フォルクスワーゲン ゴルフ R のみんなの質問

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このエンジンは化け物なのでしょうか?

フォルクスワーゲンゴルフ GT TSIのエンジンは化け物なのでしょうか?
排気量1389ccで170馬力というのは凄くありませんか?
10・15モードでリッター14キロというのは、燃費がいいほうなのでしょうか?
高いので、とても手は出ませんが・・・。
このクルマの評判はいいのですか?
車に詳しい方、よろしくお願いします。
http://www.volkswagen.co.jp/cars/golf/lineup_gt_eframe.html

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ベストアンサーに選ばれた回答

 「化け物」というわけではありませんが、現在、一番、注目されているエンジンです。

 このエンジンの特徴は、次の2点です。

●スーパーチャージャーとターボチャージャーを効果的に組み合わせている
●直噴の使い方がうまい

 この特徴を以下に少し詳しく書きます。

●ターボチャージャーとスーパーチャージャーの両方が装着されています。
 エンジンが低回転数では、エンジンの駆動を利用して、エンジンに多くの空気を取り入れます(スーパーチャージャー駆動)。これを「過給」といいます。これにより、非常に力強い加速が可能になります。次にエンジンが高回転数になると、スーパーチャージャーを電磁クラッチで切ります。高回転数になると、排ガスでターボチャージャーを十分駆動できるので、ターボで過給します。これにより、小さなエンジンで大きな出力が得られます。高回転数域では、エンジンでスーパーチャージャーを駆動するムダなエネルギだけを消費するので、そのロスをなくすことができます。
 過給すると、エンジンが空気を吸い込むためのポンピングロスが低減するため、上手に使うと燃費も向上します。

●直噴による高圧縮比を実現しています。
 直噴エンジンは日本でもいくつかあるのですが、VWのこのエンジンでは、直噴により、燃焼室で燃料が気化するときに、まわりから熱を奪う現象(気化熱)を利用して、燃焼室内を冷却し、ノッキング限界をあげ、高圧縮比(ターボなのに10.3は高い、通常は9.5程度)を実現し、効率と出力を向上させています。

 以上の方法で、1.4Lの排気量にもかかわらず、2Lクラスの出力と1.4Lクラスの燃費を実現しています。このエンジンで使われた技術はひとつひとつで見ると、世界初の新しいものではありません。たとえばスーパーチャージャーとターボチャージャーを組み合わせるアイディアは日産やランチアにもありました。しかし従来からある技術を集大成し、製品化したところに価値があります。

 従来、ターボチャージャーを搭載したエンジンといえば、「ターボラグ」という加速の遅れや燃費の悪さがあり、ほとんどの車両メーカは環境を配慮し、つくるのをやめました。しかしこのTSIエンジンはターボラグをスーパーチャージャーで解消し、燃費の悪さを直噴などで解決している点が優れています。実際、現在、自動車メーカのほぼ全社が購入して調べているようです。そのくらい衝撃的なエンジンです。

 ご参考になれば幸いです。

質問者からのお礼コメント

2007.3.18 11:04

詳しい解説ありがとうございます。既存技術の組み合わせが絶妙という事ですね。他の方も書かれていますが、ディーゼルと競合している欧州メーカーならではですね。大変勉強になりました。皆さん本当にありがとうございました。

その他の回答 (10件)

  • バイクのエンジンを考えましょう。
    250ccで、45馬力というのがある。
    1リットルに換算したら、リッター180馬力。

    今は、規制で40馬力か。これなら、リッター160馬力。

  • ターボ付きであれば1.4Lでも170馬力くらいは楽に出ます。
    但しターボだけでは低回転のトルクが出ないので機械式のスパーチャージャーを組み合わせているのでしょう。
    170馬力のガソリンエンジンとしては燃費は良いと言えると思います。

    驚きと言えば、従来の2Lガソリンエンジン車と同等の売値でこの車を出した事の方が自分には驚きです。
    コスト的には2LクラスのNAエンジンよりターボ+スーパーチャージャー等で10万くらいは余計に掛かっているはずで
    す、元々利幅が厚かったとは言え思い切った戦略価格でしょう。

    日本にいてはピンと来ないかもしれませんが、このエンジンが競合する相手は2Lクラスのディーゼルエンジンを想定しているものと思われます。
    TSIと2Lクラスのディーゼルを比較すると
    ・最大出力はTSIの方が高いが、低回転のトルクはディーゼルの方が優位。
    ・TSIの実用燃費がどれくらいになるかは不明ですが、燃費はまだディーゼルの方が優位でしょう。
    ・重量はTSIの方が数十キロ軽いので車のバランス的に優位
    ・製造コストはディーゼルと同等くらいか排気量が小さい分TSIの方が安いか?
    排ガス規制が厳しくなるほどコスト的にはTSIの優位性が高くなると思われます。

