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トヨタ タンク 「動かない時が一番。それがタンク&ルーミー。」のレビュー

tonmon tonmonさん

トヨタ タンク

グレード:X“S”(CVT_1.0) 2018年式

乗車形式:レンタカー

評価

3

走行性能
3
乗り心地
1
燃費
4
デザイン
2
積載性
5
価格
3

動かない時が一番。それがタンク&ルーミー。

2021.1.30

総評
タンク&ルーミーを買う人の大半はネットの素人インプレなんて読まないだろうし、今みんカラに上がっているレビュー数も今までに売れた何十万台という数字に対してほんの一つまみしかない。だからここで云々ぼやいてもこのクルマの商売には微塵も影響しないのである。

トヨタレンタカーに車種不指定で予約。ヴィッツが出てくると思いきやダイハツOEM車が割り当てられてしまった。2018年に借りたパッソの悪夢が蘇る。
しかしながらアクセルとブレーキの効きが意外と悪くなかったため、レンタカー店から出発して数百メートルでこのクルマの印象が良い方向に転がり始めた。
でも不満な点が強く、個人としては及第点はつけられない。
一方、室内容量と機能性の高さから、車中泊しながらアウトドアを愉しむRV車、送迎車、デリバリーカーとしてのクルマを求める消費者には中々良いチョイスになり得るとも感じている。
満足している点
1.休息性
フルリクライニングができ、背もたれを一番後ろまで倒すと水平にならないまでも寝転がれるほどに倒れる。
前席と繋げてフルフラットにもできるが、後席の座面と床の高低差が大きくないので前席を倒さなくても足を投げ出して寝られる。このため4人で車中泊も無理なくできるだろう。


2.室内照明が豊富
マップランプ(左右)、ルーフ中央、左スライドドア、ラゲッジは天井と左壁に2つもランプが付いている。


インパネやドアアームレストのスイッチ類にも徹底的に照明を内蔵している。同クラスの車種と比べてダイハツ車の光りモノの多さは抜きんでている。

3.最低グレードでも右側スライドドアには電動開閉機能はないもののイージークローザーが付いており閉めるのに勢いを付けなくて済む。
不満な点
1.デザインが非常に残念なインパネと乗り心地の悪さ(下記)。

2.半径の小さいカーブでスマアシⅢの衝突警報が2回誤作動した。

3.車線はみ出し警報ランプはスピードメーター内なのに衝突警報のそれは何故かセンターディスプレイで場所が統一されていない。

4.前席のシート下は落とし穴のようになっており、フロアカーペットでフタをされているのみ。カーペットの切れ間からモノを落としてしまったら困る事になるだろう。

5.フットレストがない

6.横風に煽られると進行方向が乱れるためステアリングの修正に緊張を強いられる。
デザイン

2

1.外装
ハイトワゴンの過剰に広く見せるデザインは実用性を損ねる点もある。


まずルームミラーが高すぎるため、覗く時は前方への視線を一瞬そらす必要がある。シートに座ったままではフロントガラスに手が届かない。

2.内装
インパネとドアトリムには写真写りを良くする目的なのか縫い目の模様が入っているのだが、触ると硬い上にインパネ表面がテカテカ光る低品質さとの対比で残念感が漂う。

最低グレードのためメッキやシルバー塗装の加飾パーツが抑えられているのに、何故かエンジンスイッチだけはメッキの縁取りが奢られている。


3.メーター
本来スピードメーターにまとめて表示できる機能を一部センターディスプレイに移した為まとまりが無くなってしまっている。
センターディスプレイはすぐ下にあるカーナビと同等の大きさに文字表示を合わせれば十分なのに、おそらく画面を埋めようとした為にバカみたいに大きすぎている。

センター表示は時計だけで十分であり、乗員全員にギヤポジション、走行距離などを見せて何のメリットがあるというのか。

そしてスピードメーターの方は空いたスペースに燃料計が割り当てられて大きすぎに感じてしまう。

燃料計の表示は1目盛り毎にオレンジに照光するので、その周囲にあるゲージの表示と時計合わせ&表示切替のボタン表示も同じ色に常時発光している。しかし速度計だけはヘッドライト連動の照明となっていて全体の調和が取れていないのである。

そしてマニュアルエアコンの温度調整はレバーを水平方向に動かすのだが、狙いから行き過ぎてしまうのがストレスになる。周囲のスイッチとの並べ方は整然としていても実用性が欠けている。

インパネの設計はやっつけ仕事のように感じられ、ネガティブな印象しかない。
走行性能

3

アクセルペダルの一踏み目からしてさほど違和感なく発進・加速してくれる。
ブレーキについても浅く踏んでもちゃんと効き出してくれる。当たり前の事だがダイハツ車でもやっと出来るようになった。
車重1080kgに対してエンジンは1.0LのNAだから相当に非力だという先入観があったが、アクセルを深く踏み込まなくても低い回転のままスルスルと速度が上がっていく。80~90km/hで高速道路を走ってもエンジンはやかましくなかった。
しかし路面が荒れているとエンジン音をかき消すほどのロードノイズで満たされてしまう。
乗り心地

1

舗装面が滑らかなら問題ないが、ザラザラした舗装、橋のジョイント部、マンホールを通過すると途端にガタガタ、ブルブルと小刻みに震えるのがステアリング、ペダル、シートを介して伝わってくる。これは嫌でたまらない。おまけに助手席側のガラスなのかドアトリムなのかが共振する始末である。
積載性

5

後席は背もたれを前倒ししてヨッコイショと持ち上げて床面に落とし込めば、高さのある大型のカーゴルームとして使える。
左右席で畳んだりスライドしたり寝かせたり使い分けができるので自由度が非常に高い。




カタログには未掲載だが、背もたれを起こしたままで格納する事で荷物置き場にもできる。
燃費

4

NAのFF車だったが、平均燃費計は往路(仙台-鶴岡)では一般道走行で21km/L。復路は高速道路を使用し、最高80~90km/hで巡航しても19km/Lで済んでいる。良好である。
価格

3

今ルーミーを新車で買うと、品質はどうあれ予防安全技術が一通り揃ったグレードが税抜き1,415千円というスタートプライス。ワゴン車としての価値があってこの価格は中々お買い得に映る。
故障経験

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