軽自動車って日本独自のものですよね！ 海外とかでは 少排気量の車事情はどうなっているのだろう？

Answer 1

sky_high_erさんとダブるところもあるのですが。

1960年、スバル・マイア（スバル360を450ccにしたもの）が欧州に輸出されるために開発されたそうです。ちょっと前にあったワゴンRワイド、ジムニーシェラなどは、これと同じく輸出バージョンを日本でついでに売っていたということかと認識しています。

現在だと、インドのマルチスズキで生産されているのは、800ccくらいのアルト、ワゴンR、エブリィだったりします。逆にスマートは小改造で日本の軽自動車の規格に合わせて、黄色ナンバーがとれるようです（幅を少し詰めるらしいです）。

もともと、軽自動車は、自動車を普及させるという目的で、250～360ccの屋根付きバイクみたいなコンセプトで始まっています。昔は「軽免許（16歳でとれた！）」「車検はいらない（ナンバーは250ccバイクとほぼ同じもの）」などのとても大きな優遇措置がありました。昭和30年代の感覚だと「大人2人と子供2人乗って、一般道を50kmくらい出せれば」程度だったようです。
しかし、スバル360で大人4人が乗れるものが出来るということが実証されたので、この規格が日本でとても有効なものになったようです（富士重工の歴史本からの知識なので、そこは考慮ください）。一定の規模の市場があるので、なくすことも出来ず、当初と形を変えて現在に至っています。「ガラパゴス化」したものの一つ、ともいえるのでしょうね。

Answer 2

たぶん先進途上国と欧米各国では結構違っていると思います。

欧米では一部売っていたりもします。800ccにしたバージョンとかも昔からありますし。ダイハツなんかもミラをそのまま売っていましたが、円高の煽りで今年撤退してしまいましたね。皮肉なことに決めてから一気に円安に振れていますが。。欧米でのミニマムはリッターカーで、スマートだけ得意な存在としてある、という感じですよね。

それで、国産を贔屓目に見るわけではないのですが、価格と中身の絶対的なレベルでいうと、軽自動車のレベルの高さは他の追随を許さない、というか敵なしの状況と言って良いと思います。問題があるとすれば、いまのところそういうマーケットがそもそもあまり存在しない、ということでしょうね。しかし、燃費向上のことを考えるとダウンサイジングは必須なわけで、今後、日本の軽が660そのままでいろんな国を走り回るようになるのは間違いない、と思います。どういう売り方をすればいいか、各社作戦を練っている途中だと思います。