2021年9月
■2021年9月
ボルボ・カー・ジャパンは、フラッグシップセダン「S90」の受注生産による再販売を2021年9月1日より開始した。
ボルボのフラッグシップセダンとなるS90は2017年に登場し、500台の限定販売を完売したことで日本での販売を終了していた。しかし、販売再開を望む声が多く寄せられたことからS90の仕様変更に合わせて、受注生産による再販売を開始した。
今回新たに販売されるのは、仕様変更を実施した48Vハイブリッド搭載モデル「S90 B6 AWDインスクリプション」の1グレード。エクステリアはフロントグリル、前後バンパー、アルミホイールに新デザインを採用し、リヤコンビランプのデザインを一新した。リヤウインカーはシーケンシャルタイプになった。
インテリアでは新インフォテイメントシステムやテレマティクスサービスが導入されている。それ以外にも「CleanZone-アドバンストエアクオリティシステム(PM2.5センサー、車内自動換気機能付き)」、「ワイヤレススマートフォンチャージ」を標準装備している。オプションの「B&Wプレミアムサウンド・オーディオシステム」がアップグレードしており、新たに“ジャズクラブ”モードが追加されている。
パワーユニットは最高出力220kW(300ps)/5400rpm、最大トルク420Nm/2100~4800rpmを発生する2.0リットル直4ターボに、48V電源を利用した電動スーパーチャージャーにISGM(インテグレーテッドスタータージェネレーターモジュール)によるマイルドハイブリッドシステムを搭載した。
先進安全および運転支援機能は標準装備しており、今回新たに「先行車発進告知機能」、「リヤ衝突回避・被害軽減ブレーキシステム」が設定されている。S90の生産はS90のグローバル生産拠点となっている中国の大慶工場で行われ、欧州、北米、アジアなどの全仕向地に向けて輸出される。