スズキ eビターラ 「四駆も強みのコンパクトSUV」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。

まるも 亜希子
まるも 亜希子(著者の記事一覧
自動車ジャーナリスト
評価

5

デザイン
4
走行性能
4
乗り心地
5
積載性
4
燃費
5
価格
-

四駆も強みのコンパクトSUV

2025.8.25

年式
2026年1月〜モデル
総評
BEV販売では後発となるスズキは、自社ユーザーが「実用性」を期待していることを何よりよくわかっているため、開発段階から現BEVユーザーの生の声に耳を傾け、不便さを解決するための工夫や実際の使用環境下でのテストを繰り返してきました。まずはBEVとはいえ「走る・曲がる・止まる」というクルマとしての基本性能をとことんブラッシュアップ。そして高い充電性能。ロングドライブも気軽にできる航続距離500kmオーバーのバッテリー性能や、EV専用開発のプラットフォームをはじめ、先進技術によるEVシステムがもたらすキビキビとしたEVらしい走り。電池容量49kWhと61kWhがあり、61kWhには雪道や悪路に強い4WDもラインアップしており、降雪地域のユーザーにも魅力的なBEVとなっています。
満足している点
eビターラのEVシステムにはモーターとインバーターを一体化した「eアクスル」と、熱や衝撃に強く耐久性にも優れるリン酸鉄リチウムイオンバッテリーパックを採用し、BEVに欠かせない高効率と安心・安全の高い信頼性を追求しています。プラットフォームはEV専用に開発した「HEARTECT-e」で、高ハイテン材の使用率を従来の約2倍に上げることで重量を低減。フロア下メンバーを廃止して電池容量を最大化し、電池パック横にはエネルギー吸収材のプロテクトフレームを設定、側面衝突の際の荷重の一部を分担する工夫も。また効率よく航続距離を伸ばすため、電池下面を空力部材として使いつつ、前後に空力カバーを設定して高い空力性能を手にしています。
不満な点
スズキのコンパクトカーにはいつも多彩なボディカラーが用意されますが、コスト面の制約もあるのか、eビターラはツートーンが4色/モノトーンが1色と少なめ。ツートーンはすべてブラックルーフとの組み合わせで、上質感を打ち出しています。
デザイン

4

もしかすると、BEVらしい先進感という点では物足りなさを感じる人もいるかもしれませんが、個人的には欧州の街並みにも似合う魅力的なデザインだと思います。「ハイテク&アドベンチャー」のコンセプト通り、立ったフロントウインドウや厚みのあるフロントフード、力強いフェンダーや量感のあるショルダーは、SUVらしさを感じさせる要素。ヘッドランプ、リアランプは3点にライン発光する「3ポイントマトリックス・シグニチャーランプ」を採用しています。
走行性能

4

クローズドコースにおいてプロトタイプの試乗ということで、まだ荒削りな部分も見られましたが、2WDモデルでも路面にしっかりと接地する安定感が低速から感じられ、落ち着きのある上質なステアリングフィールにも感心しました。モーターらしい軽やかな加速フィールと、自然なブレーキング。パイロンスラロームの区間ではキビキビとした身のこなしも感じることができました。4WDになるとさらに接地感が高まり、乗り心地もしっとりとしています。前後に独立した2つのeアクスルを配置し、さまざまな道路環境に最適な駆動力配分を緻密に制御する「オートモード」と、タイヤが空転しても反対側のタイヤに駆動トルクを配分してスムーズな脱出を叶える「トレイルモード」を備える電動四駆の「ALLGROP-e」は、オンロードでも的確な制御をしてくれます。
乗り心地

5

カーブでも、ほとんどグラリとも乱れない安定感に感心。直進安定性も高いので快適です。2WD/4WDどちらも室内は想像以上の静かさで、運転席にいる限りロードノイズや風切り音などがほとんど聞こえてこないことに驚きました。ロングドライブも快適だろうと思います。
積載性

4

もう少しフロアが低いとさらに使いやすいと思いますが、床下にバッテリーを搭載するBEVの中ではSUVとして不便のない程度に抑えていると思います。汚れが気にならないラゲッジマットや、荷物の散乱を防ぐリヤゲートネットといった純正アクセサリーも用意されており、荷物が多い時にはルーフラックを取り付けることもできます。
燃費

5

まだ正確な数値は発表されていませんが、航続距離は500kmオーバーとのこと。寒い時期でも効率よく充電や電気の消費ができるような工夫もあり、電費は期待できるのではないでしょうか。
価格

-

※執筆時点で未発表のため記載なし
まるも 亜希子
まるも 亜希子
自動車ジャーナリスト
映画声優、自動車雑誌編集者を経て独立。雑誌、ラジオ、TV、トークショーなどメディア出演のほか、モータースポーツ参戦や安全運転インストラクターなども務める。2006年より日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員日本自動車ジャーナリスト協会会員。YouTube「クルマ業界女子部チャンネル」、「おっさん on boad」にも出演中。
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