フォルクスワーゲン ポロ 「ベンチマークから生まれた異端児」のユーザーレビュー

ベンチマークから生まれた異端児

2019.2.3

総評

少し前のゴルフGTIと同等のボディとエンジンに生まれ変わったポロGTI、しかし、ゴルフとは趣きが異なりヤンチャ度は高め
世界のベンチマークと言えばゴルフですが、セグメントが細分化された今、ポロにも同じ事が言えると思います。
ポロGTIはそのベンチマークから生まれた異端児だと思っています。大袈裟かも知れませんが。
ゴルフほど大人じゃない暴れん坊、そんなイメージです。
そんなところが好きな人は必ずいるはず。

満足している点

サイズアップしたこと。ハイラインに試乗するまでは、このサイズアップには疑問を感じていましたが、乗ってみて納得
ベースモデルで感じたサイズアップの恩恵はそのままGTIにも反映されています。（ゴルフとの棲み分けがーとか言ってる人もいますが、それはゴルフにちゃんと乗ったことがないただのエアプな人の発言）
安全機能も充実していますし、ACCが高速道路でかなり有用です。
メーター周りもフルデジタルでカッコイイ

マニアックな車種なので私の住んでいる地域では見かけることがありません。人と被りにくい車種というところも気に入ってます。

不満な点

マイナートラブル
①室内の数箇所からビビり音
→様々な対処により02.03.10現在は落ち着いてます。
②ブレーキ関連とおぼしき異音（常時発生ではないです。）私のブログに多少詳しく書いています。
→ローダストパッドを経て再び純正パッドに戻して以来音がしなくなりました。（再発の可能性有り）
→フロントをiSweep IS2000に交換　リアからは相変わらず変な音が出ます。
エンジンパワー
2.0ターボになったのだからもう少し突き抜けて欲しかった。
VW内のセグメントの縛りでしょうか。
→サブコン導入、吸排気系、過給機系、点火系のチューンでかなりパワー感が増して勾配のきつい榛名や赤城の登りでもまぁまぁ加速してくれるようになりました。まだまだイケるはず。

デザイン

4

たまにブサイクに見えますが大体男前だと思います。
内装はMQB採用によるコスト増加の煽りなのか安っぽいです。私は気にしません。

走行性能

4

パワー感
扱いやすいパワーです。これで十分と言う人が多いはず。しかし私はもう少し欲しいと感じます。サブコンを入れても満足はしてません。
操作性
ボディサイズが拡大したことにより、安定感が増しました。かといって鈍重になったわけじゃありません。変なアンダーも出ず軽やかによく曲がります。
扱いやすさ
低速でややギクシャクすることがあります。とくにスポーツモードの時

乗り心地

3

スポーツモデルなので、当然硬めです。
静粛性はモデルの性格を考えれば普通です。
→サスのストロークが足りずに道路の凹凸具合によってはとんでもない衝撃が唐突にやってきます。これはいただけない。解決するには脚そのものを換えるか神経質に凹凸を避けるしかない。

積載性

3

リンゴの箱が6箱つめました。
収納が少ないという人もいますが、別に車の中で生活しているわけじゃないし、オートアロマの小瓶などの小物を置くにしてもグローブボックスやセンターアームレストのやたら深いスペースで事足りています。

燃費

5

通勤時、普通に走っていれば1.4TSIと肉薄しています。
私の場合
通勤距離:12km
往路:半分登りで約10km/l
復路:半分下りで約15〜17km/l

→色々手を入れた結果、燃費はおちました。普通に走れば変化はほとんどないですが、アクセルを踏み込むのが楽しくなってしまったことが原因
→それにしても優秀、特に記録はつけていませんがとにかく燃費が良い印象

価格

3

高くもなく安くもない妥当な線だと思います。デジタルメーターにしようと思うとDiscoverProももれなくついてくるのでお得なのか高いのかよく分からないです。

故障経験

①室内のビビり音防止処置
②ブレーキ関連とおぼしき異音
③ボンネットオープナーがうまく働かない。（レバーを引いてもボンネットが浮き上がらない。Dで調整するも変わらず）