スズキ ワゴンR 「横綱モデルのフルチェンジ 販売台数軽No.1(というか登録車も含めた国内販売No.1)の横綱モデルのフルモデルチェンジだけあって、従来型から着実な進化」のユーザーレビュー

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スズキ ワゴンR

グレード:-

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評価

4

走行性能
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乗り心地
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燃費
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デザイン
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積載性
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価格
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横綱モデルのフルチェンジ 販売台数軽No.1(というか登録車も含めた国内販売No.1)の横綱モデルのフルモデルチェンジだけあって、従来型から着実な進化

2008.10.1

総評
横綱モデルのフルチェンジ
販売台数軽No.1(というか登録車も含めた国内販売No.1)の横綱モデルのフルモデルチェンジだけあって、従来型から着実な進化を感じます。進化させないと時代に取り残される、とはいえ大幅に変えてしまうと従来型オーナーにそっぽを向かれる・・・ ワゴンRのような大ヒット車のモデルチェンジにはにはこのような難しさがあると思うのですが、新型は保守性と革新性をうまくバランスをとり、旧型の良さを引き継ぎつつ欠点は極力つぶしています。新型もまたコンスタントに売れるでしょう。
満足している点
・走りのよさ
 エンジンパワーに余裕がある上にCVTとのマッチングも良いようで、軽としてはなかなか気持ちのいい走りです。7~8%程度の勾配が連続する坂道でもゆとりを持って走ることができます。もちろん街中で不満を感じることはなく、キビキビと走ります。
 コーナーリング性能については先代までと比べ、重心が下がっている印象で非常に安定しています。先代はウインドゥエリアが大きいため実際以上に速度感があり、スピードを出すとやや不安でしたが、新型は程よい囲まれ感があり、スピードを出しても不安感が少ないです。
・内装の質感の向上
 新型の最大の特徴はここでしょう。シンプルだった先代から一変して抑揚のあるデザインとなったダッシュボードや、シート地と同系色をあしらったドア内張りなど、質感も軽としては高いレベルです。
・室内前後空間の拡大
 先代も軽としては十分な前後長を持っていましたが、新型はさらに有効長が拡大し、特にリヤシートは広大なスペースを持っています。
・インパネシフトになったこと
 先代のATはやや時代を感じるコラムシフトで、ガチャガチャした操作感やポジションによってはオーディオが操作しにくくなるなどのデメリットがありましたが、新型はやっとムーヴやライフ同様のインパネシフトになりました。
 このインパネシフト、ムーヴはかなり基台部が大きく左膝のスペースがかなり狭いのですが、ワゴンRはうまくコンパクトに収めてあり、足元空間は広々しています。
・先代譲りの使い勝手の良さ
 ワゴンR伝統の助手席下収納をはじめ、各部に収納がたくさんあり使い勝手が良いです。また後部座席のアレンジなど旧型の取り扱い方を引き継いでいる部分も多いので、旧型から乗り換えても違和感なく馴染めるのではないでしょうか。
・タイヤ空気圧警報ウォーニング
 タイヤの回転数の差から空気圧の減少を検知して警告するシステムがスティングレーに装備されています。最近の軽はホイールは大きく、タイヤの扁平率は低くという傾向なので、軽の小さいタイヤだとどうしても絶対的な空気の量が不足し、空気圧の管理にシビアにならざるを得ませんが、これがあることによって、空気圧が低いまま走行してタイヤやホイールを傷めたり、燃費が悪化したり、最悪バーストしたりという危険性が減少して安全に寄与すると思います。
不満な点
・窓が小さくなった
 荷室横のリヤクオーターウインドゥがなくなっていたり、ウエストラインの高さが上がっているなど、窓の面積が先代に比べ明らかに小さくなっています。特にフロントウインドウ下端はやや高く、ドライバーの身長によっては車の直前の死角が大きくなりそうです。長所に書いてあることと矛盾するのですが、街中など速度を出さない状況だと窓の小ささによる死角の増加は明らかにデメリットです。
・室内幅が狭くなった印象がある
 パレットが登場してワゴンRが室内の広さを追及する必要がなくなったせいか、先代よりもサイド、リヤウインドゥの絞込みが強くなり、室内が狭くなった印象があります。(実寸も1センチ狭くなっています。)
・シートリフターが装備されないグレードが多い
 スティングレー以外の標準車にはシートリフターが装備されていません。女性や高齢者が乗る可能性が高い標準車こそシートリフターが必要だと思うのですが・・・
・タコメーターが欲しかった
 先代は最下級グレードまですべてタコメーターが装備されていたのですが、新型はスティングレー以外タコメーターが装備されていません。MT車ぐらいにはタコメーターがあっても良かったのではないでしょうか。
・CVTは全グレードに設定してもよかったのでは?
 標準車4グレードはそれぞれ、FTリミテッドがCVTのみ、FXリミテッドがCVTとATを併売、FXとFAがATとMTという複雑なラインナップです。
 CVTの方が燃費はいいがATの方が低コストということからこのようになっているのでしょうが、もっと自信をもって自動変速はCVTのみで展開していっていいのではないでしょうか。
・ABSが全車標準ではない
 ABSなど今時常識以前だと思うのですが、FXにオプション、FAの2WDはオプション装着すらできません。ムーヴの最下級グレードにもオプションなので、スズキだけの問題とはいえませんが、軽No.1だのどうだのと、販売競争に一生懸命になるなら安全競争にも一生懸命になってほしいもんです。
・内装色が選べなくなった
 先代は内装色がネイビー/ベージュと2色あり選ぶ楽しみがあったのですが、新型はダークグレー1色になってしまったのがちょっと残念です。
デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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