スズキ キザシ 「(R6.6.17追記)理解者が限られる、通好みのクルマ　」のユーザーレビュー

(R6.6.17追記)理解者が限られる、通好みのクルマ　

2021.6.13

総評

車幅1.8ｍオーバーのセダン
だが、FF車なので室内空間は
ゆったりと快適である。

分厚いガラスの効果もあり、
静粛性もまずまずである。

満足している点

街では滅多にいないこと。
警察署に行くと大抵出会える。

カローラ、プリウス、アクア、
アルベルなど金太郎アメ的な
車種と違い、「どこの車だ？」
という印象は強いようだ。

不満な点

スズキ初の大型セダンとして
意気込んで造ったが、内装は
このクラスにしては地味で、
安っぽさが残念。
（特にインパネの質感）

ドアノブの造りもガタがあり
むしろ仕事で使うカローラの
方が堅牢な造りなので残念。

革シートは部分合成入りだが
座り心地はよく、座面もパン
チングされているが、蒸れは
それなりにある。

デザイン

3

エクステリアは好みが二分
されるが、正面はまぁまぁ。
リアビューは塊感あるデザ
インで好きである。

インテリアは素材の選択が
「？？」のため、安っぽく
残念に見える。

インパネは、微妙な凹凸の
せいで日光がFガラスに反射
しやすく、視界を損ね危険に
感じることがある。

つや消し素材のマットを載せ
た方が安心して運転できそう。

走行性能

3

車重が1.5ｔあり、初期加速が
今一つだが、188PSは伊達じゃ
なくアクセルを踏めばモリモリ
走る。

速度を上げても不安を感じない
キザシは、正に欧州車テイスト。

但し峠道は×。
太いAピラーにより進行方向が
見えにくく、マニュアルモード
シフトも反応が今一つで楽しく
ない。

乗り心地

3

海外市場をにらんで造っただけに
足周りは秀逸。

リアの足周りはアルミ製で凝った
造りをしていて、以前も書いたが
ドイツ車的乗り心地である。

市街地は固めだが、高速巡航では
フラットライドで実に快適♪

クルコンが150km/hまで設定可
なら、高速ツアラーになりうる。
（現状は108km/hまで）

積載性

3

トランクは高さはあるがさほど
広くなく、洗車道具や工具積載
状態でゴルフバッグ2つ＋手提げ
カバンが入るかどうか。
（ゴルフはしないけどねww）

リアシートは背もたれが可倒式。
(6:4分割でセンター貫通あり)
キザシ純正タイヤは、倒さずに
後部席に1台分積める。
（当然人は乗れない）

燃費

3

ボディアース3カ所＋謎グッズ、
アルミテープ施工などによって
10km台に落着く。

A/C稼動では確実に1km/L落ち。

高速巡航はクルーズコントロール
活用で燃費が向上する。
80～90km/ｈ・1500rpm辺りが
個人的には良好と感じる。

高速燃費の実測値は16.9km/Lが
現時点で最高値である。
【燃費計の最高値：18.7km/L】

価格

2

高年式かつ走行距離少のタマは、
装備の割に中古市場で高値安定。

以前見た、7年落ち･160万円の
価格には「え？」としか思えず。

快適さとステータス第一ならば、
クラウンorレクサスISあたりで
十分だと考える。

故障経験

大きな故障はないが、昨年冬に
ECUのエラーが出たので点検し
幸い異常が見られなかったので
エラーコード消去して終了。