トヨタ ピクシススペース 「くり返し言おう。 トヨタはこの車を―― : 本気で売ろうとはしていない。  本気で軽を売ろうとしているのなら、話題のイースを、多額の費用をかけて大々的」のユーザーレビュー

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トヨタ ピクシススペース

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評価

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走行性能
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デザイン
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積載性
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価格
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くり返し言おう。 トヨタはこの車を―― : 本気で売ろうとはしていない。  本気で軽を売ろうとしているのなら、話題のイースを、多額の費用をかけて大々的

2011.10.6

総評
くり返し言おう。 トヨタはこの車を――
:
本気で売ろうとはしていない。
 本気で軽を売ろうとしているのなら、話題のイースを、多額の費用をかけて大々的に宣伝し、プリウスKとか名付けて今売り出すだろう。あえてそうしなかったトヨタ。大切なはずの軽自動車第1号はムーヴコンテ。違うのはバッジだけ。
 正直、何を今さら・・・・という感じ。
 発売は3年前、新車効果もすっかり望めない車種だ。
 エンジンこそMCで本家TNPと同じになったけれど、車台は1世代前のロートル。しかもそのエンジンCVTだって最新のイースのものではない。CMや広告も目にしない。こうした車をトヨタが、日産のモコと同じように売ろうとしているわけはない。
 モコやルークスは多額のコストをかけて、グリルやバンパーを変えて(モコに至ってはヘッドライトやボンネットまで変えて)、多くの広告費用を使って必死に売らんとした。トヨタとはエラく違う。ピクサスと同じなのは、スバルのプレオやマツダのAZオフロード、売れてない。トヨタだってこれを知らないわけがない。
 トヨタ自身は軽販売は、トヨタ車ユーザーからの要望に応えたものだと言っている。
 時代の流れでトヨタディーラーでも軽が求められることが多くなってきていて、これまでは子会社のダイハツを紹介していたが、長期的展望の中で独自販売を決断したのだという。ダイハツへの気遣いもハンパなく、売れ筋の車種を外し、目標販売台数も控えめで、導入される3車種合計で月平均5000台。スバルへのOEMともカブらないようにもした。
 そうした中で選ばれたのが、乗用ではムーブコンテであり、商用ではハイゼットだった。イースも販売の取りざたをされているが、敢えて販売時期を遅らせて世間への認知にも大切な初期需要を外すことになる。
 広告を打たないのも、対象を不特定多数にせず、トヨタユーザーで軽自動車が欲しい人とするからなのだろう。
 そんなこんなの経緯で生まれたピクシスシリーズ。
確かに「最高の軽自動車を作りたい」とか「主力販売車種に育てたい!」という強い思いは感じない。コストをかけずに必要なトヨタユーザーに手軽に軽を販売したい。そんな低い志が見え隠れする。そんな車に百数十万円を払いたくないが、一方で、トヨタマークに信頼を寄せ、軽であってもトヨタマーク付きがほしいという人も否定する気になれない。
:
満足している点
:
○トヨタマークがついている。
 ある年代以上の人には、これが最高の長所に成りうる。
○室内の寛ぎ感。
 軽にも寛ぎを求める人に、ダイハツ軽は魅力的に映るだろう。特にカップルディスタンスは他社の軽より確実に広い。一般の人には歓迎されるポイントだろう。柔らかい足も寛ぎ感を演出する。
○特別シート
 フランス人デザイナーが意匠したシート。特に座り心地がいいとは思わなかったが、見た目は厚くオシャレ?で貧弱感がない。コスパは低く、他車への取り入れは今のところない。
○Aピラー死角が狭い。
 運転席から離れ、立っているピラーは死角を少なくする。特に細いライバルモコほどではないが、本家ムーブよりは明らかに死角は狭く、能動安全性を高めている。
○低速のトルクのつき
 新エンジン(最新ではないが)になって、低速トルクが太くなり、乗りやすくなった。
(しかし、イースに乗ってしまうと「重さ」を感じてしまう)
○購入の際、競合対象を増やせる。
 競合相手が増えて、より安く購入できる可能性が高まる。
○ダイハツの至宝、スーパーインテリジェント触媒が広まることは、無条件にうれしい。
:
不満な点
:
×発売時期
 3年前に発売された車を、新車として今更発売すること。
×軽の販売、修理に経験の少ないトヨタ
 トヨタに軽の修理が十分にできるのか心配。いろんな相談や的確で適切なアドバイスや修理には、長い経験がものをいうのではないか。
×快適性や数字を追いすぎ歪んだ車台。
 この旧世代のダイハツプラットホームは快適性を追求するあまり、ボディの強度に不利な造形をなしている。イースのプラットホームを見ると、同じ強度であと50㎏は軽くできるのではないか。
×トヨタの戦略からすればありえないが、どうせなら、もっとコストをかけて、見た目を変えるか、スバルのように、スタビライザーを標準装備にしてしまうとかしてほしかった。
 安全が売りのトヨタなら、義務付けを前倒ししてでも横滑り防止装置やサイドエアバッグを全車標準にするくらいの気概を見せてほしかった。残念。
 私はトヨタの軽販売のやり方、目くじらを立てて全否定するつもりはない。しかし、少なくともこのピクサススペースを100万円を大きく超える金額を出してまで買う気にはなれなかった。
:
デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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