TTサーキット・アッセンで開催されたMotoGPオランダGPは、スプリント・決勝ともにドゥカティのマルク・マルケスが勝利した。マルケスは決勝でも自分は最速ではなかったが勝つことができたと語った。
マルケスは4番グリッドからレースをスタートすると、序盤にチームメイトのフランチェスコ・バニャイヤ達を抜いて先頭に浮上。2番手にはマルコ・ベッツェッキ(アプリリア)が最後まで食らいついてきたものの、一度もオーバーテイクの機会を与えないままフィニッシュし、今季6勝目を挙げた。
■忖度・アタックする気が無い……マルク・マルケス、弟に寄せられる憶測に怒り「ライダーをリスペクトして欲しい」
「金曜日、そして週末を通じてのチームの仕事ぶりに満足している。アッセンは僕が得意なコースではないから、予想していなかった。37ポイント+1点(顎の怪我)を獲得できた」
マルケスは初日の転倒でできた顎の怪我を指してそう冗談めかしながら語った。
オランダGP決勝では弟でランキング2番手のアレックス・マルケス(グレシーニ)が転倒しノーポイントに終わった。その結果、マルケスはリードを68ポイントと大きく広げることができた。
また今回の勝利で、マルケスは最高峰クラス68勝目を記録。これはレジェンドライダーとして知られるジャコモ・アゴスチーニと同数の歴代2位の記録となる。
「アゴスチーニのパフォーマンスは悪くなかったね。いや、昨日は彼に追いつくぞと冗談を話していたんだけど、今日は勝てないだろうと言っていたんだ」
「昨日の焼き直しみたいだけど、正直僕は最速ではなかった。でもレースを僕の望むようにマネジメントするだけで勝つことができた。厳しいサーキットで最大限の力を発揮できたから嬉しいよ」
マルケスは勝利を掴み取ったレース戦略について、さらにこう語った。
「昔苦労していたことのひとつで、今は上手くコントロールできている事のひとつが、レースタイムのマネジメントなんだ。11周のスプリントを一定のペースで走って、そこから0.3~0.4秒速くして行きたいと思っていた」
「終盤にファステストラップを刻んで、それを維持していたんだ。ベッツェッキが2番手に来た時は、リスクを負ったけど最大限ではなかった。ある程度、彼を苦しめられたと思う」
「今日は2位でも僕にとっては良い結果だったんだ。でも、上手くコントロールすることができた。タイヤの動きが大きくなり始めて、フロントのグリップが落ち始め、スロットルでコントロールしている瞬間が僕は1番楽なんだ」
ただマルケスはこの結果を喜びきれていない。弟アレックスが転倒で左手を骨折して手術が必要となってしまったからだ。
「嬉しいけど100%じゃないんだ。アレックスが手を怪我してしまった。弟はチャンピオン争いの最大のライバルだし、万全でコースに戻って来て欲しい。なにより、僕の弟なんだ」
「だけどこれがレースだ。僕は普段通り、弟の回復をサポートしていくつもりだ。100%喜ぶべき結果かもしれないけど、そうした事情もあってそうはなっていないんだ」
なおマルケスは初日に2度クラッシュしてしまったが、そこからのチームの働きぶりに改めて感謝した。
「ドゥカティに感謝だ。金曜日にバイクを2台とも壊してしまって、みんなに遅くまで働いてもらわなくちゃならなかった。『2年前のマルクだ。毎日2台バイクを壊していた』と話していたよ」
そして68ポイントと大きなリードを築いた今、マルケスは最も気をつけるべきことは怪我だと語った。
「68ポイントと、大きなアドバンテージになりつつある。今は冷静さを保って、どうマネジメントしていくかという時だ。最も警戒すべきなのは怪我だ」
「今は連戦が組まれているから、もし欠場するようなことがあれば、70ポイントを失う可能性がある。今回は金曜日に2回も危ない状況があったし、アレックスは実際怪我をしてしまった」
「これはバイクレースの重要な部分で、自分の限界をどうコントロールするかを把握しなくちゃいけないんだ」
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あの4年間が無ければどれだけ記録を伸ばしたか
解約していた日テレジータスを昨年から再加入しました。