トヨタ SAI 「上級車種としての上質感は良い 出張先での休日。レンタカーを何度も借りましたが、一度だけ奮発してネットで借りられる最上級車種のSAIを借りました。夏場、」のユーザーレビュー

上級車種としての上質感は良い 出張先での休日。レンタカーを何度も借りましたが、一度だけ奮発してネットで借りられる最上級車種のSAIを借りました。夏場、

2012.8.23

総評

上級車種としての上質感は良い
出張先での休日。レンタカーを何度も借りましたが、一度だけ奮発してネットで借りられる最上級車種のSAIを借りました。夏場、高速道とハイペースな郊外の一般道を中心に合計580km走り、平均燃費はディスプレイ表示でリッター17.0キロでした。
一応、プログレの後継車にも位置づけられる高級車で、確かに全モデルにナビが標準で固定されていたり、内装の各部にちょっとしたこだわりがあったりという点では上質でした。客観的には良い車だと思います。そしてこの2.4L＋モーターの動力系は次期クラウンの一部ラインナップに流用される噂もあり、今後のトヨタの主力エンジンになるかもしれません。
この車、都心ではよく見かけ、丸の内や品川での個人タクシーとしても使われているので何度か後部座席にも乗りました。逆に、同じコンポーネントのレクサスHSの方は滅多に見なくなった印象があり、このSAIがトヨタブランドの高級車の一角を担ってくるかもしれませんね。

満足している点

以下のような快適性・上質感には満足していて、乗って良かったなと思いました。
・燃費や走行性能よりもスムーズさ・快適性に振った感じのハイブリッドシステム。
・街乗り、高速などあるゆる状況下で余裕のあるトルクで、リッチな気分で走れる。
・カタログ値達成は難しくともコンパクトカーに匹敵するレベルの実用燃費。
・乗り心地はやや硬めかもしれませんが全席で不快感はなく、個人的には良い印象でした。
・ロードノイズ、エンジン音、風切音をきっちり遮音してあり、雑味が少なくスッキリしたクリアな静粛性です。マークXや先代クラウン（ゼロクラ）より静粛感が高い感じがします。
・シート表皮やダッシュボードには茶系の内装色を使い、車内の上質な雰囲気がよく出ています。
・車高はやや高めで視界はなかなか良く運転しやすいと思います。
・純正スピーカーはデッドニングされた車のようなキレイな音を出します。

不満な点

客観的には良い車ですが、以下の点があり、個人的には欲しいとは思いませんでした。
・固定ナビの使いづらさ
右クリック機能がないマウス型コントローラーで画面に表示されるポインタを動かしますが、反応が悪く動きはカクカクかドバーっという感じで、使い勝手はナビ史上最悪です。電話番号で目的地検索をするときも画面のテンキーボタンにカーソルを合わせ決定ボタンを押すという操作を１桁ずつ繰り返すので、単純なことに手間と時間がかかります。せめてテンキーは欲しかったです。
全グレードに強制的にこの純正システムが付けられてますが、高齢者ドライバーの方にこれは辛いのでは？かつてのプログレやブレビスも90年代レベルの旧世代ナビが固定されていたのと同じ不満です。
・エンジンのフィーリング
最大システム出力は190馬力ですが、やはり同じトヨタの2.5L(V6)よりもパワーはなく、現行プリウスのパワーモードのように一瞬だけ全力でトルクを絞り出すモードもないので、全体的には優しく大人しい加速感に感じます。大排気量のフィーリングとは違いますね。
また、バランサーシャフトを入れているためエンジン音は小さいですが、踏み込んだ時にうっすら聞こえる音はカローラ系と同じ音質の直4の唸り音でテンションが下がります。今後の高級車にも4気筒を載せるなら、個人的にはSUBARUから水平対向を借りてきて欲しいです。
・サイズ
コンパクトと言いながら横幅177cmあります。プログレ＋7cmです。この横幅は狭い住宅街はちょっと通りづらいサイズです。せめてプリウスと同じくらいの横幅だったら嬉しかったです。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験