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スズキの“4WD”ミニバン「P.X」どんなクルマだった? 2005年登場の全長4.4m級の「ちいさなボディ」で6人乗りのコンセプトモデル! 便利な「スライドドア」&2リッター「直4」搭載の7ドア仕様とは

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スズキの“4WD”ミニバン「P.X」どんなクルマだった? 2005年登場の全長4.4m級の「ちいさなボディ」で6人乗りのコンセプトモデル! 便利な「スライドドア」&2リッター「直4」搭載の7ドア仕様とは

■ミニバンに「走りの興奮」を!

 かつてスズキは、ミニバンの高い利便性に、乗用車が持つワクワクするような走りの楽しさを加え、これまでにない「新しい空間価値」を求めて意欲作を開発していました。

【画像】超カッコイイ! これがスズキの「“4WD”ミニバン」です! 画像で見る!(18枚)

 20年以上前に、圧倒的な存在感と洗練されたパッケージングを両立し、プライベートジェットのような贅沢な移動空間を示したのは「Suzuki P.X(スズキ ピー・エックス)」です。

 このコンセプトカーは、2005年10月に開催された「第39回東京モーターショー」にて、参考出品車として世界初公開されました。

 会場では、ミニバンとは思えない精悍なスタイリングと豪華な内装に、多くの来場者から驚きの声が上がりました。

 ターゲットを「自分のライフスタイルを重視する男性」と定め、単なる多人数乗用車ではなく、移動そのものをプレミアムな体験へと昇華させる一台として提案。

 左右に3枚ずつ計6枚のドアを備え、後部2枚のドアのうち最後部をスライドドア式かつ観音開き式とした「片側3枚ドア」という斬新な構造を採用するなど、その独創性は群を抜いていました。

 外装デザインの最大の特徴は、ルーフを含め全体的に丸みを帯びたボディが放つ、ソリッドな存在感です。フロントには2段式の灯火類と大型グリルを備え、迫力ある表情を演出。

 いっぽうで、サイドウインドウの意匠を繰り返したようなテールライトや逆台形のリアウインドウなど、リアビューは個性的にまとめられています。

 ボディサイドには強度を増すように見える視覚的効果を持つリブが走り、20インチの大径ホイールを覆う前後フェンダーには、昭和のクルマを思わせるビス留め風のディテールが施されていました。

 インテリアはホワイトとブルーのライトを基調に、本革のシートや各部に金属パーツを配して、クールかつ上質でラグジュアリーな雰囲気で統一。

 ダッシュボードは2代目シボレー「コルベット」のような、左右対称の円弧を描く特徴的なデザインで、運転席と助手席の間は高いセンターコンソールで仕切られ、操作パネルや大画面液晶が配置されていました。

 車内は3列シートの6人乗りですが、一般的なミニバンが2列目を主役とするのに対し、P.Xでは1列目と3列目が主役という、かつてないレイアウトを採用しています。

 2列目シートを1列目の背面に一体化するようにチップアップすると、3列目シートの足元にはVIP向けリムジン以上に広い空間が出現。
 この豪華な空間には、ドイツの「レカロ社」製の本革シートや大型アームレスト、フットレストが奢られ、15インチワイドモニターと大型スピーカーで映画や音楽を鑑賞できるラウンジのような空間となっていました。

 パワートレインには、排気量2.0リッターの直列4気筒DOHCエンジンを搭載。駆動方式はフルタイム4WDを採用していました。

 ボディサイズは全長4420mm×全幅1800mm×全高1780mm、ホイールベースは3000mm。コンパクトミニバンとしては大きめの排気量を選択することで、力強い走りによってクルマ好きの心を満たすことを狙ったコンセプトモデルとなっていました。

※ ※ ※

 独創的で意欲的だったP.Xでしたが、市販化には至りませんでした。しかし、実用一辺倒になりがちなミニバンの世界に、情緒的な価値とラグジュアリーな快適性を持ち込んだ「男のこだわりのプライベート空間」を体現したコンセプトカーでした。(佐藤 亨)

文:くるまのニュース 佐藤 亨
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みんなのコメント

2件
  • mt_********
    干支2周近く前のコンセプトに何の意味があるんだ、佐藤亨とメディアヴァーグ
  • yuj********
    20年前の誰も覚えてないコンセプトカー.....
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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