トヨタ カローラルミオン のみんなの質問

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車のホイールのマッチングについて。
実際に履いているかたもしくは、マッチングに詳しいかたに質問です。

現在ルミオンに載っています
17インチにインチアップしようと思うのですが、欲しいホイールのサイズが「177.0J+55」

マッチングリストと言う本を見ると、ルミオンの場合17インチで7Jの場合、インセットが45〜40であれば、イケると書いてあるのですが、インセット55を履くにはワイドトレットスペーサーを入れて、前10ミリ、後ろ15ミリなら、タイヤハウスとの干渉なく履くことができますよね?

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ベストアンサーに選ばれた回答

7.0J+55に10mmスペーサーを挟むと7.0J+45相当。15mmスペーサーを挟むと7.0J+40相当になります。しかしながらスペーサーにはスペーサーなりの問題もあるのできちんとご説明したいと思います。まずは純正スペックのご確認から。以下、★印の部分が注意点です。

<ルミオン純正ハブ回り>
・リム外径 15インチ
・リム幅 6インチ
・インセット 39mm★
(上記:15×6.0J+39)
・PCD114.3×5穴
・M12×P1.5 平面座ナット★
・ホイールセンターボア 60.1mm★
・車体側センターハブ径 60.0mm★
・車体側センターハブ高 約12mm★
・車体側ハブボルト長 約26mm★

■ ツラ出し

純正ホイールを基準としたツラ出し寸法を記載しておきます。例えば、純正の6.0J+39から7.0J+40に交換した場合、リム幅は1インチ(25.4mm)太くなりますが、内側に13.7mm出っ張り、外側に11.7mm出っ張るということです。ツラ出しは11.7mmということになります。

・6.0J+39(内±0mm/外±0mm)
・7.0J+55(内+28.7mm/外-3.3mm)
・7.0J+45(内+18.7mm/外+6.7mm)
・7.0J+40(内+13.7mm/外+11.7mm)

それからルミオンは前輪が車高を落とすとネガティブキャンバー(車両を前後から見てハの字)が強くなるため、車輪がフェンダー奥に少し引っ込みます。ツライチ付近は車高やアライメントや個体差によって変わるため一車ずつ実測して算出します。もしも車高を落とす予定があれば、先に車高を落としてからホイールのスペックを決めた方がスムーズな方法です。従って、マッチグガイドも100%信用できません。ハミ出すと車検に通らないので少し控えめなツラ出しになっている可能性が高いです。
わたしの手元で調べたデータでは、フロントは、7.5J+42(外+16.05mm)付近がノーマル車高の限界、リアはここから15mm程度ツラ出し(7.5J+27→外+31.05mm)できるというものもありました。このあたりは実測が必要になります。

■ センターハブ径

車体のハブの中心に円形の出っ張りがあります。これをセンターハブといい、ルミオンの場合は60.0mmの凸です。純正ホイール裏中心のハブ穴内径は60.1mmの凹という精度で設計されており、この凸凹が噛み合うことでホイールセンターを合わせるだけでなく、路面の衝撃からハブボルトの折損を防ぐストッパーとなります。特にナットの絞め付けが甘い場合や事故の時などにこれが命綱となります。社外ホイールを装着する場合、ホイール側のハブ穴の内径が60.1mmより小さいとそのままでは装着不可ですし、逆に穴が大きいとハブ穴がブカブカで噛み合わずハブなし状態です。なので、ブカブカの場合はハブリングを使ってその隙間を埋めてセンターハブを噛み合わせます。ハブリング不要という無責任な意見がありますが一切無視してください。ここでのポイントは車体側のセンターハブとホイールのハブ穴をしっかり嚙合わせるということです。

■ スペーサー

スペーサーはそのままポン付けできる厚みは5mmまでです。理由はナットの噛みしろが確保できる厚みが5mmまでということ、また、センターハブの高さが10mm前後しかないため、スペーサーを分厚くすると噛み合わなくなるためです。概ね5mm程度の厚みが許容範囲ということになります。カーショップで3mmや5mmの挟込スペーサーが売られているのは、ホイール交換でキャリパーやサスアームに当たってしまう場合の逃げとして使うためです。
一方、ツラ出しを目的としてスペーサーを使うのは邪道といわれています。現実にはそこに頼らなければならないケースもあるのですが、できる限りスペーサーを使わない方法でツラ出しするのが基本となっています。それを前提に以下のご説明を読んでいただけると幸いです。

