トヨタ ヤリスハイブリッド 専門家レビュー・評価一覧

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トヨタ ヤリスハイブリッド 新型・現行モデル
9 件中 1~9件を表示

※掲載内容は執筆日時点の情報です。

  • 一条 孝
    一条 孝(著者の記事一覧
    自動車ジャーナリスト
    評価

    4

    デザイン
    3
    走行性能
    5
    乗り心地
    3
    積載性
    3
    燃費
    5
    価格
    4

    2024年1月にMC、最上級グレードのハイブリッドZは約250万円

    2024.6.26

    年式
    2020年2月〜モデル
    総評
    2024年1月のマイナーチェンジで内外装デザインをリニューアル。エンジンや足まわりに変化はないものの、メーターデザインやシート表皮が新しくなるなど、一段と完成度が高められている。
    満足している点
    マイナーチェンジでフロントマスクが新しくなり、従来モデルに対して質感が高められている。リヤデザインにこれといった変更は見られないが、ハイブリッドのエンブレムが新しくなっている。
    不満な点
    輸出仕様のワイドボディを上級グレードに設定してもいいのでは? おそらく走行安定性も増すだろうし、見た目にもそれなりのインパクトがあるのではなかろうか。
    デザイン
    フロントグリルまわりのリニューアルによって洗練されたデザインとなったが、それ以外に大きな変更点はなし。インテリアでは「U」、「X」を除くグレードに7インチのTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイを採用。さらに一部内装の加飾をガンメタリックに変更するなど、仕様の向上が図られている。

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  • 西村 直人
    西村 直人(著者の記事一覧
    交通コメンテーター
    評価

    4

    デザイン
    4
    走行性能
    4
    乗り心地
    3
    積載性
    3
    燃費
    5
    価格
    5

    コンパクトハッチバックの主力モデル

    2024.1.29

    年式
    2020年2月〜モデル
    総評
    2020年2月に「ヤリス」として登場したコンパクトハッチバックモデル。TNGA思想によるGA-Bプラットフォームに新開発の1.5L 3気筒エンジンを組み合わせ、WLTC値で36.0km/Lを記録する。そして2024年1月、ヤリスが小変更を受けた。グリルを中心に外観を変更し、先進安全技術のセンサー認識対象範囲を拡大。また、サブスクリプションサービス「KINTO UnLimited」の第2弾としてUグレードを設定した。
    満足している点
    ハイブリッドとガソリンモデルがあるが、価格とのバランスが良いのはガソリンモデルだ。直列3気筒DOHC 1.5L直噴ガソリン「M15A-FKS」型エンジンは、120PS/145Nmを発生。これに発進用のギヤを組み込んだCVT「Direct Shift-CVT」と6速MTを組み合わせる。走行性能が高いだけでなく、実用燃費がとてもいい。WLTC値はCVTモデルで21.3km/Lだが、これは掛け値なしで容易に達成できる。
    不満な点
    走行性能が高く、燃費数値も良好ながら、割り切りがスゴい。それらは性能に影響がないものの、所有欲という部分で少しがっかりする。端的に、目に触れない部分のコストダウンが激しいのだ。エンジンルームの塗色塗り分けやスイッチ類の操作フィールなど、あと少し良くなるだけでグッと総合力が高まるはず……。なので余計に惜しい。160万円台で1.5L主力モデル(CVT)が購入できるが、質感はそれなりだ。
    デザイン
    シンプルで飽きのこないデザイン。多人数乗車のミニバンはコンパクトクラスでも背が高いことが条件になるが、5名乗車のヤリスは実質、前席の2名が快適に移動できて荷物がそれなりに積み込めれば良いということから、デザインにも余裕がある。わかりやすくスマートで、愛くるしいところがあるのだ。小変更でグリル形状が変更された。個人的には従来型のスッキリとしたデザインを好むが、上質感という意味で向上した。

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  • 工藤 貴宏
    工藤 貴宏(著者の記事一覧
    自動車ジャーナリスト
    評価

