危険はないのか？ 料金は高い？ アメリカでは浸透しているライドシェアに６回乗ってみた

　この記事をまとめると

■アメリカではライドシェアが広く普及している

■アプリで呼ぶことですぐに利用できる

■相場はタクシーと同等かそれよりも高めな印象だ

　アメリカではライドシェアが当たり前のように普及

　南カリフォルニア地域での移動手段といえば、空港到着直後に最寄りの営業所からレンタカーを借りるというのがいままでの筆者の流れであった。電車や路線バスでの移動も可能といえば可能だが、空港から直接運行されていないので、シャトルバスで最寄りの駅やバスターミナルまで移動し利用することになる。

Comments

[fer********]

かつてのアメリカは自転車代わりにタクシーを利用すると言われていたがとうとう料金まで日本並みか
物価も恐ろしい勢いでインフレしてるし、治安はどんどん悪化、しかもトランプのせいで外国人というだけで目を付けられる
個人的には仕事以外ではもう行きたくないな

[vrv********]

海外のライドシェアはかつて「規制なき自由市場の象徴」として持て囃されましたがその急速な拡大はドライバーの労働環境悪化や利用者保護の不備、安全性のリスク、タクシー業界との摩擦を生み出し、現在では多くの国で労働者としての権利付与や厳格な身元確認、料金変動への規制など「揺り戻し」が進んでいます。こうした国際的な潮流を踏まえれば「制度がテクノロジーに追いついていない」と批判する日本の政治家の言説は古びており、むしろ日本のタクシー業界が持つ高い安全基準やサービス品質は世界的に見ても強みと評価できるものです。したがって今後の議論は「規制か自由化か」という単純な二元論ではなく「公共交通としての責任を守りつつ、どのようにテクノロジーを導入し利便性を高めるか」に移行すべきであり、日本版ライドシェアがタクシー会社主体で制度設計されているのも、海外の失敗から学んだ調整型モデルとして捉えることができるでしょう