スズキ セルボ 「曲がって楽しい、眺めて嬉しい欲張り軽カー 二輪のビッグスクーターからの乗り換えで、初めて四輪を買いました。 父の中期型のノンターボワゴンＲもたまには運」のユーザーレビュー

曲がって楽しい、眺めて嬉しい欲張り軽カー 二輪のビッグスクーターからの乗り換えで、初めて四輪を買いました。 父の中期型のノンターボワゴンＲもたまには運

2012.6.29

総評

曲がって楽しい、眺めて嬉しい欲張り軽カー
二輪のビッグスクーターからの乗り換えで、初めて四輪を買いました。
父の中期型のノンターボワゴンＲもたまには運転していたので、それとの相違も。
バイクからの乗り換えの為、小回りの利く軽に限定して車を探していました。
男性が乗ってても不自然じゃないデザインかつ、バイクのように出だしが鋭い車に絞った結果、
スバルのＲ１、ダイハツのソニカ、ワゴンＲスティングレーＴ、セルボＳＲが候補に挙がりました。
Ｒ１は抜群のルックスですが、欠点も多く、乗り心地と実用性に問題が…。
ソニカは、素晴らしい走行安定性からくる乗り心地が魅力ですが、ルックスと小回りがいまいち。
スティングレーは、街中で見ない日は無いくらい人気がありますし、父のワゴンＲの印象から、乗りたいとあまり思えませんでした。三菱のアイも今思うと、素晴らしい車ですが、性能もルックスも、僕の
手に余る存在だと思います(笑)。車検の代車できたＭＲワゴンの乗り心地が良かった印象も手伝って、兄弟車のセルボＳＲに決めて、
中古の走行３万５千のオプション色黒を９８万円で購入しましたが、ワゴンＲに比べて、段違いのエンジン出力と、欧州車風のルックスでとても満足できる買い物をしたと思っています。
僕の購入した個体は、マイナーチェンジ前のサイドミラーのウィンカーが細長いタイプで、
サスがRSRのスプリングでローダウン済み、ホイールも１５インチにアップされ、社外品のオーディオが
装着済みでした。
その点では、皆さんが指摘されている腰高感と、古臭いデザインの純正ホイール、サスのロール
の大きさなどが無い状態での感想になりますので注意して下さい。乗り心地は悪いですｗ。
安価で広スペースという軽自動車の潮流に真っ向勝負を挑み、あえなく撃沈したセルボですが、
軽自動車という限定されたレギュレーションの中で、高級セダンを造ろうとしたスズキの
熱意が感じられる素晴らしい自動車です。各項目では、若干欠点ちらほらありますが、
総合的には、非常に上手くバランスの取れた魅力的な車と思うので、総合評価は満点です。

満足している点

とにかくルックスが素晴らしい。５センチほどローダウンされて、シルバーメッキの軽量ホイール
を履いたシルエットは、軽自動車離れしていて、眺めているだけで誇らしい気分になります。
ムーブＲＳや、初期のヴィッツにも似たシルエットですが、彼らには無い、可愛らしさも感じます。出来の良さに反して、乗っている人が少ないのも、ポイントです。
内装もセットオプションのアダルトな雰囲気が漂う満足できるもので、男性でも、恥ずかしくなく車好きの同僚を乗せられると思います。車体上部の丸みのある天井も、後部座席の
人が大柄でも、天井に頭をぶつけないように設計されており、よく考えて設計してあるなと感心
します。フロアシフトとサイドブレーキもスポーツ走行をするツールとして残してあるのが、
スズキの遊び心として好感が持てます。
動力性能も素晴らしく、太いトルクと、スムーズなＣＶＴにより、余裕ある走りが出来ます。
エンジンの振動と回転数もかなり押さえ込まれており、精神的な余裕も持てます。
スズキが成熟させてきたＫ６Ａエンジンの直噴ターボなので、信頼性も高いです。
運動性能に関しては、足回りが社外品での乗車のみなので、参考にならないかもしれないですが、
ハンドルの遊びが少なく、クイックな挙動を硬いサスが素早く反映してくれて、コーナリング
とブレーキング、ＣＶＴのマニュアルモードの組み合わせにより、非常に楽しいドライビングを楽しんでいます。本当に楽しくて、カーブでついついアクセルを踏み込んでしまいますｗ。
キーレスエントリーが便利で、６スピーカーの音質もなかなかです。オートライト、フォグランプ
もドレスアップ効果と実用性も兼ねており、非常に満足です。

不満な点

ルックスの中で唯一、よろしくないと思うのは、リアヴューですね。僕は可愛いと思いますが、
ハッチバックの丸みのあるデザインとデフォの車高だと、締まりが無く、フロントの端正なマスク
とアンバランスといえます。タイヤとボディの隙間も少し広すぎて、間抜けな雰囲気になって
しまっているのが残念です。
内装の欠点としては、左後部座席の居住性が極端に悪いです。助手席の足元スペースが狭い為、
助手席を後ろにスライドする事が多く、助手席の後ろについている書類入れと相まって、足が
非常に窮屈だと感じてしまいます。後部座席も前後スライド式だったら完璧だったでしょう。
走ってて気になるのは、やはりロードノイズですね。特にエンジンルームとの遮音性が高いので、
タイヤと地面の擦れる音がより耳に障ります。こればっかりはシャシーが薄い軽自動車の宿命
な感じですが、なにか手はあるはずなので、改善してほしいです。今度ロードノイズの少ない
タイヤに交換してみようと思います。車体剛性の低さは、足回りが非常に硬い僕の車の場合、シャシーにストレスが掛かって、歪みがでるのではないかと心配になります。
燃費が悪いのも目に付く欠点だと思います。エアコンオンの街乗りで平均１４、高速だと２０とソニカや、スイフトなどと比較すると平均で、リッター当たり、２～４ｋｍほど燃費が悪く、車体重量に対しての燃費は非常に悪いと思います。
他にも小さい事だと、ピラーの位置からくる右左折時の死角や、ワイパーの間隔の早さ、肘掛けが無いなど気になる点はありますが、特に問題はありません。
色々欠点はありますが、軽自動車としてギリギリの所までシェイプアップされたバランスは、
車好きの人にとっては、とても好感が持てるものらしく、ベンツのＳ５００に乗っている上司
に見せたら、「スズキのクセに造りがええなぁ！」と感心していました。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験