2017年6月
■2017年6月
スバルは、「WRX STI」に大幅改良を施して、2017年5月24日に発表、同年6月20日より発売した。
今回の改良では、新電子制御マルチモードDCCDを採用し、車両のハンドリング性能向上をはじめ、新開発ブレンボ製18インチベンチレーテッドディスクブレーキ、新開発19インチアルミホイール&タイヤの採用(タイプS)によるコーナリングの限界性能向上によって「WRX STI」の性能を一段とレベルアップさせながら、サスペンション設定の最適化などですぐれた操縦安定性とフラットな乗り心地の両立が図られた。
さらにステアリング連動ヘッドランプやドライバーの前方確認をサポートするフロントビューモニター、アウトドアライフをより充実させるルーフキャリアブラケットを採用。安全性能とともに実用性も強化された。
内外装デザインもリニューアルされており、エクステリアは新デザインのフロントバンパーを装着。インテリアではインパネ加飾パネル&ドアスイッチパネルをハイグロスブラックとし、運転席&助手席に8ウェイパワーシート付きレカロフロントシート(レッドステッチ+レッドアクセント+STIロゴ付き)をタイプSにメーカーオプション。レッドカラーシートベルト、マルチファンクションディスプレイ(高精細5.9インチカラー液晶)が新たに装着された。
メカニズム面ではドリルドディスクローター&モノブロック対向6ポット/2ポットキャリパー(イエロー塗装、STIロゴ付き)を装着。LED2灯ハイ&ロービームランプ+ステアリング連動ヘッドランプ、フロントビューモニターなども設定されている。
■2017年10月
スバルは、モータースポーツ統括会社であるスバルテクニカインターナショナル(STI)と共同開発した「S208」を2017年10月25日に発表した。
WRX STIをベースとする「S208」は、“Sシリーズ史上最高の質感を実現した究極のドライビングカー”を目指して開発された。2015年に発売した「S207」に対してエンジン出力を向上させており、搭載されるEJ20型水平対向4気筒ターボは最高出力242kW(329ps)/7200rpm、最大トルク432Nm/3200~4800rpmの性能を持つ。
足まわりは11:1のクイックなステアリングギヤ比、フレキシブルタワーバーを始めとするSTI独自のパーツ類に加え、フロントには可変減衰力サスペンション「DampMatic II」と前後輪のアクティブトルクベクタリングにより強靭でしなやかな乗り味とシャープなコーナリングを実現。またSTI製BBS19インチ鍛造アルミホイール+255/35R19タイヤ、ドライカーボントランクリップスポイラーの装着により、走行性能を向上。大型フロントアンダースポイラーSTI製レカロバケットタイプフロントシート、専用スポーツメーターなども装備されている。
また、STIが参戦を続けているニュルブルクリンク24時間レースを想起させるモデルとして、ドライカーボンルーフやS208ロゴ入りのドライカーボンリヤスポイラーを採用した「NBR CHALLENGE PACKAGE」(限定350台)も設定。ボディカラーはWRブルーパール、クリスタルホワイトパールの2色を設定。さらに「NBR CHALLENGE PACKAGE」ではクールグレーカーキも設定されている。
販売台数は「S208」全体で450台限定とし、限定台数を上まわる商談エントリーがあった場合には抽選で商談の機会が設定される。商談エントリーは10月26日から11月12日まで。