スバル XV 「走りもデザインもハイレベルなクロスオーバーSUV」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。

伊達 軍曹
伊達 軍曹(著者の記事一覧
自動車ジャーナリスト
評価

5

デザイン
4
走行性能
5
乗り心地
4
積載性
4
燃費
3
価格
4

走りもデザインもハイレベルなクロスオーバーSUV

2021.10.29

年式
2017年5月〜モデル
総評
燃費とe-BOXERの荷室容量についての意見は分かれるはずですが、全体的な走行性能の良さとデザイン(たたずまい)の良さに関しては「良い!」ということで意見はおおむね一致するはずのクロスオーバーSUVです。
満足している点
なんともしゃれたたたずまいと、スバルならではのシンメトリカルAWDレイアウトならびにSGP(スバルグローバルプラットフォーム)がもたらす安定感と上質感にあふれた走りからは、価格を超えた満足感を覚えるでしょう。
不満な点
実燃費がそれほど良好ではないという点と、e-BOXER採用グレードの荷室が天地方向にやや狭いという点は、ユーザーそれぞれの使い方次第では「イマイチ」と感じるかもしれません。
デザイン

4

基本的には「インプレッサに黒い樹脂パーツなどを付け、車高を上げただけ」なのですが、そうとは思えない“別物感”があります。内装デザインのセンスや質感も良好で、Cセグメントの国産クロスオーバーSUVのなかでは「かなりデザインがいい」と評することができます。
走行性能

5

水平対向2Lエンジンにモーターを組み合わせた「e-BOXER」は力感十分で、1.6L自然吸気エンジン搭載グレードでも力不足は特には感じません。そしてSGP(スバルグローバルプラットフォーム)がもたらす安定感とキレの良さは「クラストップレベル」と言って間違いありません。
乗り心地

4

SGP(スバルグローバルプラットフォーム)により、17インチタイヤ採用グレードだけでなく18インチタイヤ採用グレードも、しっかり感とソフト感が両立している良好な乗り心地です。
積載性

4

1.6L自然吸気エンジン搭載グレードの積載性はクラス標準といったところですが、2Lエンジン+モーターのe-BOXERグレードはバッテリーを搭載している関係で荷室の床面が高く、積載性は正直今ひとつです。
燃費

3

WLTCモード燃費は1.6L自然吸気エンジン搭載グレードが13.3km/Lで、e-BOXER採用グレードでも15.0km/L。いずれも、もうひと声ほしいところです。
価格

4

1.6Lガソリン車も2Lエンジン+e-BOXERのグレードも、車としてのクオリティから考えれば「安い!」と考えられます。
伊達 軍曹
伊達 軍曹
自動車ジャーナリスト
外資系消費財メーカー勤務を経て出版業界に転身。輸入中古車専門誌の編集長を務めたのち、フリーランスの執筆者として2006年に独立。現在は「手頃なプライスの輸入中古車ネタ」を得意としながらも、ジャンルや車種を問わず、さまざまなメディアに多数の記事を寄稿している。愛車はスバル レヴォーグ STIスポーツ。
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