米国でアキュラSLX、日本でホンダ・ホライゾンとして展開し、中国ではサンジウ3-ナイン・トゥルーパーという名で販売していた。

GM Tカー(1974年) – 13車種

GMがバッジエンジニアリングの頂点に立つのは当然だろう。何しろ同社は1908年の創業以来、少なくとも1930年代初頭からバッジエンジニアリングを手掛けてきたと言えるからだ。

カデットの前身となるTカー・シリーズは1974年に発売された。石油危機による燃料価格の高騰を契機に、GMはあらゆる地域で、あらゆるブランド名と車名で販売できる小型車の開発を目指した。そして驚くべきことに、わずかな外観変更を施しただけのTカーを、13のブランドと20もの車名で販売したのだ。

すべての名を挙げていると日が暮れてしまうので一部割愛するが、主なものとしては、ホールデン・ジェミニ(オーストラリアとニュージーランド)、オペル・カデット(ドイツ)、いすゞ・ジェミニ(日本)、ヴォグゾール・シェベット(英国)、シボレー・シェベット(米国とカナダ、写真)などがある。

その他にも、セハン(韓国)、アイメサ(エクアドル)、グルメット(ウルグアイ)、サンレモ(ベネズエラ)といった非常にマイナーなブランド名でも販売された。Tカー・シリーズは2008年まで生産が続けられ、実に34年もの長寿を誇った。

文:AUTOCAR JAPAN AUTOCAR JAPAN
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