これ、スープラに見えるのですが… こんな大型のRWDのマシンをラリーに使用していたのでしょうか？ (・o・)…

Question

Answer 1

スープラですね。Gr.Bが事故頻発で急遽Gr.Aに変更された際に、まだAWD黎明期でもあり、ベース車両にスポーツAWD車両が無かったことから選ばれました。
その後セリカGT-FOURにシフトされ、世界制覇します。

三菱も当初はランエボではなくギャランVR-4、スバルもインプレッサWRXではなくレガシィRSといった割と大型の車両で参戦していました。

Answer 2

写真はA70スープラ、1987年？88年？、グループＡの３ℓ、ＦＲ車です。
昔のサファリ・ラリーは特殊なイベントで、スープラの前のグループＢ全盛期、当時の最先端ミッドシップ4WDでも勝てなかったのです。

80年代はＷＲＣシリーズ全戦にエントリーするチーム、クルーは無く、チームが得意なイベントを選んでクルーを送り込むような競技スタイルでした。トヨタなど日本のメーカチームはアフリカのサファリ、コートジボワール（アイボリーコースト）などの耐久系イベントを得意としていました。
87年からグループＡでの競技になり、90年代半ばに参戦メーカが全イベントにエントリーするような時代になります。


サファリ・ラリーの歴代優勝者を見ると、87年、88年のスープラは勝てなかったのですが、84年から86年に掛けて「トヨタ・セリカTCT（ツインカム・ターボ）」が3連勝しています。グループＢの時代でしたが、セリカTCTもA60セリカを改造したグループＢ車両、ただしＦＲ。耐久イベントのスペシャリストで、エントリーしたアフリカＷＲＣイベント全戦で優勝したらしい。
過去には日産ブルーバード510（映画「栄光への5000キロ」）、フェアレディ240Z、バイオレット、三菱ランサーなどがサファリ・ラリー優勝車にあります。
他にも、プジョー504というラリーでは珍しい車も優勝しています。


参考にコートジボワールの結果はこちら。メルセデス・ベンツSLC（２ドア２人乗りクーペ）まで優勝しているのがすごいところ。確かこの車はエアコン付きトルコンＡＴ車でした。
https://en.wikipedia.org/wiki/Rallye_Côte_d%27Ivoire


トヨタに戻ると、80年代半ばのグループＢ時代に222Dというミッドシップ4WD車の開発を始めましたが、グループＢ廃止で頓挫。つなぎでA70スープラをラリーに投入し、その後はグループＡの本命・ST165セリカGT-Fourに切り替えてシリーズチャンピオン獲得を目指すようになりました。


○サファリラリー歴代優勝者
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%AA%E3%83%A9%E3%83%AA%E3%83%BC#%E5%84%AA%E5%8B%9D%E8%80%85

Answer 3

スープラです。サファリラリーはその特性上(高速で細かいコーナーがない)、長い間４WDは不要でFRが有利と言われていましたので、スープラがワンポイントで使われました。

Answer 4

スープラですね。
セリカGT-FOURが実践投入されるまでの、ショートリリーフだったようです。
https://www.automesseweb.jp/2021/06/15/689119

Answer 5

https://www.youtube.com/watch?app=desktop&v=Bk8fKUucNSs