    4

    デザイン
    3
    走行性能
    3
    乗り心地
    3
    積載性
    2
    燃費
    5
    価格
    4

    特にハイブリッドの燃費性能は現時点で宇宙一かも

    2024.1.29

    年式
    2020年2月〜モデル
    総評
    コンパクトカーとして完成度は高いですね。ただ、コンパクトの原点に立ち返って後席や荷室はあまり広くないので、それをどう捉えるかが判断の分かれ目となるかも。
    満足している点
    燃費はすごいです。状況によっては実燃費35km/L以上走るハイブリッドはもちろん、同じく20km/L以上走るガソリン車も。あとは、ハンドリング性能も素直でヴィッツ時代から考えると大幅にレベルアップしましたね。
    不満な点
    後席と荷室の広さは期待しないほうがいいでしょう。ただ、トヨタには「アクア」や「ヤリスクロス」もあって、実用性を求めるならほかの選択肢がしっかり用意されているのはさすがですね。
    デザイン
    ライバルのホンダ・フィットがシンプルでクリーンな雰囲気としているのとは対照的に、躍動感あふれるデザインですね。どちらが好きかは好み次第だと思いますが、キビキビと走りそうな感じが好きならヤリスは魅力ではないでしょうか。ちなみに、5ナンバーサイズに抑えた国内仕様はワイド仕様の欧州仕様に対してフェンダーの張り出しを抑えていますが、そう感じさせないテクニックに感心します。

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  • 西川 昇吾
    西川 昇吾(著者の記事一覧
    自動車ジャーナリスト
    評価

    3

    デザイン
    5
    走行性能
    4
    乗り心地
    3
    積載性
    2
    燃費
    5
    価格
    2

    国産Bセグ1番の尖り具合

    2022.12.21

    年式
    2020年2月〜モデル
    総評
    Bセグメントこのコンパクトカーとして考えた場合、ヤリスは少し尖った存在と言える。それを良いと捉えるか悪いと捉えるかは人によると思うが、万人受けできるクルマではないことは確かと言える。しかしながら台数的にライバルに引けを取らないのは販売力と法人需要を手堅く抑えているからではないだろうか。トップクラスの燃費性能と気持ちの良いシャープなハンドリングを持っているので、走り好きな人の足車にピッタリ。そんな印象のクルマだ。
    満足している点
    単純に運転していて気持ちいい走りの良さが魅力的なポイントと言える。高速域のサーキットで走るならば別かもしれないが、一般道を走る上で気持ちの良いシャープさをもったハンドリングはコンパクトカーの中では唯一無二な印象だ。長所という面で言えば、やはり世界トップクラスの燃費性能は外すことができない。現状の交通事情やインフラを考えるとランニングコストの面でこれ以上の選択肢はないだろう。
    不満な点
    全体的に走りに振っていると感じさせるポイントとハイブリッド車の価格の高さはウィークポイントと言えるのではないだろうか。走りが好きな人は喜びそうな走行フィールだが、一般的なユーザーが多いこのクラスのクルマとしては、もう少し利便性や快適性にクルマ造りの舵を取っても良かったのではと感じてしまう。また、このクラスハイブリッド車全般的な問題だが、車両価格的にハイブリッドが選択肢から除外されてしまうようなプライスのハードルの高さを感じる。
    デザイン
    日本車のBセグメントコンパクトカーの場合、5ナンバー枠いっぱいいっぱいを効率よく使おうとする考えがデザインに表れてしまう。しかし、ヤリスの場合はよりワイドな欧州仕様のデザインがベースになっていて、サイズの枠組みのとらわれない走りやカッコよさ重視のデザインになっている印象だ。コンパクトカーながら、シャープで低重心を感じさせるデザインは良い意味で攻めていると思わせる。

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  • 西村 直人
    西村 直人(著者の記事一覧
    交通コメンテーター
    評価

