トヨタ マークX 「実際に転がしてみて… 以前「MARKⅡからどう変わったか？」で投稿しました。前回は助手席からのインプレッションでしたが、今回は運転する機会があったので」のユーザーレビュー

実際に転がしてみて… 以前「MARKⅡからどう変わったか？」で投稿しました。前回は助手席からのインプレッションでしたが、今回は運転する機会があったので

2007.10.11

総評

実際に転がしてみて…
以前「MARKⅡからどう変わったか？」で投稿しました。前回は助手席からのインプレッションでしたが、今回は運転する機会があったので、運転してみてのインプレッションです。実際に運転してみると、新たに長所・短所が判明しました。MARK Xに限った事ではありませんが、アンチトヨタの方などは試乗はおろか、カタログすら眺めないで批判の投稿をされる事が多いみたいですが、クルマというのはやはり運転してみて初めて判るものなので、どんなクルマも実際に乗ってみないと判りませんね。

満足している点

エンジン
…V6より直6の方が良いと評価したが、実際に運転してみて悪い印象は受けない。思ったより回るという実感がある。軽くスロットルを開けると、間髪置かずに加速する。日産製V6＆ATは一呼吸置いてから加速を始めますが、トヨタ製V6＆ATは瞬発力がある。人によっては日産車の様に一呼吸置いてから加速するのが好みかもしれないが、個人的にはトヨタ車の様に間髪開けず加速する方が好き。この2.5L V6は、酷評が少なくないが私自身は十分だと思う。「トルクがスカスカ」とか「本当に215PS？」といった意見があるが、そういう酷評をされる方はよほど理想が高いのでしょう。プロドライバーほどの腕がない一般人には十分なエンジンだと思う。
AT
…やはり6ATである。普通に走る限り、2000回転を殆ど超えない。だが、急加速が必要な場合は、6AT＆V6が真価を発揮。軽くアクセルを踏み込めば、ATが間髪置かずに一段シフトダウンし、猛然と加速する。極力低回転を維持しているせいか、燃費も良好。ノイズも2000回転を超える急加速を行わない限り、さほど気にならない。ただ、残念であり改めて驚いたのが、変速時のショック。変速する度に、かすかではあるが体感できる「カクッ」というショックが発生。トヨタ製ATの欠点は変速時のショックが、ピンからキリの車種まであること。トヨタの最高峰センチュリーでも変速時のショックは感じた。まぁ、専門家でない限りそれほど酷評されないが。
燃費
…走行したのは大体28kmくらい。都内から埼玉県越谷市内まで。途中で少々遠回りして、時には急加速も行ったが燃費計は13km/Lを表示していた。実際燃料の減りが少ないようだった。先述した通り殆ど2000回転以下で回っているので、燃費良好である。
ハンドリング
…私は専門家ではないので詳しい評価はしないが、一般人が運転する分には十分だと感じた。急ハンドルを切っても、不安を覚えることはなく、小回りも十分利く。気になったのはステアリングの軽さ。電動式であるが、普段は油圧式なので初めのうちはステアリングの軽さに困惑したが、車庫入れなどはこのくらいの軽さが良い。
内装の質感
…日産などの様に明るい色のプラスチックを採用していないせいか、少し暗い感じを受けるが質感は高い。MARK Ⅱの露骨に安っぽかった木目調と違い、暗い色合いで高級感を演出している。

不満な点

エンジン
…基本的に満足。直噴なのでエンジン音安っぽい。エンジン始動時も同様。気にしないようで実は気になるエンジン音は要改善。
AT
…変速時のショックのみが欠点。普段は意識しないが意識すれば結構気になる
ハンドリング
…ハンドリングではなく、ステアリングの軽さ。車庫入れはあの軽さで良い。高速では当然重くすべきだし一般道でも、もう少し重くすべき。あまりに軽すぎ。
シート
…最近のトヨタのシートは良いみたいだが、私はそう思わない。運転したのは一般道で、時間にして1時間30程度。運転し始め30分くらいすると腰のあたりに違和感を覚えた。乗り込んですぐにドラポジを調整し、背筋を伸ばした姿勢にしたが、シートが良くない。運転席はシートリフターを装備しているが、パワーシートほど良くない。高級車を標榜するなら、パワーシートを運転席・助手席に標準装備すべき。助手席は4WAYパワーシートとせずに、運転席と同じくランバーサポート付き8WAYパワーシートにすべき。
車内空間
…助手席では広いが、運転席に座って狭さに驚いた！私は身長182cm体重90kg超のガタイだが、乗り降りも一苦労。ステアリングを目一杯上げ、シートを目一杯後ろに下げたが、やはり狭い。これは要改善。後部座席の狭さも問題。
デザイン
…前回も酷評したが、デザインはやはり好感を持てない。運転席側に行けば行くほどボンネットの盛り上りを広げ、先端に行けば行くほど盛り上がりを絞っているが、これ最悪。右端は見えるが、左端は見えにくい。更に先端が見えない。格好悪いがMARK Xにはコーナーポールを標準装備にすべき。リアのデザインも良くない。トランクが、太く短くなのでこれまた感覚が掴めない。幸い家のMARK Xにはバック用カメラが付いているが、取り付けられていない場合ブツける可能性高し。
乗り心地
…助手席の乗り心地とは異なる気がする。実際に運転し路面の継ぎ目を通過すると、結構バタバタと揺れる。日本車としては標準の乗り心地かもしれないが、高級車らしからぬ乗り心地である。
内装
…何だか現行5シリーズに似ている。純正ナビ装着車ではCDの挿入位置が低い。オーディオ切り替えスイッチもすぐ近くにあるが、視線移動が大きい。その代わりにステアリングにスイッチがあるので良しとする。
以上が私の評価になります。よろしければ「MARKⅡからどう変わったか？」もご参照下さい。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験