スズキ ワゴンR 「軽自動車のスタンダードであり続けるロングセラーモデル」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。

西川 昇吾
西川 昇吾(著者の記事一覧
自動車ジャーナリスト
評価

5

デザイン
4
走行性能
4
乗り心地
4
積載性
4
燃費
5
価格
4

軽自動車のスタンダードであり続けるロングセラーモデル

2022.1.21

年式
2017年2月〜モデル
総評
初代は軽自動車の歴史を変えたとも言えるモデルであった。そこから長年販売され続けているのは、軽自動車のスタンダードモデルとして時代に合わせて進化してきたからと言える。それだけに現行モデルは現代の車として必要なものはほぼ備わっていると言っていい。にもかかわらずリーズナブルな価格設定をキープしていて、さすがロングセラーモデルと言わざるを得ない。
満足している点
リーズナブルな価格設定でありながら、ハイブリッドシステムや各種運転支援システムが装備されているのは購入を検討するユーザーにとってかなりありがたいと言えるのではないか。軽自動車は多くあれど、ロングセラーとなっている理由が分かるようにツボを抑えているので、多くの人に勧めることができる。
不満な点
価格設定を考えれば運転支援システムは充実しているものの、欲を言えばACCとステアリングアシストがほしいと言ったところ。オプションでもいいので用意されていれば、より魅力的なモデルへと進化することは間違いないだろう。
デザイン

4

初代は軽自動車の歴史を変えたセンセーショナルなモデルであった。そんな初代から基本的なイメージは変えておらず、現行モデルを見ても一目でワゴンRだと分かる。それでいて、時代にあった先進的なイメージを持っているのはデザイン処理が上手いからであろう。
走行性能

4

コーナリング時のロール感があるなど基本的なディメンションが影響するところは否めないが、ハイブリッドシステムの採用で加速や騒音は軽自動車としては優れていると言える。街乗りでは走行性能に不満が出るということは少ないであろう。
乗り心地

4

高速域ではハイトな全高とスクエアなボディ形状から来る振られ感やロール感があるものの、街乗りでの低速域では優れた乗り心地を見せる。軽い車重と優れた乗り心地という相反する部分はスズキの得意分野であることを、定番モデルのワゴンRからは強く思わせる。
積載性

4

通常時の積載性はさほど優れていないが、後部座席を前後にスライドすることが可能なので、ユーザーの使い方次第では広いトランクスペースが誕生する。その他にもシートアレンジが豊富で優れているため、使い方次第ではかなり積めるというトランクスペースに仕上がっている。
燃費

5

軽自動車の中ではトップクラスの燃費性能を持つ。ハイブリッドモデルが採用されているというのも大きな理由の1つであるが、軽自動車の中で考えても比較的軽量な車重も大きく影響しているものと思われる。軽量コンパクトなマイルドハイブリッド技術だからこその性能と言える。
価格

4

ベースグレードは税抜き価格100万円を切っていてバーゲンプライスと見えがちだが、実際の仕様を考えるとハイブリッドシステムを採用している中級以上のグレードが欲しくなる。しかし、中級グレードでも130万円からといった価格設定なので、比較的リーズナブルと言えるだろう。
西川 昇吾
西川 昇吾
自動車ジャーナリスト
1997年生まれ、大学時代から自動車ライターとしての活動をスタート。現在はWEB・紙の各種媒体で様々なジャンルの記事を執筆するほか、車両解説動画にも出演し、喋りの分野にも挑戦中。愛車のマツダ・ロードスターで定期的にサーキット走行をし、ドラテクの鍛錬も忘れない、目指すは「書けて、喋れて、走れるモータージャーナリスト」
スズキ ワゴンR 新型・現行モデル

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