今でも十分通用する動力性能とスタイリング
1998年10月の軽自動車の規格変更、ボディーの安全性能が向上し大型化されたことに伴い、購入いたしました。
2009.10.6
- 総評
- 今でも十分通用する動力性能とスタイリング
1998年10月の軽自動車の規格変更、ボディーの安全性能が向上し大型化されたことに伴い、購入いたしました。
イオンによる新規格の軽自動車の展示試乗会が催され、全メーカーの新型の軽自動車を全て観ることができ、たいへん比較しやすかったことを思い出します。
当時旧規格の軽自動車では、ワゴンRは他の軽自動車の追従を許すことなく独走態勢でありました。
それは使い勝手の良さと動力性能の良さなどが、他の軽自動車とは明らかに一線を画していたからかと考えられます。
この新規格になってからも、やはり動力性能、内外装共に洗練されていて、他車を凌駕していたことを思い出します。
当時はありとあらゆるものがオプションで用意されていました。軽自動車のドレスアップという感覚はこの新規格の軽自動車から火がついたのかもしれませんね。
ちなみにSRSエアバッグもオプション装備でした。現代の安全感覚とは少し隔たりがあることも現実としてあったことをよく憶えています。
環境性能などを考慮してもFX-T等のターボ車のエンジン性能は、今でも十分通用するエンジンを積んでいますので、良質のFX-Tはなかなかのお買得な車かもしれません。
- 満足している点
- 先ほど総評でも書きましたが、ワゴンRの良さは車全体のバランスの良さかと考えられます。動力性能と内外装のスタイリングの感覚が、一般受けする様に上手に作られている点かと思います。
私の購入したワゴンRは当時の標準タイプの中では唯一ターボエンジンを搭載していたFX-Tというグレードでした。スポーツタイプのRRとは違い、シングルカムエンジンのターボ車でしたのでRRと比較すると明らかに動力性能は一歩劣りました。
しかし、他のノンターボエンジン車との動力性能の違いも明らかで、RRとの違い以上に大きな差がありました。
坂道の多い私の車環境におきましては、動力性能の差というのは軽自動車であっても妥協することの出来ない最大の点でありました。
この点FX-Tは十分満足できる動力性能を持っていました。
スポーツタイプのターボ付軽自動車と比較すると動力性能の差は明らかではありますが、燃費との相関性を考えればFX-Tグレードを選択することも、中古車をこれから購入検討される方にとっては良い選択の一つかと思われます。
RRとは違い、走りを求めるような車ではありませんでしたので、程度もターボ車にしては良いのがあるかもしれませんね。
- 不満な点
- 一般受けするように上手に作られたワゴンRには短所という点があまり見当たりませんが、この新規格になった頃の車は、先にも書きました通りSRSエアバッグがメーカーオプションであり、当時のドライバーの安全感覚の認知不足ということも兼ね合わせて、オプション選択していない車が結構あったことも思い出されます。私は新規格の安全性能の向上を重視して購入を待ちましたので、もちろんオプション選択いたしましたが、購入の際は注意が必要かもしれませんね。
しかし、この新規格のワゴンRはミニバンのように座席のレイアウトもかなり応用がきき、収納スペースも広く多いなど、本当に売れる要素をしっかりと持った車でした。
私の感じた短所といえばハンドルがとても軽すぎるという点。高速走行ではあまりにも軽すぎてスピードを出すのが怖い時がありました。もう一点はターボ車の宿命です…。燃費がさほど良くなかったのも仕方がないのかもしれません。ライトプレッシャーターボでしたのでアクセルを踏んでしまいがちなのですね…。
このあたりが、軽くアクセルを踏む嵩でスピードの出るスポーツタイプのRRとの違いですね。
今でも十分通用するスタイリングの良さと動力性能を考えましたら、中古車を購入検討されている方は、台数も多いので検討されるにはたいへんお買得な車かと思います。
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