    今後燃費を更に改良出来れば、排ガス規制で値段の高くなるディーゼルエンジンの代替となる可能性もあるかも?
    このエンジンは高回転も得意で、出力の割には軽量なのでスポーティーな車向けには良いでしょうけど。

  • 今後の省燃費・高効率エンジンの一つの方向だと思います。
    ターボ+スーパーチャージャーで高出力だけでなく、高出力+高効率=総合的な低燃費を狙ったものだと考えられます。
    排気量と気筒数が少なければ
    1)エンジン重量が軽くなります。
    2)ピストンリングやクランクの摩擦が少なくなります。
    3)バルブの駆動ロスが少なくなります。
    4)低スロットル開度時のポンピングロスが少なくなります。
    こういうわけで、1.3Lながら、2~2.4L程度の出力とトルクを確保しています。
    マイカーではありませんが、新しい時代を切り開くに十分な魅力のある車だとの評価だそうです。

  • ターボは排気ガスの熱(圧力)をリサイクルするための部品で本当は熱効率が上がって燃費も良くなるんです。
    ディーゼルエンジンでターボが多いというのはこういった理由です。

    では何故ガソリンエンジンのターボは燃費が悪いと言われているか??と言えば排気ガスの問題があるからなんです。
    同じ量の燃料を噴射し過給圧を上げることで燃焼効率が高くなりパワーも馬力もでます。
    でもこの状態でそのまま燃やすと燃焼ガスの温度が高くなりNOxの排出が極端に多くなりますし、振動なども多くなるという弊害があります。
    これを減らすためには燃焼温度を下げるしかありません。
    昔の技術だと燃料を極端に多く噴射しパワーを稼ぎつつ燃焼温度を下げ、また噴射した燃料の気化熱を利用し排気温度を下げていました。
    無駄に燃料を噴射するんだから燃費なんて良くなるはずがありませんよね。

    今の技術だと燃焼伝播などのエンジンのシリンダー内部で起きることをコンピューターでシュミレーションすることで必要最低限の燃料を噴射し完全燃焼に近い形で燃焼させたうえで燃焼温度をコントロールする技術が確立できたと言うことですね。

    マツダのDISIターボも新しい技術でスーパーチャージャーは付いてはいませんが排出ガスの改善と燃費・パワーの両立を実現したエンジンです。

    今後同じようなエンジンが他メーカーからも出てくると思います。

  • 全然たいしたことないと思います。

    エンジンが化け物の車といえばダイハツのホットハッチ、ストーリアX4でしょう!

    たった713ccの排気量で馬力は120ps@7200rpm、トルクが13.0Kg-m@4800rpm。

    リッターあたり実に168馬力です、ゴルフと同じ排気量なら233馬力と言う事になりますね。

    燃費も10・15モードでリッター17キロと上回っています。

    ゴルフだったら、GT TSIよりもR32(V6 3.2リッター 250馬力)の方が面白そうですね。

  • プリウスなんて1500CCで+モーターが付いて
    燃費はリッター35.5キロもはしります。
    パワーだってモーターとあわせて144馬力あります。
    それでいてお値段は220万ぐらいからと かなりリーズナブル

    本当の化け物はプリウスだと思います。

  • ハイブリッドにしたいがその技術がないので低速トルクはスーパーチャージャーで補う。
    エンジンを軽量にするため排気量を小さく、パワーはターボチャージャーで稼ぐ。
    それを組み合わせただけです。
    どちらも燃費向上、つまりCO2(二酸化炭素)削減のためです。

    フォルクスワーゲンによると、将来はスーパーチャージャー部分を電気モーターに置き換えるつもりだそうです。
    環境問題にちゃんと取り組んでいるフォルクスワーゲンの一つの回答として、良いエンジンができあがってますね。

  • ランエボ・インプで 1L当り140~160馬力ですから、
    170/1389 で 1L当り 122.4馬力 それほど凄くも有りません。
    ただ燃費は、 ターボとスパーチャージーで、上手くコントロールされて良いと思います。
    丁度最近多い、2400cc程度の馬力やトルクが有るので、
    税制面を含めて今後国産でも流行るかも知れません。

  • つっこみですが、
    クルマのツボはTVK(テレビ神奈川)ですよ。
    テレ東いくら探しても番組は見つかりません。
    ちなみに神奈川以外でも放送してますよ。
    http://www3.tvk-yokohama.com/tubo/kuruma_no_tubo/net.html

    評判はとても良いようですよ、しかし、特別化け物とは思えません。
    スーパーチャージャー+ターボって昔のマーチを思い出してちょっぴり懐かしいけど。
    馬力と燃費をうまく両立したのはわかるけど。ターボを効かせる走りをしたときの実燃費は
    どうなんだろうってそっちがちょっと気になります。

  • テレビ東京系の番組「クルマのツボ」を見なかった?

    http://www3.tvk-yokohama.com/tubo/kuruma_no_tubo/index.html

    毎週ビデオに取ってるよ。

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