トヨタ ウィッシュ 「96年に海外赴任する直前まで、2500c...」のユーザーレビュー

96年に海外赴任する直前まで、2500c...

2004.1.25

総評

96年に海外赴任する直前まで、2500ccのマークⅡツアラーに家族を乗せ、同世代対比ではぶっ飛ばしていました。しかし７年振りに帰った東京は海外に比べ路地裏も狭く、特に女房にとってはとても３ナンバーを気楽に運転できる街ではありません。一方９６年当時小４、小２、２歳だった娘たちも今や高２、中３、小４とデカイ（本コーナーのメインの読者よりは相当上の世代ということです）。そうなると来年には娘も運転するかもしれないし、小さいミニバンを探すしかないとチョイスは最初から限られていました。

そうしたある日後ろから来たウィッシュが走り去るのを見届け、そのフォルムの美しさに目を惹かれました。このインプレッションを、私の場合はストリームに対してはどうしても抱けません。寸法が一ミリたりとも変わらないとのことですから、人間の主観、「好み」というのは不思議なものですね。人間の感性は科学とは違うわけです。良く言われることですが、クルマの好みは、男性諸氏の女性に対する好みと良く似ていると改めて思います。

一目ぼれした女に対してはその欠点もいつまでも大目に見ることができるかもしれませんし、可愛さ余って憎さ100倍と裏目に出るかもしれません。でもウィッシュは価格帯から言って平凡な庶民出の女の子という位置づけの筈です。白金や芦屋の良家のお嬢様とは金のかけ方がそもそも違います。最初に妙な勘違いをせずに、ウィッシュはあくまで「カローラ・ウィッシュ」または「コロナ・ウィッシュ」だと冷静に分かっていれば、庶民にとってはコストパフォーマンスの極めて高い優れたミニバンだという結論になろうかと思います。

満足している点

昨日納車となったばかりですが、当初より外観にほれ込んでいます。全体のフォルム、前後のランプのデザイン等全てです。カッコ良さを確保するために失ったものもある筈で、例えばフロントウィンドーを傾斜させたために通常のミニバンより室内も狭くなったでしょう。

しかし外観と居住性はそもそもトレードオフ。ウィッシュ的な意味での「外観＞居住性」という決着のつけ方に納得行く人だけが選べばよいだけのことです。多くの方が指摘する右手前方の視界をさえぎる懸念のあるAピラーも同じ問題。このフォルムにするにはやむをえなかったのではないか。これもトレードオフです。あれもこれもと駄々をこねるばかりでウィッシュを酷評する人たちは、人の世の基本原理が分かっていないようです。或いはその辺は良く分かっていて書いて楽しんでいるだけとか。

二番目の気に入っている点は足回り。プレミオ等と同一のシャーシと聞いています。予想より良い出来栄えでした。

三番目はSパッケージの特別装備類。つまりアルミホイール、純革ステアリング等。確かに高そうには見えないインテリアも革のステアリングだけで気分がかなり変わります。

不満な点

高速でのノイズ。エンジン音も室内にかなり伝わりますが、何人かの方の指摘の通りグッドイヤーのタイヤが相当うるさいように思えます。95年に買ったマークⅡは、現在中古で買えば５０万円程度でしょうが、その方がウィッシュよりよほど静かです。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験