スズキ スイフト 「走って楽しい車」のユーザーレビュー

走って楽しい車

2019.11.3

総評

この車は、コンパクトカーの中のスポーツカーと言えます。いろいろと不満をあげればキリはないけれど、それを我慢しつつ、車として「走りの楽しみ」を感じられる車です。ベーシックなスイフトでこの走りならば、スイフトスポーツはもっと楽しいのだろうな、と思わせる走り。初めて車に乗る人は、ぜひこの車をMTで乗って欲しいです。

満足している点

車の基本性能である、走る・曲がる・止まるを突き詰めて国産離れした、お買い得コンパクトカー。輸入車でこの走りを手に入れようとすると200万円からでしょう。
ただコストはかかっておらず、軽自動車と共用の部品も多いので、細かい故障や異音はあります。しかし故障の際のスズキディーラーの対応の素晴らしいこと！これだけでも買う理由になります。

不満な点

内装の質感は価格相応。プラスチックは薄く、固定の仕方も甘いです。
天井の防音材がコストカットされているようで、雨音がかなり入ってくる。これはこの価格帯ならばどこのメーカーも同様でしょう。
あとはタイヤが合っていない。ハイグリップなタイヤを履いており、ノイズや振動が大きめ。良路ではいいのでしょうが、荒れた路面ではガタガタ、バンバンと大変です。

デザイン

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走行性能

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カーブでハンドルを切った分、スッと曲がります。狙ったラインをトレースしやすく、軽量なボディと相まって、思い通りに走れます。
エンジンパワーは全然ないので、軽自動車にすら瞬間加速では負けます。シャシー性能がエンジンパワーに勝る、ベンツ的な方向性ですね。
だからこそ、タイヤをもう少し乗り心地に振ったタイヤにすれば、もっとバランスが良くなると思います。

乗り心地

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乗りごこちは、純正装着の185/55R16タイヤがゴツゴツとした突き上げをかなり伝えます。これは年数が経ってタイヤのゴムが硬化してくるとかなり顕著になると思われます。
1インチダウンして、65扁平ほどにしておくと、段差の突き上げや、ロードノイズの改善が見られると思います。
ゴム部分の厚みは乗り心地に関わります。最低110mmくらいは欲しいです。

積載性

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荷室ははっきり言って狭いです。深さも高さもないので大きなものは積めません。
スポーツカーと思えば許せます（笑）

燃費

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燃費はコンスタントに15~16ほど。
長距離を走れば18~20ほどは走ると思われます。

価格

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故障経験

１万キロほどでステアリングギヤボックスからハンドルを切るたびにカタカタ異音が発生。
２万キロほどで、クルコンで50kmほどで走行中ヒュルヒュルといった高周波音が発生
３万キロを超えたあたりから、特定の速度(30km,60kmあたりでMTトランスミッションからヒュルヒュルという異音が発生）ギヤの歯打ち音とのこと。
４万キロ後半でエンジンチェックランプ点灯。クランク角センサー系統の異常とのこと

細かい故障はありますが、ディーラーの方には親切に対応していただき、申し訳ないくらいです。

ただMTということで、高回転まで回すことやATよりも高い回転数で巡航することもあります。これらのことで、普通よりもエンジンやミッションに負荷がかかっているのかなと予測します。油脂類はエンジンオイルは5000kmごと、ミッションオイルは2万キロごとに交換しています。