トヨタ クラウン(セダン) 「令和のいつかはクラウン」のユーザーレビュー

ゆーすけ1017 ゆーすけ1017さん

トヨタ クラウン(セダン)

グレード:Z[FCEV] 2023年式

乗車形式:試乗

評価

3

走行性能
5
乗り心地
4
燃費
3
デザイン
3
積載性
2
価格
3

令和のいつかはクラウン

2025.1.16

総評
やはりクラウンはセダンだな、というのが正直な感想です。

クロスオーバーやスポーツも車としてはいい車ですが、これがクラウンかと言われるとやはり乗り味がハリアーやレクサスNX、RXに似ているため、微妙な感じでした。

しかし、セダンにはやはりクラウンらしさがありました。

特にFCEVは静かで力があって、速くて乗り心地が良くてという「いつかはクラウン」をしっかり現代訳で実現できていると思います。

色々気になる点はありますが、クラウンがセダンを出すにはプラットフォームの共有は必要だと思いますし、結果多少大きくなろうと高くなろうとクラウンがセダンを維持するためには仕方ないのかなと思います。

また、クラウンを今後ある種のブランド化をしていくのであれば、セダンは必須です。

今後もセダンを作り続けて欲しいと思いました。
満足している点
•セダンであること

クラウンである以上、セダンは必須だと思います。

古い考えといわれようと、クロスオーバーもスポーツも発売されようと、クラウンにはセダンがないといけないと思います。

セダンがあるからこそ、クロスオーバーやスポーツが際立つということでしょう。

•セダンらしい走り&乗り心地

基本的に脚はどのモードを選んでもあまり変わらないのですが、ノーマルモードで十分乗り心地が良く、高速でも安心感があります。

ステアリングのみスポーツモードにすると、遊びが少なく正確なハンドリングになり、長距離も快適に走ってくれそうです。

これがセダンという感じです。

•FCEVの個性を活かしたキャラクター

FCEVであることを最大限に活用し、静かで速いを明確に実現しています。

あまりに静かに速度が乗るので、速度感がおかしくなります。

•静粛性

さすがに車格が違うだけあり、ミライよりはっきりと静かです。

試乗車はオプションの20インチでしたが、タイヤノイズや風切り音、FCEV特有のブロアーの音も含めてかなり静かで、レベルが高いと思います。
不満な点
•20インチタイヤ

これは少しやり過ぎです。

せっかく乗り心地が良くても、パッチワーク的な路面ではさすがにバタつきが出てきます。

標準の19インチで十分です。

•液晶メーター

クラウンに限らず、アルヴェルあたりにも当てはまるのですが、液晶メーターの意匠が他のトヨタ車と似たり寄ったりで、ここに車種ごとの個性を感じられず、残念です。

•水素タンクの交換

現状では、水素タンクを15年ごとに交換する必要があり、クラウンセダン(とミライ)の場合3本搭載されていますが、全て交換すると100万以上かかるとのことです。

これでは中古車として購入することがまったく薦められません。

つまり、リセールも期待できないということです。

これがこの車(だけに限らず、FCEV車)の一番大きな弱点かもしれません。

•水素ステーションと水素価格

車のせいではないので、軽くしか触れませんが、現状の数でももう少し営業時間を柔軟にして欲しいところです。

また水素価格が徐々に上がっており、燃料コストが悪いのもネガティブな要素です。

•ラゲッジ&後席の空間

これも仕方ない上、購入する場合は理解して購入すると思うので、不満ではないかもしれませんが、ミライ同様センタートンネルが大きくて実質4人乗りである点とラゲッジが車格の割にかなり狭い点は理解しておく必要があります。

•車体の大きさと取り回し

ミライとプラットフォームを共有し、その上で車格差を出すためには仕方なかったのだと思いますが、さすがに5.0m×1.9mは日常使いには大き過ぎます。

また、FCEVの場合最小回転半径が5.9mとかなり大きいため、乗る人を選んでしまっています。

DRSがあれば…と思いますが、FRの素の味を味わうにはない方がいいと思うので、難しいところです。
デザイン

3

個人的にはもうちょっと3BOX感が欲しい気がしますが、ミライとの差別化が必要なこともあり、今でも十分カッコいいと思います。

ただリヤはなんとなくソニー•ホンダのアフィーラに似ている気がします。
走行性能

5

キャラクター的に少しラグジュアリー寄りになったかと思っていましたが、正確なステアリングと低重心を活かし、ハンドリングも楽しめる脚になっていました。

可変ダンパーのため、乗車人数やその日の使い方に合わせてモードを変更して楽しめると思います。
乗り心地

4

ノーマルモードで街乗りから高速までオールマイティに使えます。

リヤコンフォートモードはあまり変化が感じられなかったので、使わなくてもいいかもしれません。

20インチは乗り心地を考えると避けた方が無難です。
積載性

2

水素タンクがあるため、仕方ないですがゴルフバックは2個しか載りません。

せっかく長距離が快適な車なだけにやや残念です。
燃費

3

水素タンク満タンで500kmは堅いので、水素ステーションさえあればBEVより早く充填もでき、足も長いはずです。
価格

3

補助金を考慮するとFCEVの方がお買い得ということになりますが、水素ステーションの数の問題と水素価格の問題、それからリセールの問題もあり決してコスパが良いとはいえません。
故障経験

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