    5

    デザイン
    4
    走行性能
    5
    乗り心地
    4
    積載性
    3
    燃費
    5
    価格
    4

    車載計での実測44.0km/Lと驚愕の燃費

    2022.6.24

    年式
    2020年2月〜モデル
    総評
    初代ヤリスは日本名「ヴィッツ」として導入。現行モデルと同じく、小さいけど魅力がぎっしり詰まったクルマだった。派生車としてセダンの「プラッツ」、トールミニバンの先駆け「ファンカーゴ」があった。筆者はファンカーゴの広大なラゲッジルームに惹かれて購入したが、目的を明確に開発されたクルマの利便性はここまで高いのかと感心した次第。ヤリスハイブリッドは市場が求める最高のコンパクトカーだ。
    満足している点
    スタイル、走り、実用燃費。これに尽きる。ハイブリッドシステムにしても普段通りの運転操作から、走る楽しさを十分に堪能できる。TNGAの設計思想をふんだんに採り入れたボディは高剛性を誇るからサーキット走行でも音を上げない。価格も安価だ。トヨタの誇る先進安全技術をフル装備するとなるとベースグレードから30万円ほど出費がかさむが、それでもコストパフォーマンスは十分に高い。
    不満な点
    わかっているものの車内は狭い。具体的には前席2名乗車であれば何ら問題ないのだが、常に3名で乗車するとなると後席の乗員からは不満の声が聞こえてくる。後席はシートサイズが小さく、ドア開口部も若干狭いため乗り降りが少々きつい。後席を倒せばラゲッジルームの容量を確保できるが素のままだと狭い。もっともトヨタはそれを承知の上で、「広さをお望みならアクアを!」とのこと。納得だ。
    デザイン
    ギュッと固まり感のあるデザインだ。ヘッドライトを切れ長としながらグリルの開口部を大きくする流れは、トヨタ各モデルが採用するキーンルックから派生した新しい手法である。真横から見るとルーフが小さく、必然的にキャビンが狭いように思えるが、実際は必要十分な広さがある。たとえばドアを大きくえぐることで空間には余裕がうまれた。標準/ハイブリッドモデルの識別点は少なく、リヤバッジくらいだ。

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  • まるも 亜希子
    まるも 亜希子(著者の記事一覧
    自動車ジャーナリスト
    評価

    4

    デザイン
    5
    走行性能
    5
    乗り心地
    4
    積載性
    3
    燃費
    5
    価格
    4

    個性的で走りのいいコンパクト

    2022.6.20

    年式
    2020年2月〜モデル
    総評
    個性的なデザインや、キビキビとスポーティな走りと静かでなめらかな上質感を両立させているコンパクトカーとして、とても魅力的な1台。ただ後席がタイトで荷室も容量が少なめなので、ファミリーよりはカップルやシングルにおすすめです。コネクテッド機能を使い倒して新世代のカーライフを体験するのもいいですね。
    満足している点
    24時間365日、オペレーターとつながり、ナビも目的地検索や周辺のレストランや駐車場を案内してもらえるなど、声でサービスが受けられるコネクテッド機能がこのクラスでこんなに充実しているのは素晴らしいことだと思います。万が一の際に医療機関を案内してもらえたり、保険会社の取次を行ってくれたりと、安心感もアップ。
    不満な点
    全車速追従機能付きACCに停止保持機能が付いてなかったり、誤発進抑制機能が設定されていなかったりと、やや先進安全装備が手薄な印象です。トップグレードでもブラインドスポットモニターがオプション設定だったりするし、トップグレード以外はLEDライトもつかないのはちょっと残念。
    デザイン
    最初はちょっと攻めすぎじゃないかと思うくらいのイケイケぶりが鼻につきましたが、慣れてくるものですね。走っているとひと目でヤリスだとわかる個性や、キュッと絞られたリアエンドなどもカッコよく、大人も似合うコンパクトカーだと思います。

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  • 栗原 祥光
    栗原 祥光(著者の記事一覧
    自動車ジャーナリスト
    評価

