ラリーカーって乗り心地良さそうなんですけど、どうなんですか？ サスが柔軟に動いてるように見えます。 大ジャンプしてる時もかなりの長ストロークです。 だけどロールはしてない感じですが、、、

Question

ノーマルの市販Grヤリスで、あんな大ジャンプしたらサスとか壊れますよね？

Answer 1

私は以前「ダートトライアル」という競技をやっていましたが、「ダートトライアル（ダートラ）」は、そのラリーカーとほぼ同仕様の車で競技を行います。

「乗り心地がいい」と言われてみれば、確かにサスのストロークが長いので、そう言えないこともないかなと感じます。(笑)

ただし、実際にあれに乗って「乗り心地がいい」という人は、たぶんいないと思います。(^^;

まず第一に、「タイヤがうるさい」です。(^^;
ラリーで使う「ラリータイヤ」は、トレッド面は凸凹ですが、サイドウォールは「Sタイヤ相当」なので、意外に硬いです。
ですから、凸凹が路面に当たって生じる騒音が、固いサイドウォールを伝わって、モロに車内に入ってきます。
乗っている人だけではなく、ラリー車が遠くから近づいてくると、そのタイヤ音が遠くからでも聞こえるくらいです。(笑)

次に、「振動がうるさい」です。
ラリー車はエンジンマウントもミッションマウントも「強化ブッシュ」ですから、エンジンやミッションが発する振動が車体全体にモロに伝わります。
「エンジンを始動するとき、セルを回すと車全体が揺れる」と言えば分かるでしょうか？(^^;
助手席の人と会話できるのは、「信号で止まったときだけ」です。(笑)
もちろんその振動は「うるさい」だけではなく、体にもモロに伝わってきます。

そして、あのサスペンションは他の回答者も書いている通り、「実はガチガチ」です。(^^;
「ロールしない」のは、「ガチガチに硬い」からです。(^^;

ラリーもダートラも、「市販車そのまま」では絶対にと言っていいほど走れません。すぐにあちこちが壊れます。
WRCほどとまでは言いませんが、ラリーもダートラも結構跳ねますし、着地のときには底を擦ります。
固いサスと「アンダーガード」と言うジュラルミン製の板で保護しているのです。

国内ダートラの「聖地」と言われた「丸和オートランド那須」でも、ストレートで実測120km、メーター読み160km（タイヤが空転しているので）くらいは出ていますが、ダートをその速度で走ると、ノーマルサスだとたぶん簡単に横転します。
サスペンションは速度を出すほど、凸凹道ほど入力が大きくなるので、それを支えるバネも固くしないとダメなのです。

私がダートラをやっていた車は「ランサーエボ5」でしたが、ロールバーも7点式からバーを繰り返し追加して行って、最終的には15点とかそのくらいは入っていたはずですし、そのロールバーも当て板を当てて取り付け部を補強していました。
そのくらいしないと、ボディももたないのです。

実はその車で筑波サーキットと日光サーキットを走りに行ったことがあるのですが、確かに「レース仕様の車」に比べれば、それでもバネは柔らかく、ロール量も大きかったですね。
つまり、「乗り心地が比較的よかった」と言えるかもしれません。(^^;
日光サーキットの3コーナーで内側の縁石にタイヤを乗せると、内側のタイヤが20cmくらい跳ね上がっていたそうで、ギャラリーに大受けしてました。(笑)

Answer 2

２５，6年ぐらい前のWRCの番組で開設の福井敏雄さん（漢字間違ってるかも）が言っていたのですが、結構乗り心地はいいそうです。あれだけジャンプしてもほとんど衝撃を感じないとのことです。

Answer 3

セッティング次第なので乗り心地良くすることも出来ます。

レーシングカーを何台か趣味で作りましたけど、ボディ剛性が高いほど乗り心地は良くなります。
ホワイトボディから補強しまくったサーキット用にノーマルサス入れて街乗りしたら異常な乗り心地の良さに驚きます。
まあ、内装とかなくて異常にうるさいので不快で、乗り心地は良くても快適性は有りませんけど。

乗り心地に重要なのはボディ剛性とよく動く脚とストロークの大きさです。
ラリーカーはストロークが大きいので、街乗りタイヤを入れて街乗り用脚にすれば超絶乗り心地良くなるでしょう。まあ、不快だけど。

Answer 4

最悪です
サスはめちゃくちゃ固いので、ボディ押してもびくともしません
あれで飛んだり跳ねたりするんだから恐ろしい

Answer 5

乗り心地は悪いですよ。1000万は最低掛けないと勝負にならないと、ラリー関係者は言ってました。

Answer 6

乗り心地は良いと思いますよ
確かにバネは硬いのですが、減衰が大きく全体の精度がめちゃくちゃ高くて、動きもスムーズです
ショック一本で7桁はしますからね
スローでも微動でも作動します

と言ってもWRCマシンは乗ったことないですが、全日本レベルのマシンだと乗り心地がひどい印象はなかったです

もちろんレーシングスピードならストロークも目一杯使うし、衝撃も大きいので凄いことになりますけどね
ある程度速度落としたら気持ちよく走れる車であると思いますよ

Answer 7

一般舗装路でアレに乗ると、サスが付いてないんじゃないかと思うほど固いです。
ちょっとバンピーな荒れた舗装だとまっすぐ走らせるのが難しいくらいです。
ラリー競技は、動画では大した速度に見えませんが、かなり出ていますので
シャンプシーンの多いコースではストロークを多くして車体の損傷を防いで
います。常人があの速度で走ったら数秒で森に消えてしまいますよ（笑

Answer 8

ラリー車のサスの設計の基本は、ロングストローク＋高いばねレート＊高い減衰力・・・です。
故に。

>乗り心地良さそうなんですけど

硬いです。乗心地悪いです。

>大ジャンプしてる時もかなりの長ストロークです。

・・・ジャンプの着地は、それだけ『大入力』ということです。
ストロークは長く取られているので（バンプ100ｍｍ以上）、大入力時にはタップリ動きます。

>ロールはしてない感じ

それがばねの硬さを示しています。
尚、スタビはあまり効かさない(←オフロードセッティングの基本）＆ロールセンタはあまり高くしない（←高速旋回をするクルマの基本）・・・ので、『ロールしない』というのは、ばね自体が硬いということです。

>ノーマルの市販Grヤリスで、あんな大ジャンプしたら

・・・まず壊れるでしょうね。
ラリー車では、ジャンプを想定して車体の上下曲げ剛性をモーレツに上げる車体補強を行いますからね。
いくらラリー車ベースとはいえ、単なる量産車に過ぎません。
GRでもノーマルでは、話にならんでしょう。