2016年1月
■2016年1月
ボルボ・カー・ジャパンはボルボのフラッグシップモデルとなる7人乗りSUVのXC90をフルモデルチェンジし、2016年1月27日に発売した。
外観デザインは北欧の神話に登場する雷神が持つハンマーをモチーフにしたというT型のポジションライトが印象的なLEDヘッドライトやシャープなショルダーラインなどが特徴で、虚飾を廃した機能的なスカンジナビアデザインが表現されている。フロントグリルのリニューアルされた新しいアイアンマークなどは、ボルボのアイデンティティーを継承するものだ。
最上級の素材を用いたインテリアはクリーンでモダンなスカンジナビアラグジュアリーを実現するとともに、ドライバーが直感的に操作できる独自システムのセンサスを採用している。ナビゲーションやオーディオなどを表示する12.3インチのワイドディスプレーやヘッドアップディスプレーなど、表示系、操作系が刷新されている。
新世代のプラットホームを採用して開発されたXC90には、2種類の世界初の安全技術が採用されている。ランオフロード・プロテクション(道路逸脱事故時プロテクション)は、クルマが道路から逸脱したことを検知すると乗員の保護機能を高めてダメージを軽減する。またインターセクション・サポート(右折時対向車検知機能)は、右折時に衝突の危険がある対向車を検知すると自動ブレーキをかけて衝突を回避・軽減するものだ。
ほかにも歩行者やサイクリストを検知する緊急自動ブレーキを始めとする安全装備は全車に標準で装備されている。
搭載されるパワートレーンは3種類で、ベースとなるT5に搭載されるのは直列4気筒ガソリン直噴ターボで187kW(254ps)/350N・mのパワー&トルクを発生する。T6系に搭載される直列4気筒ガソリン直噴ターボ+スーパーチャージャー仕様のエンジンは235kW(320ps)/400N・mを発生する。さらにT8は、T6用のエンジンに加えて65kW(87ps)/240N・mを発生する電気モーターを組み合わせたプラグインハイブリッド車となる。
トランスミッションは全車ともギアトロニック機構付きの電子制御8速ATで、全車とも電子制御式のAWD車である。
グレードはT5 AWDモメンタム、T6 AWD R-デザイン、T6 AWDインスクリプション、 T8ツインエンジンAWDインスクリプションの4グレードが設定されている。
■2016年8月
ボルボ・カー・ジャパンはボルボのフラッグシップモデルとなる7シーターSUVのXC90に4シーターの特別仕様車「T8 ツインエンジン AWD エクセレンス」を設定して、2016年8月23日に発表した。
「T8 ツインエンジン AWD エクセレンス」は、リアシートに乗り込み、運転手付きで移動するユーザーの利用を想定して開発。リアシート2席は、シートヒーターやベンチレーション機能、マッサージ機能などを装備して、快適性を向上。またクーリングボックスと2席それぞれで使える折りたたみテーブル、保温/保冷機能付きのカップ・ボトルホルダーなどが装着され、高級感を演出する。