スズキのキザシの失敗

Question

全くと言っていいほど売れなかったキザシですが、FRのMT設定をつけたらかなり(というか実際の販売台数以上)を売ることができたんじゃないかな？と思います。
どうですかね？

高級路線でなくスポーツ路線ということですね。
交通取り締まり用パトカーとしてはサイズが足りないと思うのでダメですが…

実はマニュアル設定があれば買おうと思った車です。

Answer 1

スズキのように薄利多売しているメーカーは、一部の人に人気が出ても採算が取れないです。それこそ総販売台数が数万台を超えないと採算が取れませんから。

そもそもキザシって国内販売を目的に開発された車ではありません。諸外国向けに開発した車を国内でも販売していただけです。バレーノ・SX-4・エスクードもこれに該当します。

ただキザシの失敗は車自体のことではありません。国内と同様海外でもスズキ車にミドルクラス以上のイメージがつかなかったため販売台数が伸びなかったのです。
ようするに「キザシを買うお金があるなら、他のメーカーの車を買う」と言う人が多いんです。だから世界的に売れなかったんです。

これはスズキが最も力を入れているインドでも同じ。当初小型車を中心に販売していましたが、経済成長により裕福な層が増加したため、より高級な車種が必要と考えキザシを投入。でも結局売れなかったんですよ。

スズキはたまにおかしな車を作って突然販売するということは過去何度も行ってはいますが、たぶんFR車を作るようなことは無いと思います。シャーシ自体を新設計しないといけませんし、他にFRを作っていないので駆動系・トランスミッションも新設計になり費用が膨大にかかりますから。

Answer 2

スズキとして経験のないFRの乗用車の新規開発ともなれば、会社の屋台骨を揺るがしかねないレベルの巨費を投じる必要があって、結果的にはスズキ車に似つかわしくない高額な車両になってしまい、警察の捜査用にすら採用されないような車になってしまっただろうと思います。