フォルクスワーゲン ゴルフ (ハッチバック) 「走りの質感を高めたマイナーチェンジを実施」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。

一条 孝
一条 孝(著者の記事一覧
自動車ジャーナリスト
評価

4

デザイン
4
走行性能
5
乗り心地
5
積載性
4
燃費
5
価格
4

走りの質感を高めたマイナーチェンジを実施

2025.7.29

年式
2024年9月〜モデル
総評
2021年に導入された8代目ゴルフがマイナーチェンジ。発表は24年7月だったが、デリバリーが開始されたのは25年に入ってから。内外装のリニューアルが行われ、エンジンも1リッターの直3ターボを1.5リッターの直4ターボに変更するなど、走行性能にも磨きが掛けられている。
満足している点
フロントデザインをリニューアルし、一見して新型ゴルフ(8.5)だとわかるデザインに。インテリアでもセンターディスプレイが12.9インチ化され、大きく見やすくなった。走行性能も向上し、静粛性や乗り心地の向上も新型の美点となっている。
不満な点
インフォテイメントシステムは以前よりも使い勝手がよくなったが、最新の国産車に純正装着されるタイプと比べるといまひとつの印象も受ける。eTSI Rラインは見た目こそスポーティだが、ワイドな18インチタイヤの装着によって乗り心地がやや硬質になる。
デザイン

4

左右のヘッドライトをつなぐバーとエンブレムが光るようになり、LEDヘッドライトのデザインも一新。バンパーデザインも変更されて一段とインパクトのある表情になった。リヤコンビランプのデザインも新しくなり、一段と洗練されたスタイリングに仕立てられている。
走行性能

5

新たに搭載された1.5リッター直4ターボエンジンはスペックこそ変わらないが、4気筒エンジンの採用によって振動やノイズが抑えられている。2リッター直4ディーゼルターボのTDIはトルクフルな走りとディーゼルらしからぬスムーズな回転フィールが心地よい。操縦安定性は申しぶんなく、ワインディングでは安定感のある乗り味が得られる。とくにRラインはドッシリとした4輪の接地感が印象的だ。
乗り心地

5

1.5リッターガソリンエンジン車にはリヤにマルチリンクサスを装着。eTSI、TDIともに乗り心地はCセグメントのモデル中で上位に入る快適さだ。室内空間も大人4人乗車には十分な広さがあり、フロント&リヤのシートは座り心地にすぐれる。運転席はステアリングやシートの調整幅がかなりあるので、長身の人でも適正なポジションが得られる。
積載性

4

ラゲッジルームはフロアがやや高め。後席は6:4の分割可倒式を採用し、センターアームレスト部にはスキー板などを通すトンネルが備わる。ちなみにフロアがやや高めに感じられるのは、フロア下にテンパータイヤが収められているため。
燃費

5

eTSIは高速主体の走行(東京〜千葉)で17km/L、TDIは東京〜新潟間の往復で22km/Lの実燃費を得ている。燃費を意識して走らせれば、さらに伸びるかもしれない。
価格

4

ガソリン車はもっともリーズナブルなeTSIアクティブベーシックでおよそ350万円、最上級のeTSI Rラインが約455万円と、シビックと大差ない価格設定だ。TDIはさらに高価だが、ディーゼルならではの乗りやすさと経済性を求める人にはeTSIよりも魅力に映るだろう。
一条 孝
一条 孝
自動車ジャーナリスト
自動車専門誌の編集&ライターとして活動後、自動車ジャーナリストとして専門誌やWeb、タブロイド紙などに寄稿。運転する楽しさを追求するとともに、環境性能やパッケージングにもこだわりを持つ。これまで保有した車の大半はFRレイアウトのマニュアル車。日本自動車ジャーナリスト協会会員
フォルクスワーゲン ゴルフ (ハッチバック) 新型・現行モデル

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