日本初の大衆車であるスバル360を製造した富士重工（スバル）は何故、大手自動車メーカーに成長出来なかったのですか

Question

戦前から自動車産業に関わってきたトヨタと日産はともかく
後発のホンダがあれほど成長したのですから

やりようによっては国内3番目くらいの売り上げを誇るメーカーになれてたと思うのですが

Answer 1

技術力も無く、経営陣の能力も無いから。

Answer 2

売上げ・シェアだけが、大手かどうかの基準ですかね？

大した事ない会社みたいな感じで挙がってますが、クルマで「世界一」や「世界初」の称号をたくさん持っていますよ。そこに大手だから、小規模だからとか関係ありません。欧州プレミアムと呼ばれる歴史あるメーカーも認めざるを得ない、立派な仕事している会社ではないですか？

スバルがWRCへ参戦を始めた当初から、「目標は世界チャンピオンを獲る事です！」と堂々と断言していたそうです。たった１勝する事さえ本当に難しかった時期にいきなり世界チャンピオン獲るぞ！ですよ…。まぁそんな会社ですからね！

他所と同じような直４エンジン造って、他所と似たようなボディを被せて、他所と比べて高くも安くもない値段で売るような商売していたら、確かに楽に儲けられシェアも伸ばせるかもしれませんね。そんな低い目標を追わなかったから、数々の乗って愉しいスバル車が生まれたとも考えられる…感謝ですね。

Answer 3

昔のホンダとスバルを比べると、どちらも技術優先の車造りをしていたにも関わらず、ホンダがデザインや内装があか抜けていて、技術もＣＶＣＣで環境に優しく、ＶＴＥＣで効率的かつスポーツ性の高いエンジンを造っていて、顧客にも魅力が分かりやすかったのに対して、スバルは、普通車は水平対向エンジン、軽は2気筒→4気筒エンジン、スーパーチャージャー、サスが4輪独立サス、シンメトリカル４ＷＤと顧客に技術の優秀性が分かりにくい上、ホンダよりもスバルの方が技術優先だったので、デザインや内装がどこか野暮ったかったのが、顧客には魅力として分かりにくかったのではないでしょうか。
結局、レガシィが出るまでの間の車造りでホンダの方がスバルよりも魅力的な車を造っていたから、ホンダは設備投資できて、あれだけの大メーカーになったのでしょうね。スバルは、レガシィ以降売れる車が造れるようになりましたが、結局設備投資ができなかったので、今でも小メーカーの地位に甘んじているのでしょうね。
ただ、今となってスバルも国内も海外も車が売れるようになって、生産が追い付かなくなって、工場がフル稼働状態だとか。
あと考えられるのは、ホンダが割と車とバイク中心だったメーカーだったのに対して、スバル、すなわち富士重工は、車だけでなく、航空機、産業機器、以前であれば、鉄道車両、バス車体も造っていた多角企業だったということもありますね。つまり、スバルは車ばかりに企業の力を集中できなかったということですね。

Answer 4

スバル360は、確かに日本初の「大衆車」と言えるものですが、会社の社風として、個性が強い車づくりなので、他社が追随してきたら、他社にユーザーを多くさらわれたこと、また、日本人は「○○馬力！」とか「最高速度○○○ｋｍ！」というカタログデータで車の良し悪しを決める傾向であったので、実用性重視で堅実なスバルは、深追いしなかった。（一応スポーツモデルは出してみた）また、スバル360以降の軽自動車は、ＦＦレックスが昭和５８年（かな？）に出るまで、失敗デザインの連続であった事。（普通自動車も、レオーネのデザインはひどかった。）1000ｃｃで出たエンジンを、ボアアップ（ピストンの直径を大きくすること）で1600ｃｃまで拡大して使っていたが、基本的に革新的な技術の導入が遅れたこと、スバリストと言われる、熱心な信奉者と、4ＷＤが必要な降雪地区と農協・赤帽以外に、車が売れなかった等、種々あります。典型的な、「技術は有るけど、マネジメントが出来ない」という職人気質のメーカーであるからでしょう。そういう自分も、スバリストです（笑）一例を申し上げましょう。先代のレガシイが発売された時、ディーラーの営業マンが「燃費が劇的に良くなりました！」と宣伝していたが、自分が「他社と比較したら、普通になったという事でしょ？」という悪魔の一言を発したら、撃沈して黙ってしまった。もう一つ、「何でインプレッサは、1500ｃｃでも燃費が悪いんですかね？」の問いに、営業マン曰く「スバルって、エンジンマネジメントがヘタなんですよ」の一言で終了というのもありました。

Answer 5

それは戦争が係わっています。
何故、トヨタがこれほどまで成功を収めたのかはトヨタが有名で無かったことや空爆から逃れ工場は残ったことが要因であると思われます

それに対して三菱や富士重工は戦闘機などや軍事兵器を作っていたのでことごとく破壊された

ホンダは終戦後に誕生するが、ゼロからのスタートと経理部門が優れていた

なんども倒産危機を迎えながらも乗り越えてこれたのは創業者のカリスマもあるが利益のほとんどを研究に回すなどや経営陣を同じスペースに配置するなどスピード感があり従業員個人の能力を高めるなどもあるね

あとは一族を後継者にしない、社長は技術部門のみとするなど他社にはない体制が良かったとも考えられる