    4

    デザイン
    3
    走行性能
    5
    乗り心地
    3
    積載性
    4
    燃費
    5
    価格
    4

    愉しさ優先のコンパクト

    2022.2.1

    年式
    2020年2月〜モデル
    総評
    平均値の高い1台。普段使いとして、軽自動車を使っている人からのステップアップとしては魅了的に映るのでは?
    満足している点
    圧倒的な燃費の良さ、そしてコンパクトでも走りの愉しさが味わえる。
    不満な点
    内装が恐ろしくチープ。後席は狭く、荷室の容量が小さい。実用性を考えるならFITをオススメする。
    デザイン
    大きく開いたフロントマスクは好みが分かれるところ。実際のクルマはコンパクトだが、写真で見ると大きく見えるから不思議。

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  • 伊藤 梓
    伊藤 梓(著者の記事一覧
    自動車ジャーナリスト
    評価

    4

    デザイン
    3
    走行性能
    4
    乗り心地
    3
    積載性
    3
    燃費
    5
    価格
    4

    “便利さ”から“楽しさ”へ生まれ変わったヤリス

    2021.1.23

    年式
    2020年2月〜モデル
    総評
    これまでのトヨタのコンパクトカーは、小さいながらも、ひとクラス上の広さや利便性を追求するモデルが多かったが、ヤリスはむしろそういった潮流を断ち切り、コンパクトカーらしい運転して楽しいモデルへと舵を切った。もちろん便利なクルマも大切だが、近年のクルマで「使い勝手が悪い!」「作りがひどい!」というクルマはそうそうない。そういった利便性は、既に必要十分。「こんな風に便利に使えるんですよ〜」というテレビショッピング的なクルマづくりを見直して、クルマの本質で真っ向勝負に出たヤリスに対して、大手を振って称賛したい。
    満足している点
    日本のコンパクトカーの中でも、飛び抜けたハンドリングの良さは◎。運転する楽しさや気持ちよさに振り切って開発されていて、余計な雑音がなく、個人的にはこれくらい割り切って作られているモデルが好きだ。
    不満な点
    「クルマを運転している時の安心感やワクワク感はいらない!クルマはただの便利な道具!」という方にとって、ヤリスは、競合他車と比較したら「狭い」「荷物が載せられない」というネガティブな印象が強いと思う。個人的には、利便性に関してはそこまで気にならないタイプなので、3点に留めておく。
    デザイン
    一目見ただけで、元気の良さや遊び心が感じられる抑揚のあるデザイン。白や黒、シルバーなどの一般的なボディカラーよりも、カラフルな色の方がそのデザインに映えそう。2トーンカラーが充実しているのも◯。より走りの良さを印象づけるような挑戦的な表情も特徴のひとつ。ただ、近年のトヨタのデザインフィロソフィーである、インパクトのあるフロントマスクが苦手な人には不向きかも…。

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  • 伊達 軍曹
    伊達 軍曹(著者の記事一覧
    自動車ジャーナリスト
    評価

    4

    デザイン
    3
    走行性能
    3
    乗り心地
    3
    積載性
    2
    燃費
    5
    価格
    5

    走りのドライバーズコンパクトカー

    2021.1.14

    年式
    2020年2月〜モデル
    総評
    買いやすい価格帯でありながら、安全性や経済性を含めて「走りのドライバーズコンパクトカー」として高い次元でまとまっています。
    満足している点
    軽快なハンドリング性能を有し、多種多様なグレード構成により、選びやすく買いやすい価格帯のコンパクトカーになっていること。
    不満な点
    ライバルと比較すると2020年12月現在、ACCが30km/h未満非対応である点。そしてコンパクトカーとしては乗り心地が硬く感じる点は気になります。
    デザイン
    現代のトヨタ主流のシャープなデザインで、おしゃれにまとまっています。ただ、フロントまわりは「やや個性的すぎる」と感じる人もいるかもしれません。

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