トヨタ ヴェルファイア のみんなの質問

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トヨタ ヴェルファイア 4WD 空気圧調整

現在、235 50 R18 97V の純正タイヤです。
タイヤが減ってきたので組み替えたのですが、新しいタイヤはサイズは同じですが、101W XLです。
この場合、適正空気圧はいくらになりますか?
純正97V の場合は240kPaです。
車屋さんは同じで良いと言うのですが、規格が違うので不安です。
詳しい方がいらっしゃいましたら教えて頂きたいです。

補足

30系 前期の4WDです。

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ベストアンサーに選ばれた回答

結論から申し上げると、純正指定の240kPaで問題ありません。この純正指定値も最大公約数で、本当は7人なり8人なり乗車した際にはもう少々高めの空気圧の方がベターで、2名乗車の空荷の場合はもっと低くても大丈夫です。

自動車メーカーはタイヤメーカーとテストを繰り返して、純正装着の銘柄およびサイズにおける運動性能、乗り心地、燃費性能、耐摩耗性能などをバランスできる空気圧として240kPaを設定しています。なので、質問者様の使い方やお好みに若干の調整(±10kPa程度)は全く問題ありません。

以下、根拠を説明いたしますので、最後までお付き合いいただけましたら幸いです。

■ ロードインデックス

タイヤの負荷能力(耐過重性能)を示す値として「ロードインデックス」があります。「235/50R18 97」の場合、「97」がロードインデックスですね。タイヤの負荷能力は、タイヤ内の空気が多いほど、より重たい荷重に耐えられるようになります。小さいタイヤよりも大きいタイヤの方が空気の量が多いですし、同じタイヤ外径なら偏平率が高いほど(例:40タイヤよりも60タイヤ)、タイヤ幅が広いほど空気の容量が増え、ロードインデックスは大きな値になります。また、同サイズで同ロードインデックスでも、空気圧を高めることでタイヤ内の空気量を増やせますので、負荷能力を高められます。

■ 工業規格

インチアップをするとホイールの体積が広がる代わりにタイヤの空気量が減るためロードインデックスが下がる傾向にあります。なので空気圧を高めてそれを補うわけですが、一般的なJATMA規格やETRTOスタンダード規格(以下、「スタンダードタイヤ」とします)の場合、空気圧が最大240~250kPaまでしか負荷能力を保証しません。そのため、タイヤメーカーでは290kPaまでタイヤの空気圧と高めても負荷能力を保証する「エクストラロードタイヤ(=レインフォースドタイヤ)」を設定しています。これは欧州の「ETRTO RENF(レインフォースド)規格」なのですが、タイヤメーカーのほうで偏平率の低いサイズの市販タイヤには勝手にこの  「エクストラロードタイヤ」を設定しています。質問者様が今回装着された「235/50R18 101XL」というのはこれにあたります。

通常、純正タイヤには、スタンダードタイヤが選ばれます。エクストラロードタイヤだと少し高めの空気圧にしないとスタンダードタイヤと同じ負荷能力にならず、乗り心地が不利になるからです。

以下の一覧をご覧ください。純正標準のJATMA規格 ロードインデックス97(スタンダードタイヤ)で空気圧240kPaにした場合、車輪1本当たり730kgで耐えられます(★1)。それに対してETRTO RENF規格の101XL(エクストラロードタイヤ)では、同じ240kPaだと710kgまでと20kg負荷能力が落ちることをご確認いただけると思います(★2)。その代わり、JATMA97では240kPaで730kgまでが上限なのに対して、ETRTO RENF 101XLでは、290kPaで825kgまでの負荷能力を持っています。

<JATMA 97>
スタンダードタイヤ
210kPa→675kg
220kPa→695kg
230kPa→710kg
240kPa→730kg ★1(純正指定)

<ETRTO RENF 101XL>
エクストラロードタイヤ
230kPa→685kg     
240kPa→710kg ★2  
250kPa→735kg ★3    
260kPa→755kg
270kPa→780kg     
280kPa→800kg
290kPa→825kg

■ 適正空気圧

アル/ヴェルのガソリン車では最も重たい車両総重量(車両重量ではない)は、2,545kgのモデルになりますので、これで検証していきます。車検の検査官は、車両総重量を4で割り、1輪当たりの負荷能力を超えていないかどうかをみます。従って「車両総重量2,545kg÷4輪=636kg」以上であれば保安基準をクリアします。上記一覧の★1純正指定の空気圧は240kPaですが、730kgまでの負荷能力を持ち、車検をクリアする基準の636kgに対して約15%も余裕があることがわかります。

<純正指定空気圧の余裕度>
車両総重量 2,545kg
A:2,545kg÷4輪=636kg/輪 →車検クリア
B:純正指定空気圧(★1) =730kg/輪
→ BはAに対して約15%余裕あり

上記の通り、純正指定タイヤにおける240kPaというのは負荷能力としては余裕をもった設定です。それなのにメーカーが240kPaを指定しているのは、運動性能や乗り心地や燃費性能をバランスさせる上で240kPaが程よい空気圧だからです。

今回質問者様が装着された「ETRTO RENF 101XL」の240kPaでも負荷能力710kg(★2)もあって余裕あります。なので、あえて空気圧が高める必要ないのです。また、少し高めて★3の250kPaはありだと思います。
また、燃費をよくするために290kPaあたりまで空気圧を上げることは可能ですが、タイヤの中心付近が早く摩耗するようになるので、あまり高めない方がよいと思います。

長くなり失礼いたしました。ほかにご不明な点などありましたら追加でご質問いただけましたら幸いです。

質問者からのお礼コメント

2020.6.10 00:23

詳しくありがとうございます。

その他の回答 (2件)

  • 97(スタンダード規格)の240kpaの負荷能力は一輪あたり730kgです。101(XL規格)で同等の負荷能力を得るには250kpaにしてください。

  • タイヤ銘柄が違ってもサイズが同じなら適正空気圧も同じです。
    規格はあくまでも耐荷重と最高速であり空気圧は関係ありません。

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