<前輪10mm挟込スペーサー>

10mmスペーサーは非常に難度の高い厚みです。装着されるホイール次第では加工なしでは装着できません。先ほど、スペーサーは5mmまでと記載しましたが、10mmスペーサーとなると前輪にはおすすめできないですね。前輪というのはブレーキング時の制動や旋回ほか、FFの場合は加速までの全て担います。スペーサーが分厚くなるほどに回転方向の圧力に対してテコの原理でボルトに強い力が働くようになります。ボルトの剛性面から考えてもスペーサーは5mmまでというのが基本的な考え方です。

実際に、10mmスペーサーの場合は、ハブボルトの長さが足りなくなるので、ロングボルト(10mm延長)に打ち替えて乗っている人もいますが、これはFF車のリアにはあり得ても前輪にはおすすめできません。後輪に装着する場合でも、ハブ一体型の挟込スペーサーを組み合わせます(社外ホイールのみ。純正ホイールの場合は10mm スペーサー不可)。絶対にハブなしのものは利用しないでください。ハブボルトの剛性面で、ロングボルトは10mm延長が限界といわれています。これ以上分厚いスペーサーを挟む場合は、「ワイドトレッドスペーサー」(以下「ワイトレ」)を利用することになります。

<後輪15mmのワイトレ>

ワイトレもまた忌み嫌われているもので困ったものですが説明しておきますね。車体のハブは鋼鉄製でその頑強な台座に支えられたハブボルトでホイールを固定します。一方、ワイトレは鍛造とはいえアルミ合金類であり、その柔らかい台座から生えたボルトにホイールを固定します。なのでどうしてもホイールを支えるボルトつけ根が弱く、よくワイトレのボルトが折れています。締め付けが甘いと折れやすいのですね。基本的には公道使用不可という説明書きが書かれており、いきなりホイールを買うと高いので、そのツラの具合を見るために仮付けするためか、またはショー用のデモカー用としての用途とされています。とはいえ、リアホイールでハブ付であれば、装着するのは分からないでもないですが、安全面を考えると安易に推奨してはいけないと思います。このようなものですから、ハブなしのワイトレなど1mmもクルマを動かしてはいけないものです。しかし、ネット上には知らずに自慢げにアップしている方もいるので、ネット上の情報の選択には注意が必要です。推奨はできないのですが、文面より察していただければ幸いです。

■ 気になる点

今回、候補のホイールが17×7.0J+55と書かれていましたが、これはスバルの純正ホイール(レヴォーグ、WRX等)ではないですよね? 一般の市販の社外ホイールであれば問題ないのですが、スバルの純正ホイールを装着する場合はハブ穴ば小さく、そのままでは装着できません。スバルのホイールの場合は再度追加でご質問ください。

また、インセットは大きい方がサスペンション剛性を高めやすいため、最近は大き目のインセットが多いです。一方で、大き目のインセットだとホイールデザインが制約を受けることになり、正直あまり見栄えのよいものが選べません。また、ツラ出ししたいからと純正ホイールよりも小さいインセットを履かせる人が多いですが、これも許容範囲は10mm減少程度までです。特にフロントは要注意です。それ以上のツラ出しはリム幅を広げて対応するのが基本となっています。例えば、6.0J+39から約20mmツラ出しする場合は、7.0J+32、または7.5J+40前後のホイールを選ぶという感じになります。

結論は、フロントは対策としては5mmスペーサーまで、リアも基本NGですが、わたしの書いたことを承知の上、ご判断いただくということです。

長くなり失礼いたしました。他にご説明必要であれば追加でご質問ください。

質問者からのお礼コメント

2016.8.12 00:48

大変分かりやすいご説明有難うございます。 これからはスペーサーを使わない方向で、ホイールを選びたいと思います。

その他の回答 (1件)

  • ワイトレいれりゃ内側の干渉は防げるが、ワイトレの厚みの分外側に移動することになり,
    はみ出す可能性がある、そのことは考慮してますか?

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